Googleが自動運転車を断念?自動車メーカの動きは活発化
昨年も終わろうかという差し迫った時期に、ショッキングな自動運転車関連のトピックが発表されました。
Googleが完全自動運転車の開発を断念したというのです。
どういったことなのか、まとめてみました。
Googleの方針転換とは
Googleはこれまで進めてきた完全自動運転型自動運転車(Self-Driving Car)の開発計画を変更し、運転アシスト機能に集約するという転換を図ることが明らかになりました。
今後は、フィアット、クライスラーと提携し、これまで培ってきた自動運転技術を運転アシスト機能として提供してゆくと考えられています。
Ready for the Road(YouTube)
Googleが本社を置いているカリフォルニア州では、当初は自動運転車の許可に理解を示していたものの、反対論者により法制化の目処が立たない状態になってしまっていました。
他州ではミシガン州が初の法制化に踏み切り、運転席のない自動運転車の公道走行試験が可能となる可能性があったものの、米国の自動車産業のお膝元であることも影響しているのか、公道走行試験を申請可能なのは自動車メーカーに限定されています。
いずれにしても自動車メーカーではないGoogleは、今後技術開発を進めても自動運転車の公道試験ができない状態にあったのです。
他の自動車メーカーの動きは?
トヨタ
トヨタ自動車は2016年1月にトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)を立ち上げ、人工知能技術に関する先端技術や商品企画の研究をすすめていました。
ホンダ
ホンダはソフトバンクと共同で人工知能技術の自動車への活用をすすめるための共同研究を開始すると発表しています。
自動車がドライバーの感情を推察し、自動車も感情を持ちドライバーと対話するシステムを目指しています。
日産自動車
日産自動車のミニバン「セレナ」は限定的ではありますが自動運転レベル2(3という解釈もあります)を実現した「プロパイロット」技術を搭載しています。
また、「自動車のデザインに人工知能を活用する」という面白い取り組みを発表しています。
運転の制御だけでなく、見た目で人を引きつける創造性を発揮する事ができるでしょうか。
メルセデス・ベンツ
すでにベンツの発売している「GLC」にはレーダーとカメラで周囲をモニタリングし、状況に応じてドライバーをアシストする「部分自動運転」機能を導入しています。
ベンツはこれだけではなく、様々な先進技術を新型車に盛り込んでおり、F015というコンセプトカーを発表しています。
With the F 015 Luxury in Motion on the Las Vegas Strip – Mercedes-Benz original(YouTube)
BMW
BMWが人工知能開発に注力していることは以前のエントリでも紹介しましたが、新たなiシリーズとして『BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション』を発表しています。
Demo of the BMW i Vision Future Interaction(YouTube)
アウディ
実車の8分の1という電動モデルではあるものの、「Q2 ディープ ラーニング コンセプト」とその人工知能技術を公開しています。
Q2は、駐車スペースを見つけてそこまで移動し、自動的に駐車する事ができます。
How our cars get smarter(YouTube)
テスラ・モーターズ
テスラの「モデルS」は運転支援システム「オートパイロット」の作動中に、トレーラーと衝突しドライバーが死亡する事故を起こしてしまいました。
その原因には不可解な部分も多く、テスラはこれらの事故原因を分析し、オートパイロット機能の改良に取り組んでもらわねばなりません。
最後に
Googleの発表は残念なものでありましたが、まずは現実的な運転支援の技術の提供に舵を切ったことで一般に普及する「車載AI」の進歩と実用化はさらに進むのではないでしょうか。
有名メーカーのほとんどが次世代のモビリティのイニシアティブを取ろうと躍起になっている人工知能と自動運転。
これからも注目していきたいと思います。
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