Docker for Mac とは？ Docker 初心者にすすめる3つの理由 ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

Docker をローカル環境で使用する場合、どのようなツールを使ってますか？
VirtualBox 等のクロスプラットフォームを使ってる方も多いかと思います。

ただ、VirtualBox に Docker をのせて運用していると、 VM を立ち上げる手間が発生したり、そもそも環境構築が難しかったりします。
そんな問題を解決してくれるのが今回紹介する Docker for Mac です。

VirtualBox 無しに Docker を扱うことができるアプリケーションです。

MacOS 上で Docker は扱うことができないので、通常だと VirtualBox に CoreOS などを立ててその上で行うものですが、 Docker for Mac だとMacOS 上で動いてるかのように振る舞ってくれます。

現在、Stable 版が公開されており、安心して使うことができます。

また、Docker for Mac を導入すると、Docker の他に Docker Compose も使えるようになります。

Docker また Docker Compose について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

1コマンドで作った。Dockerで開発環境を構築する方法

Docker for Mac のメリットを紹介していきます。
下記のURLからダウンロードすることができます。

https://store.docker.com/editions/community/docker-ce-desktop-mac

Docker for Mac 導入においてのシステム要件は下記に記載します。

・ Mac のモデルが2010または、それ以降のものであること
・ MacOS のバージョンが10.10.3( Yosemite )または、それ以降のものであること
・ メインメモリが4GB以上であること

それでは、すすめる3つの理由を見ていきましょう。

1. VirtualBox が不要！

Docker for Mac のメリットとすれば、まずこちらがあがってきますよね。
VirtualBox が不要ということは、 毎回、Vagrant を使って VM を立てる必要もなく、また、 Vagrant の細かな設定に悩まれることはありません。

環境構築にハマりやすい初心者にはとくにおすすめです。

2. 環境構築が高速！

VirtualBox で行おうとすると、 VirtualBox と Vagrant をインストールして、 Vagrantfile を設定して、 Docker をインストールして、、
といった作業がでて来ると思います。

ただ、 Docker for Mac はアプリをインストールするだけで、すぐに Docker を扱うことができます。

3. 起動が速い！

Docker for Mac の起動は VirtualBox と比べると早いです。
また、 Docker for Mac を起動するだけで Docker コマンドを使えるようになるので、手間もありません。

設定すると Mac 起動時にあわせて Docker for Mac を起動することもできます。

いかがでしたでしょうか。

今回は Docker for Mac を紹介しました。
ボリュームマウントの速度が気になる方は、 docker-sync というツールがあるので、見てみてください。

開発環境に時間をかけたくない初心者の方は是非、 Docker for Mac を使ってみてください。