【SiTest TV】『【基礎から学ぶマーケティング】マーケティングとは?前編(1/6)』
YouTube チャンネル「SiTest TV」にて、『【基礎から学ぶマーケティング】マーケティングとは?前編(1/6)』を公開しました。全6回にわけて、マーケティングやフレームワークの基礎を学びたい方向けに、書籍では語られないリアルな活用法を解説していきます。
記念すべき第1回は、そもそも「マーケティングとはどういうことなのか」という基礎から、当社代表取締役CEO 金島と、SiTest 事業部 佐谷が話します。マーケティング初心者・新卒社会人の方にも役立つ内容になっています!
【基礎から学ぶマーケティング】マーケティングとは?前編(1/6)
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以下に書き起こしもございますので、ぜひご覧ください。
マーケティングってどういうこと?
佐谷 本日はなんと当社の代表、金島をお呼びしております!
金島 よろしくお願いします!
今回に関してですけれども、マーケティングを学びたい方にとっては非常に参考になる点があるかなと思います。理由としましては、僕が以前1000万円ほどかけて学んできたマーケティングですが、「MBA」というのがあって Master of Business Administration という結構ビジネス界では有名なんですが、そこでマーケティング、ファイナンス、アカウンティング、リーダーシップなど、学んできた内容をできる限りわかりやすく、もう少し実践的にお答えしたいと思います。
佐谷 ではまず最初のテーマは「マーケティングってどういうこと?」
これは結構ざっくりとしたテーマですが。
金島 ざっくりやなぁ笑
佐谷 マーケティングを学んでいきたいという方は結構多いと思うのですが、自分もそうなんですがそもそもマーケティングってどういうことだろう、と結構わからないかと思いまして。
金島 僕が行っていた経営塾とかではほぼほぼマーケティングという言葉は使いません。だけど、そこを前提にマーケティングというものがどういうものかというのをお伝えしたいと思うのですが、まずビジネスを考える上でマーケティングから考えると大体失敗します。
金島 本来、重要なのは、まずビジョンがあって、理念があって、戦略があって、マーケティングがあって、マネジメント、と言われています。だから最初からマーケティングを考えて何店舗増やすとかいうと、志とかビジョンがないから社員がついてこなかったり、それに心打たれる客が少なくなってしまったりするから理念というのはすごく重要。
マーケティングするにしても、そのビジョンとか理念に連動しているかどうかということから入って、自社のマーケティングに活かしていただきたいというのが大前提です。
金島 その上でじゃあマーケティングってどういうものなのっていうと、もうこれは簡単に売れる仕組みです。
どういうふうに販売促進するのか、広告を打つのか、業界用語ではナーチャリングって言ったりもするんですが、簡単に言うと商品を理解してもらったり例えば顧客の満足度を上げていったりとかですね。そういうことをして商品の認知度を上げたり、購買の継続性を上げたりすることが一般的なマーケティングという定義ですね。
それぐらい簡単に思ってもらった方がいいんじゃないかと。デジタルマーケティングとか、〇〇マーケティングとか言うとすごく難しいと思う人たちもたくさんいるけれど、「売れるため」だから、売るためと考えると少し違う。
金島 「売る」というとプッシュ型のイメージがついてしまうから営業も強化してしまったり、たくさん人を入れてしまったりするけれど、本当は「売れる仕組みをつくる」ということ、「お客さんから来る」と、こういう仕組みを作るのがマーケティング。
佐谷 消費者から買ってもらえるという状態を作り出すこと。
金島 やはりテレビCMをバンバンうったとしても、これはマーケティングとは言わなくて、また例えば広告戦略は売り込みという要素が強い。ただその広告の中にその次のチャネルとしてSNSがあったりとか、その別のものがあって、オフラインで店舗があったり、その他の様々なプラットフォームを活用して、最終的には商品の購買数を上げるということがマーケティング。ちょっとそこを勘違いして結構痛い目にあってきた人をたくさん見てきた。そこだけ覚えていただくといいかなとはまずは思います。
マーケティングの勉強について
佐谷 これだけインターネット社会になったじゃないですか。
金島 うんうん。
佐谷 そうすると当然消費者が情報をスマホで検索して、というような感じで、どんどん(競合と)比較されたり、いろいろなことが起こると思います。やはり企業の思惑どおりになかなか消費者がものを買ってくれない時代になってきていると思うんですね。そのあたりってインターネットが普及したことによるデメリット、また真逆のメリットはあったりしますでしょうか?
金島 さっきのマーケティングの続きになるんですけれども、テレビってどういう視点で見ている?
佐谷 自分が欲しくない情報や、別に欲しくない商品の情報とかはどんどんくるので、正直うざったいと思うことが多いかもしれないですね。
金島 僕のテレビの見方は、例えば芸人さんだと一発屋は多いし、歌手でも一発屋がいたり、長くできている人達がいるけれど、この違いってなんやねん、ということを考えることがマーケティングの実務にすごく有効。
それは例えば人間性とかだとしたら、会社としては会社の文化だったりカラーだったりする。で、ちょっとでも売れて調子に乗ったりする芸人さんとかいたら干されたり、文春砲を受けたりする。だから調子乗ると、足元、高転びするわけ。だからテレビをみて、この人は売れ続けるのか、売れ続けないのかということを、どういう視点で彼は自分をブランディングしていっているのか、認知させようとしていってるのか見ていくとかなり勉強になる。
企業の思い通りモノを買わなくなった賢い消費者
佐谷 インターネット社会になって、企業の思い通りにものを買わなくなった、消費者が賢くなってきていると思うのですが、そのあたりどうお考えでしょうか。
金島 いろんなものを見ているから賢くなったというのももちろんあるし、情報過多になり過ぎている所もあるし、逆にユーザーの取捨選択ができなくなっている状況にはなってきているのかなと。
だからやっぱり目立った方が商品としては売れやすくなっている現状もあるし、良い製品、良いツール、良いシステムとかでも、それだけでは売れなくなってきている。よくエンジニアリング関連、ベンダー関連の会社が勘違いするケースがあるけれども、この製品ができたら売れる、こんな良いシステムができたら売れるぞ、というのって全く違っていて、良いモノが売れるとは限らない。例えば、お腹の筋肉に(お腹に手をあてて)。
佐谷 ああ、よくありますね。
金島 パカパカしたら1分間にどうのこうっていう。
佐谷 6なんちゃら笑
金島 あれがやっぱり上手いわけ。ああいうのが実際のお客さんのことをわかっていたり、ターゲットをちゃんと決めたりしているところがあるかなあ。
金島 だいぶデジタルに移行されているし、どれだけ面をいっぱいたくさん見せられるかも重要。少なくとも7回は見せたい。「ザイオンス効果」という、人間でもそうやけど7回くらい会ったら信用をしたり認知したりされる。「マジカルナンバー7」とか言われたりもするんですが、7個前後くらいのことは記憶に残るらしい。
佐谷 なるほど。
金島 それ以外のことってもうほとんど1日経ったら記憶に残らない。5個で覚える人もいれば9個で覚える人もいるから、できる限り大きな目にたくさん当てていく、何度も追いかけていく。今だったらリターゲティングやリマーケティング、そういうのも使って。
金島 「フリークエンシーキャップ」というのもあって、ようは広告を見過ぎたらお客さんも飽きてしまうので、3回~5回見たらそれ以上はしばらく広告見せない、または違う広告を見せるとか、こういうことが小手先のことになるけれど技術としてはあるので、そういうデジタルのやり方もちゃんと覚えてもらうとより良いのではないかなとは思いますけどね。
佐谷 ネット社会になったからこそ、そういう何回も面に当てて、ツールであったりとか、あとその先ほど芸人さんやアーティストさんのお話あったと思うんですけれども愛され続けるということがやはり重要になってくるんですかね。
金島 やっぱり会社でもそうだと思うけど、芸人さんのコンビを見ていても、仲悪そうな芸人さんと仲良さそうな芸人さんがいたとしたら、やっぱり仲良さそうな芸人さんの方が好感度も上がる。
佐谷 そうですね。
金島 なんかギスギスしていそうだったらやっぱり売れない。例えば昔だったらダウンタウンとか。テレビで見ていたら仲良さそうに見える。ああいうのもマーケティングで、彼らは無意識にそれがわかる人。だから会社の中でも、ギスギスしているのか風通しが良いのかをとっても、いろんな形があるのかなと思う。
佐谷 なるほど。ありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
第2回以降も楽しみにお待ちください!
さいごに
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