Javascript の統計ライブラリ simple-statistics.js を試してみた。
統計処理関係のライブラリが充実しているプログラミング言語は、専用の言語である R や、 Python がありますが、もちろん、他の言語にも統計処理ライブラリは存在します。
今回は、JavaScript の統計処理ライブラリである Simple Statics(https://simplestatistics.org/)を使ってみます。弊社では Node.js での開発が多いので、 JS のライブラリはありがたい存在です。
JSなので、もちろんブラウザでも実行できるのですが、今回は Node.js で実行します。
インストール
まずはインストールです。といっても、npm install を実行するだけです。
npm install --save simple-statistics
使い方
基本的な使い方は、ドキュメントで紹介されています。平均や分散など、基本的な関数はもちろん、線形回帰や、ベイズ分類器なども用意されています。
https://simplestatistics.org/docs/
今回は、相関係数を求める sampleCorrelation を使ってみます。
別のブログにて、Python を使って「国語の点数と数学の点数の相関関係」を求めていますが、同様に行います。
'use strict'
var ss = require('simple-statistics');
var japanese = [5, 73, 29, 63, 68, 28, 45, 78, 70, 93];
var math = [11, 82, 25, 61, 66, 27, 42, 88, 71, 84];
var correlation = ss.sampleCorrelation(japanese, math).toFixed(2);
console.log(correlation);
結果は以下のようになりました。
0.98
Python の Numpy で行ったときは0.975751057911でした。小数点2位以下は丸められるようですが、「強い相関が見られる」という結果に変わりはありませんでした。
CDN版もあり
今回は Node.js で使用してみましたが、
https://unpkg.com/simple-statistics@4.1.0/dist/simple-statistics.min.js
に CDN を設定すればブラウザからでも利用できるので、是非そちらでも試してみたください。
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