原始のコンピュータと現代の人工知能をつなぐ一冊『思考する機械コンピュータ』 | SiTest (サイテスト) ブログ

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原始のコンピュータと現代の人工知能をつなぐ一冊『思考する機械コンピュータ』

こんにちはプロダクト開発チームの明石です。
今回の人工知能本はダニエル・ヒリス『思考する機械コンピュータ』です。

単行本の初版は2000年と古い本です。ですから人工知能の最新トピックは全く扱っていません。
しかし、人間がコンピュータのするべきことをすべて命令する「普通」のプログラミングと、人間がすべてを命令しなくても、自分で考えられる「人工知能」のプログラミングとの間のつながりをわかりやすく教えてくれる貴重な本です。

人工知能=コンピュータの基本原理

人工知能ブームである昨今でも、殆どのプログラマは人間がコンピュータのするべきことを1から10まで命令する「普通」のプログラミングを行っています。私自身もプログラマとしての業務の99%はこれまでどおりのプログラミングです。

それと比べ、一度プログラミングを行ったら後は機械が勝手にデータを学習して判断するようにする人工知能の作成は従来のプログラムとは違うように聞こえますし、私も機械学習(人工知能)に関する技術書を幾つか読んだとき、数式等が多く、これまで読んできたプログラミング本と全く違った印象をうけました。

しかし、この本を読み進めていくと、そうではなく、従来のプログラミングと、現在の人工知能とは技術的に完全に地続きであることがわかりますし、そもそも、コンピュータ自体が「人間の思考を模倣する機械進化してきた」という歴史的な経緯もわかります。

現在の人工知能と100年前の歯車で動いていた原理は全く同じであり、それは著者も言う通り
『複雑な機械だが驚くほど単純』です。

糸巻きや歯車から電気スイッチ、半導体とコンピュータのメカニズムが進化しても、たった2つ(0と1になっているのは「たまたま使いやすいから」であり、白と黒でも、アリとナシでもなんでも構いません)の状態の組み合わせで、(機械の物理的限界さえなければ)計算可能なものはすべて計算できるという基本原理は100年以上変わりませんでしたし、おそらく今後も変わることも無いでしょう。

著者は手製の三目並べマシーンや、水力で動く計算機から、並列コンピュータ、量子コンピュータと話を膨らませながら、その基本原理を紐解いてくれます。

歯車から、人工知能まで。100年以上に及ぶコンピュータの歴史を貫くひとつの原理に是非ふれてみてください。中学生くらいから、本職のプログラマまで、幅広くおすすめします。

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