スクロール(アテンション)ヒートマップを使い、ユーザーの注目コンテンツを把握しよう
現状を分析することもなく、何も考えずにウェブサイトをリニューアルするとページの滞在時間が減少した・・、離脱率が増加した・・など、失敗ケースとしてよくありがちです。
ページ内のどのコンテンツがユーザーに興味を持たれているのか、またどこが興味を持たれていないのか、現状を把握しないと改善どころか逆に成果が悪くなってしまうのは当たり前です。
このようなことにならないよう、スクロール(アテンション)ヒートマップでユーザーのページ到達率・ページ滞在時間を把握し、ユーザーの注目しているコンテンツを理解することが大事です。
今回は、スクロール(アテンション)ヒートマップについてご紹介いたします。
目次
「ヒートマップツールの導入を検討している」「ヒートマップとは?」「ヒートマップのメリットって何?」このような内容について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
スクロール(アテンション)ヒートマップとは
一般的にスクロール(アテンション)ヒートマップとは、ページのどの部分までスクロールしているのか、その位置を色やファネルで視覚化したものです。
SiTest では「ユーザーがどこまでスクロールしたか」や「どこで離脱したか」といったスクロールヒートマップのデータをグラフで定量的に分析ができます。
スクロール(アテンション)ヒートマップで定性的に分析
スクロールヒートマップ(※一般的にはアテンションヒートマップと呼ばれています)とは、ウェブページ内でのユーザーの滞在時間の長さに応じて色で視覚化したものです。
一般的に、滞在時間が長い場所ほど色が赤く、滞在時間の短い場所ほど青く表示されます。
但し、実際にどのコンテンツにユーザーが注目しているのか・離脱につながっているのかはスクロールヒートマップだけでは判断できません。
定量的に分析をしたい場合は、スクロールデータで分析ができます。
スクロールデータで定量的に分析
スクロールデータとは、ページ内での場所ごとの滞在時間、離脱数、到達数を数値でグラフに示したものです。(※上部赤枠で囲んでいる箇所)
スクロールデータを活用することで、定量的な分析が可能になり、大きく2つのポイントで解析いただくことができます。
① ユーザーがどのコンテンツに興味を示しているのか
ページ内で必要な情報がすぐに見つからないとユーザーは求めている情報がないと数秒で判断して、直帰してしまう可能性は高いです。
ページに問題がある場合は、ビジネスの機会損失に直結するため、ユーザーが興味を示しているコンテンツを見極めることが大事です。
ユーザーが必要としている情報をページ上部に移動させるなど、コンテンツ設計やページ導線の改善が必要です。
② ページがどこまで読了されているのか
せっかくのページがユーザーに見られていない状況だとコンテンツとして意味をなさないことになります。
記事型のランディングページであれば読了率が指標となることが多いため、ユーザーにどこまで読了されているかがポイントとなります。
ページの読了率が低い場合は、目次や画像コンテンツを追加してわかりやすい情報を提供するなど改善が必要です。
スクロール(アテンション)ヒートマップ解析からわかる改善ポイント
スクロール(アテンション)ヒートマップを使用することで、実際にどのようにコンテンツを改善できるか、活用方法をご紹介いたします。
ユーザーがページのどこまで到達しているのかを発見
ユーザーのページ到達率(スクロール率)を見ていただき、何割のユーザーがどこのコンテンツまでたどり着いているかを判断いただけます。
記事型のランディングページで考えると、ページ下部まで読ませることが本来の目的であることが多いのでユーザーの読了率を図る際に非常に役立ちます。
ページ到達率をみて、到達率が大きく減少している箇所があれば、そのポイントに課題があると考えられます。
そのような場合は、コンテンツの構成内容を変えてみたり、コンテンツ自体を削除してみるなど、コンテンツ設計を見直すことで到達率の改善につながるケースもございます。
ユーザーがどこのエリアで離脱しているかを発見
ユーザーがページ内のどこで離脱(直帰またはページ遷移)につながっているかを判断いただけます。
フォーム一体型のランディングページで考えると、下部のフォームに到達するまでに離脱率が高い場合だとフォーム到達までの導線設計に問題があると考えられます。
ページ離脱が多いポイントがあり、そのエリア内にページ遷移できるリンクがなければ、直帰につながっていることになります。
そのような場合は、フォームが下部にあるとわかりやすい導線設計にすることや購入を促すコンテンツを入れるなどすることで離脱率改善につながるケースもございます。
ユーザーの注目しているコンテンツを発見
ページ内のどのコンテンツで滞在時間が長いのか、それを見てユーザーが興味・関心を持っているのかを判断いただけます。
滞在時間が長いコンテンツは、ユーザーが立ち止まってコンテンツを熟読していると読み取れます。
そのような場合は、コンテンツエリアに意思決定を促すボタンを配置させることでコンバージョン率の向上につながるケースもございます。
逆に滞在時間が短いコンテンツは、コンテンツの読み飛ばしされていると読み取れます。
そのような場合は、ユーザーにとって興味の薄いコンテンツと考えられるため、コンテンツエリアを思い切って削除してみることで到達率の向上や離脱率の改善につながるケースもございます。
さいごに
スクロール(アテンション)ヒートマップと活用方法について紹介しました。
スクロールヒートマップ(※一般的にはアテンションヒートマップと呼ばれています)で定性的な分析、スクロールデータで定量的な分析をすることでページの離脱率や読了率改善にご活用いただけます。
ページ回遊率やコンバージョン率が伸び悩んでいるサイト、ページだからといって全てリニューアルするのではなく、スクロール(アテンション)ヒートマップから何が課題としてあるのかを分析し、それを基にページ改善やリニューアルしていくことが失敗しない秘訣となります。
多機能ヒートマップ解析ツール SiTest(サイテスト)
当社が運営、開発を行う多機能ヒートマップ解析ツール SiTest(サイテスト)は、豊富なヒートマップを搭載しています。
この記事でご紹介したヒートマップと同等の機能を搭載しているので、ユーザービリティの検証、コンテンツの評価が視覚的に行うことができます。
また、定量データによる解析もできるので、客観的な分析も可能です。
面倒なタグ設置などの初期設定からオンラインデモ等、サポートも充実しています。
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