Node.jsの次世代Webフレームワーク「koa」とは？ ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

皆さんはNode.jsでお仕事されていますでしょうか。
日本ではまだまだ少ないようですが、NASAのOSSでも採用されていたり、処理もかなり早いのでオススメですし、弊社のプロダクトでは積極的に採用しております。

Node.jsのWebフレームワークといえば
expressがデファクトとなりつつあり、弊社のプロダクトも大半はexpressを使っています。
今回はexpressの開発チームによって開発されたフレームワーク「koa」を紹介します。

Koa is a new web framework designed by the team behind Express, which aims to be a smaller, more expressive, and more robust foundation for web applications and APIs. Through leveraging generators Koa allows you to ditch callbacks and greatly increase error-handling. Koa does not bundle any middleware within core, and provides an elegant suite of methods that make writing servers fast and enjoyable.（公式サイト #Introduction）

Koaは、expressの開発チームによって設計された軽量フレームワークで、generatorを使うことでコールバック地獄に陥らないように設計されている次世代のNode.js用Webフレームワークとのことです。
多彩なミドルウェアが用意されており、それらを連携させることにより簡単に楽しくコードを組み上げることができます。

KoaはNode.jsの最新バージョンで動作しますが、
0.11.xを使用したい場合は --harmony もしくは --harmony-generators flag 　が必要とのこと。

あとは npm でインストール〜実行できます。

$ npm install koa
$ node app.js

npm って本当に便利です。

サンプルとしてHello Worldを書いてみましょう。
koaをインストールしたディレクトリに app.js というファイルを作りましょう。中身は下のように書きます。

var koa = require('koa');
var app = koa();

app.use(function *(){
  this.body = 'Hello World';
});

app.listen(3000);

Nodeコマンドでapp.jsを実行します。

$ node app.js

ブラウザを開いてhttp://localhost:3000 にアクセスすれば「Hello World」と表示されているかと思います。

たった6行でしたね。簡単。

expressとは異なりミドルウェアに細かく分解されているので、ミドルウェア開発がかなり楽しいそうです。
出来上がったコードもコールバック地獄にならず、見通しがいいモノになるのであれば、目的によってはフレームワーク選定の選択肢にいれても良いのではないかと思います。

◆社内で採用しているAltJS「 LiveScript 」でHelloWorld

上記のHello Worldのコードを弊社で採用しているAltJS　「LiveScript」で書いてみます。

require! <[koa]>
app = koa!

app.use ->*
  @.body = 'Hello World'

app.listen 3000

かなり見た目がかなりスッキリしたと思いませんか？
LiveScriptの詳細は別のスタッフがこちらの記事で紹介してます。
Haskellライクに書くことができ、関数型言語としても面白いですよ。

そんなLiveScriptで仕事してみたいという方！
絶賛募集しておりますので採用ページよりエントリーお待ちしています。

http://koajs.com/
https://expressjs.com/
http://livescript.net/