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あなたは人工知能に健康を任せることが出来ますか?

人工知能の導入は医療(健康管理や病気の診断)分野においても躍進が目覚ましく、様々なトピックで医療に活用した事例が報道されるようになってきました。
機械やロボットが人間の治療を行うというと、本当にSFのような未来ですが・・・
自分が体調がすぐれないとき、あるいは家族が病気になったとき、あなたなら人工知能の診断を納得して受け入れることができますか?

人工知能の病気の診断、治療への活用事例

ホワイト・ジャック

自治医科大学の研究チームが開発中の人工知能を活用した診断システムで、「ホワイト・ジャック」の名前の由来は手塚治虫の医療漫画、「ブラック・ジャック」とかけたもの。
システムは3つの技術から構成され、

・入力用ロボ(Pepper)
・患者の電子カルテデータ、診療履歴、治療・検査法、処方薬など8000万件の医療ビッグデータ
・想定される疾患を検索、分析、提示する人工知能「ホワイト・ジャック」

現在は自治医科大学で運用試験中とのことですが、診療データの他にも介護データなど生活状況を横断的に把握できるようにしていくとのこと。
今まで人工知能は一つの病気に特化して、専門的な治療法を見つけ出すという取り組みで飛躍的に成果をあげつつありますが、患者の症状や検査結果などから、複数の病気を提示する仕組みはまだ世界でも珍しい取り組みです。
医師の診療をフォローする人工知能による医療診断システム「ホワイト・ジャック」!(ヘルプレ)

IBM:ワトソン
IBM Watson

2016年8月、東京大学医学部研究所が導入した人工知能が、60歳の女性患者の白血病を見抜き、治療法を変更するようにしたところ症状が回復に向かったという出来事がありました。
人工知能は2000万件の医学論文を学習しており、極めて診断することの難しい特殊な白血病を10分ほどで突き止めたとのこと。
この人工知能はIBMの「ワトソン」で、他にも41名の患者に対して治療の提案を行っています。
白血病をはじめとする血液がんは遺伝子の変化が複雑に絡み合って発症するため、論文の数が膨大になっているためどの遺伝子が影響しがんを引き起こしているのか人間医師では理解することが不可能になりつつあります。
ワトソンは患者の遺伝子の変化がどのように影響しあっているかを評価し、重要な変化を探り当てることで効果的な治療薬をアドバイスします。
人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か(NHK「かぶん」ブログ)

L pixel

lpixel
東京大学発のベンチャー企業、L Pixelはディープラーニングによる画像解析を医療に活用しています。
脳のCTスキャン画像を解析し、脳腫瘍を見つける精度を向上させたり、放射線治療の処置後の効果を測定したりという応用がなされています。

画像解析により脳腫瘍の正解率は95%、診断のための時間は1/100にまで短縮されたそうです。
LPixel、生体組織の立体構造情報と人工知能を活用する病理診断支援システム開発(IoTnews.jp)

Google DeepMind

deepmind_eye
イギリスのムーアフィールズ眼科病院と、DeepMindは、糖尿病性網膜症と加齢性黄斑変性症という2つの特定の疾患の兆候検出に取り組むためパートナーシップを結んでいます。
Googleによると、2つの疾患を患う患者は合わせて世界中に1億人以上いるそうです。
目の病気を突き止め治療の方針を決定するために「目のスキャン」をとるという手段があり、そのスキャンデータと実際の症状、処置などを人工知能に学習させることで、臨床医が疾患を早期に発見することができるようになる可能性があります。
特に日本では、糖尿病性網膜症が成人の失明原因の第一位となっており、進行のスピードが早く気づきにくい点が問題でした。
この研究がすすめば、98%の失明が防げるかもしれないということです。
グーグル、人工知能「DeepMind」を目の病気の診断に活用へ

これからの医療について

すでに目覚ましい成果をあげ、人命を救っている人工知能ですが、医療AIがどれほど発達し、診断の精度が高まるとしても人工知能による医療行為で医師が失業するということは考えられません。
AI医療で患者がなくなった時にどう責任を考えるのか、人工知能は医師免許を取れるのか、という社会問題にも発展してしまうからです。

また、医療分野における最重要データでは遺伝子情報と医療カルテをどう保管するか、という問題があります。
ある人の遺伝子情報が将来的にさまざまなシステムに紐付けられ、その人の知らないところで情報が流通することも十分ありえるのです。

Panomics Medical Data(全分野の医療データ統合)はこれからの高度な人工知能の解析のために不可欠なものですが、日本は海外に比べまだまだ未着手の状態です。
繊細なデータを扱う分野ですが、個人情報やセキュリティの問題から及び腰になって医療の発展が遅れてしまうことのないよう、しっかり法整備をした上でさらに研究を進めていただきたいと思います。

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