Googleの人工知能とお絵かきクイズ。「Quick,Draw!」を試してみた。
以前のエントリで、画像をアップロードすると食べ物かそうでないかを判定する人工知能、画像解析できるマン(株式会社ウサギィ)を紹介しました。
人工知能がたまに的外れな回答をすることがあり、お遊びのネタとしてソーシャルネットワークなどで取り上げられて大きな反響がありましたが、今度はGoogleが「人間の描いた絵」を人工知能に当てさせて遊ぶことができるウェブサービス「Quick,Draw!」を公開しました。
かつてピクトチャットの達人として画力には少しばかり自信がある私が「Quick,Draw!」でどのように判定されるのか試してみました。
Quick,Draw!とは
人工知能が出題するテーマを6問に対してマウスを使って(モバイルやタブレットでは直接)プレイヤーは絵を描くことで回答します。
描いている最中にも、人工知能はその過程で思いついた答えをどんどん投げかけてきて20秒以内に正解まで導くと勝ち。
先に私が試した全6問の問題と結果を発表します。
第一問:のこぎり
これは簡単に正解!「line」「zigzag」など、物体以外のものでも人工知能は認識していることがわかります。
第二問:ドラム(セット)
ドラムセット?でいいのかなと思って描き出したところ二つ目のドラムを描いた時点で人工知能が正解。
特にドラムの特徴を押さえている絵とは我ながら思えず、この時点で特徴として何を見ているのかはよくわからない感じに。
第三問:コーヒーカップ
これは簡単、自信をもって描ける!と思ったのですが・・・
我ながらよく掛けたと思ったのにどういうことか。
潜水艦→下着→金床→サンドウィッチ→マグカップ(惜しい!)→流し台(マグカップの下に描いたお皿を誤認?)→ストーブ→パン
と迷走しているうちに20秒がタイムアップ。
第四問:歯ブラシ
これものこぎりと同じぐらい簡単でした。
第五問:ワイングラス
キーボード→ピーナッツ→ワイングラスという変遷が謎ですが・・・これも簡単にクリア。
第六問:教会
これはちょっと難しい。十字架をアピールする作戦で回答しましたが…
これは完全にこちらの画力不足でタイムアップ。
答え合わせ
結果的には6問中4問的中でまずまずの結果でした。
回答した絵をクリックすることで「描いた絵が類似している他の3枚」「他の人の描いた絵がどのようなものか」を確かめることができます。
どのように分析しているのか?
一般的な物体認識の画像認識では、アップロードされた写真に依存しますが色彩などかなりの情報量を画像から得ることが出来ます。
しかし今回のQuick, Draw!は白黒の線画で、かつマウスによる描画なので繊細なタッチも不可能、ましてや20秒の制限時間付きなので単純な線画で特徴を分析する必要があります。
Quick, Draw!では文字認識用の人工知能システムを転用し絵を認識しており、人工知能は形状だけでなく対象を描き始めてからの順番も分析し、学習しています。
お題に合わせてユーザーが回答することでパターンが蓄積され更に人工知能の精度は上がっていきます。
最後に
Googleは「Quick, Draw!」以外にも人工知能のとしてA.I. Experimentsという
デモンストレーションサイトを公開しており、今回の「Quick, Draw!」もそのコンテンツのうちの一つ。
Quick, Draw!は単なるゲームとしてもかなり熱中してしまいますが、他のデモも興味深いものが揃っています。
人工知能がどのようなものかを体験し、理解してもらうことで人工知能についての裾野を広げるという取り組みはGoogleにかぎらず今後もっと増えてくるのではないでしょうか。
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