注目の人工知能会話アプリ・チャットボットサービス7選
「人工知能」といえば対話型…そう思っていたときもありました。
日本人は子供の頃からアニメなどでロボットと友達になる、といった内容に触れているからか、機械を擬人化して親しみを持つことに抵抗が薄いそうです。
アメリカでもR2D2などかわいいロボットはあると思うんですが…
今回はユーザーとコミュニケーションをすることで機能している人工知能を取り上げました。
Musio
https://themusio.com/index.ja.html
人工知能を搭載した「お友だち」なんですが、もともと英会話学習を目的に開発されていた人工知能エンジンとして開発されていたことから、TOEFL対策用の学習用ロボットとしても利用できるそうです。
人間との会話を聞き取って記憶し、関連する質問をしたり応答をしてくれるそうです。
アルドゥイーノ(初心者でも扱いの容易なマイコン基盤)も搭載されていて、機能拡張も可能です。
サイトでも子供向け教材としてのパッケージが販売されており、かつてはテレビ画面の中にしか存在しなかったお友だちロボットがリアルに勉強に付き合ってくれるという感じです。
RoBoHoN
https://robohon.com/
RoBoHoN(以下ロボホン)はシャープが開発する人工知能「ココロエンジン」が搭載されている、携帯電話で、ユーザーとの会話、ダンスなどもこなしてしまうヒューマノイドロボットです。
シャープは人工知能、センシング技術、音声認識などを使用したインターフェース技術として「ココロエンジン」を展開しています。
さまざまな家電にココロエンジンを搭載し、人工知能を活用したスマートホーム実現に向けて「AIoTスマートホーム」(AIoT=モノの人工知能化)を新たなビジョンに掲げ、暮らしをより便利で快適にしようという考えです。
2016年5月に発売されたロボホンの使用感はウェブ上でもさまざまに取り上げられていますが、ユーザーに親しみを感じてもらえるような演出などもあり、「感動した」という感想も多く見られ、人工知能に対するユーザーが期待しているコミュニケーション体験とはどのようなものか推し量る事ができます。
りんな
http://rinna.jp/
女子高生AIのりんなはBing検索エンジンで培ったディープラーニング技術と、機械学習のクラウドサービス「Azure Machine Learning」を組み合わせた人工知能です。
「女子高生」というキャラ付けが「ちょっと外した」受け答えでも違和感なく、より自然な親しみやすさを醸成しているのだと思います。
開発と運用はBingチームが手掛けています。
りんなの話す内容はすべて、インターネットに公開されているウェブサイトの情報に由来しています。マイクロソフトの検索エンジンや蓄積されたビッグデータに基づいているそうで、反応はその都度違うものが返ってきます。
情報を一方的に発信するのではなく、ユーザーとの感情的なつながりを重視して設計されたインタラクションデザインはロボホンと同様です。
小冰(Xiaoice)
XiaoiceはWeChat(中国のチャットツール)で活動する人工知能です。
2014年にMicrosoftが開発した人工知能で、前述の「りんな」にもこのXiaoiceの技術が活用されています。
Xiaoiceも中国語のインターネットページで行われた人の会話を集め、独自に言語処理能力を学習していきます。
中国では絶大な人気を誇り、4000万人の利用者のうちXiaoiceに愛のメッセージを伝えたユーザーの数は全体の1/4になるとも報告されています。
SELF
http://self.software/
SELFは人工知能を使った生活サポートアプリケーションです。
ユーザー側からの受け答えは選択肢からしか選べず、正確には「会話」はできません。
しかし、登録した年齢層や職業、起床・就寝時間や仕事の時間などのユーザーデータ、位置情報や今までの受け答えの内容からロボが話しかけてきます。
「りんな」や「Xiaoice」はインターネットの情報から知識を得ますが、ユーザーのパーソナルデータを蓄積して話題とするSELFはロボの話す内容や励ましの距離感がなかなか可愛らしく、的を射ていることもありドキッとさせられる時があります。
TerraTalk
https://www.terratalk.rocks/
TerraTalkは人工知能を使った英会話学習アプリです。
前述のMusioと違い、キャラクターを選択し様々な場面を想定したシナリオをもとに会話をトレーニングすることができます。
内容は趣味や仕事など実践的なものから、非日常なシチュエーションのもまで様々で、これからもボリュームは増えていくそうです。
CALNA
http://calna.me/
カルナは、アメリカの最新栄養学とベテランパーソナルトレーナーのノウハウを元に、会話を通して、食事の好みや生活パターンなどを学習し、ユーザーにあった最適な健康・ダイエットをサポートしてくれる人工知能です。
3万人のデータを元に1ヶ月後のユーザーの体重を予測し、そのままの計画で良いか、変更が必要かを検討し目標の体重を計算します。
ダイエットメニューは大手コンビニ、外食店のメニューをデータベース化し、ユーザーの好き嫌いを考えて700万通りの組み合わせから毎日作成してくれます。
また、ダイエットでわからないことや困ったことがあれば、相談していつでもアドバイスを受けることが出来ます。
最後に
人工知能がそもそも人間らしくある必要はないですが、ユーザーの生活環境に入り込み、活用されるためにどのようなインタラクションを設計するのか、は商業的な観点からも重要な問題です。
ユーザーの感情に寄り添うような受け答えを設計をすることであたかも感情を持っているかのような演出や、豊かなユーザー体験をもたらすことが出来ます。
たとえ表面上の設定でもキャラクターを設定しユーザーを楽しませてくれる対話型人工知能は、これからももっと増えてくることでしょう。
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