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【海外事例9選】CTAのABテストで有効な3つのテクニック

ABテストでどこをどう改善すべきか分からない。
実施してみたがいまいち成果があがらない。次の一手が思い浮かばない…
と日々悩んでいるサイト運営者の方も多いかと思います。
そんな時に見直していただきたい場所の1つが「CTA」です。
本記事では、サイト改善の先端を行く海外事例を基に、CTAの改善に役立つ3つのテクニックをご紹介いたします。
定番だけではなく少しユニークな手法も取り上げておりますので、是非今後のアイデアにご活用ください。

目次

CTAとは?

CTAとは「Call to Action」の略で、Web広告やコンテンツ、メールなどを見た人に、次のステップに進むよう「行動喚起」するものです。
クリックできるボタンや画像、テキストなどで表現される傾向があります。
具体的には、以下のようなものがCTAとして使われます。

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CTAの改善が重要な理由

様々な目的をもって訪れるユーザーに対し、いかに興味を惹きつけ最終的なコンバージョンへ導くかが、Webマーケティングにおける重要課題です。
CTAは入力フォームと並んでコンバージョンの直前段階にある要素です。
つまりCTAを改善することは、ダイレクトにコンバージョン数やコンバージョン率(CVR)へ影響を与えます。
CTAを「なんとなく」設置するのではなく、コンバージョンを左右する重要要素と捉えてABテストで改善を図っていきましょう。
海外事例から学ぶ、CTA改善に必要な3つのテクニック

CTAの改善には、大きく分けて次の3つのテクニックが挙げられます。

  • 1. ボタンの視認性を高めるデザインにする
  • 2. ユーザーフローに沿った配置にする
  • 3. ユーザー心理に訴えるコピーを使う

事例に沿って、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. ボタンの視認性を高めるデザインにする

デザインはユーザーに与える印象を大きく変化させます。
一目見てボタンだと分かるような配色・サイズ・形・エフェクトなどを意識しデザインを変更するだけで、コンバージョンが大きく改善する場合があります。
ただそれだけ?と思うかもしれませんが、実際に効果があった事例をご紹介いたします。

・ボタンの色を変更しただけでCVR21%向上


出典:https://blog.hubspot.com/blog/tabid/6307/bid/20566/the-button-color-a-b-test-red-beats-green.aspx

アメリカのPerformable社の自社サイトでは、「緑色」より「赤色」のCTAボタンの方がCVRが高くなったという事例です。
このテストで注目すべきは、CTAボタンには「赤色」が最適だったということではなく、色によってコンバージョン率が変わるという事実です。
しかし色による効果は、背景とのコントラストやユーザーニーズ等の様々な要素が関係しているため、全てのウェブサイトに適した結果とはなりません。
ABテストを通して、自社サイトに適した色を発見することが重要になります。

・カートボタンの色と形を変更しCVR35.81%向上


出典:https://beemdigital.com/10-call-to-action-case-studies-examples-from-button-tests/

こちらも些細な変更が思わぬ効果をみせた事例です。色や形がユーザーの行動心理に影響を及ぼすことが伺えます。

2. ユーザーフローに沿った配置にする

CTAの配置場所も重要です。ユーザーがストレスなく自然とCTAに辿り着く導線を作ることが、コンバージョンの向上に繋がります。
次の3つのポイントを考慮しながら最適な配置場所をテストして行きしましょう。

  • ■ 視線の流れを考慮する(Fの法則)
  • ■ 強いキャッチコピーや訴求ポイントと連動させる
  • ■ 「自然と目につく場所」に設置する(ファーストビューでの設置や固定型・追随型ボタンの設置など)

ここでは2つの事例をご紹介いたします。

・視線誘導を意識したボタン配置にし35.6%売上増加


出典:https://vwo.com/success-stories/underwater-audio/

Web上での視線の動きとして「Fの法則」と呼ばれる原則があります。
ユーザーの視線が左下→右上→左下→右下の順に動くパターンを指します。
Underwater AudioというECサイトでは、このFの法則の元、多くのユーザーが顧客レビューを読まずに別ページへ遷移していました。
そこで顧客レビューを見た後にCTAボタンが目に入る配置に変えたところ、購入意欲が高まり大幅な売上増加に繋がりました。
このように視線誘導を意識することで、ユーザーに見せたい情報の順序を意図的にコントロールすることができます。
ユーザーはストレスなくWebサイトを見続け、自然にコンバージョンを促すことが可能となります。

・価格情報直下にボタンを移動しCVR41%向上


出典:https://unbounce.com/conversion-rate-optimization/landing-page-cta-placement/

既存LPでは、「プランを選んでください」というナビゲーションボタンを押下すると、プラン詳細と申し込みボタンが表示される仕組みでした。
テストパターンでは、申し込みの意思決定に重要な要素である「価格情報」直下にCTAボタンを移動させた事で、ナビゲーションボタンを押下しなくても申し込みができる導線を設計し、コンバージョンが大幅に改善されました。
説得力のあるコピーや情報を見たユーザーは「行動を起こしたい」という気持ちが高まります。上昇したモチベーションを保ったままCTAに誘導することでクリックに繋がった事例となります。

 

3. ユーザー心理に訴えるコピーを使う

デザインや配置改善も重要ですが、その効果を最大化させるには使用するコピーが鍵となります。ユーザーに行動を促すコピーのポイントは、次の4つが挙げられます。

  • ■ より具体的な行動を明記する
  • ■ 大勢ではなく個人に訴え自分事化させる
  • ■ マイクロコピーで心理的ハードルの低減や緊急性を促す
  • ■ 「思わず押したい」という好奇心を刺激する

それぞれの事例を見ていきましょう。

・アカウント作成後のアクションを明記してCVR31.03%向上


出典:https://beemdigital.com/10-call-to-action-case-studies-examples-from-button-tests/

ユーザーにとってほしい行動を出来るだけ具体的に明記するとクリックへと誘導しやすくなります。この時「ダウンロード」等の名詞ではなく「ダウンロードする」と動詞にすると効果的です。

・ユーザーの課題と解決法を具体的に表現してCVR10-24%向上


出典:https://medium.com/@yuvrajpratap/27-amazing-call-to-action-case-studies-with-key-takeaways-and-examples-fae876d154e0

「schedulicityを無料で試してみる」から「面倒なスケジューリングはもうやめる」と、より個人へ向けた訴求に変えて効果をあげました。
この場合、1人称で表現する方が、より「自分事」として捉えやすくなります。
(「今すぐ始めよう!」ではなく「今すぐ始める!」など。)

・マイクロコピーをたった一言加えただけでCVR約30%向上


出典:https://www.autogrow.co/37-best-conversion-optimization-case-studies/

心理的ハードルを大きくに下げる「無料」というフレーズを添えるだけで大きな改善が見られた事例です。
「マイクロコピー」はその名の通り、ごく短いテキストを指すものですが、コンバージョンを左右する力を秘めています。

下記の記事ではマイクロコピーの重要性を解説しています。
CTA で訴求するコピーの参考にもなりますので、興味のある方はご覧ください。
参考:マイクロコピーを改善してウェブサイトのコンバージョンを向上させよう

・遊び心あるメリット訴求でCVR8.39%向上


出典:https://vwo.com/success-stories/roeder-studios/

このキャンペーンに参加するメリットを、「私を有名にして!」というユーザー目線のキャッチーな言葉に言い換えてコンバージョンを改善しています。
海外ならではの大胆なアイデアですが、こういった施策を可能にするのも、リニューアルの手間等がかからないABテストの魅力の一つです。

・CTA下に敢えてCVと直結しないオファーを出してCTR244.7%向上


出典:https://designforfounders.com/ab-testing-examples/

Centraal Beheerというオランダの保険会社が実施したのは、申し込みボタンの下に「このページをLinkdinでシェアする」というユーザーニーズとは無関係なリンクを張るという実にユニークなテストです。
このアイデアは海外の慣用句である「Hobson’s Choice(ホブソンの選択)」から来ており、「選択の余地がない」「究極の選択」等と訳されます。
つまりユーザーに2つの選択肢を与えているが、事実上は1つしか選べないように導く手法です。

さいごに

今回はCTAの改善にどのようなABテストが有効かについて成功事例を基に解説しました。
CTAは小さな改善から大きな効果を生む可能性を秘めていますが、必ずしも思い描いたような結果が出るとも限りません。
ABテストを行った際は、その後の効果検証がとても重要になります。
ヒートマップなどのサイト解析ツールを活用し、テストによってユーザー行動にどのような変化が生じたか分析し、また新たなテストを繰り返すことで最適なCTAを探るようにしましょう。

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