Google Apps Script(GAS)で簡単に作るサーバーレスAPI
こんちには、プロダクト開発チームの牧です。
最近、サーバーレスアーキテクチャが熱くなってきていると感じます。
わざわざAPIサーバーを立てる必要なく、コードをデプロイするだけでAPIサーバーとして利用できます。
有名なものですと、AWS LambdaやAzure Functions、GoogleのCloud Functionsなどでサービス提供されています。
今回は、もっと手軽にGoogle Apps ScriptだけでサーバーレスAPIを作る方法をご紹介します。
Google Apps Scriptとは
Google Apps ScriptとはGoogleが提供しているサービスの一つです。
JavaScriptで書くことができ、スプレッドシートやGoogle Driveなどを簡単に操作できるAPIが用意されています。
スケジューリングもできるので、Cronのように定期的に実行することが出来ます。
また、Googleのサーバ上で動作していますので安心感も抜群です。
実際に作ってみよう
今回は、cdnjsのJSON APIを使ってJavaScriptライブラリを探すAPIを作りたいと思います。
function doGet(e) {
if(e.parameter.s){
param = e.parameter.s;
}else{
param = "";
}
var response = UrlFetchApp.fetch("https://api.cdnjs.com/libraries?search=" + param);
var output = ContentService.createTextOutput();
output.setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
output.setContent(response.getContentText());
return output;
}
doGet関数はWebAPIとして公開した時に、
GETメソッドでアクセスすると実行される関数です。
UrlFetchAppを使って外部APIにアクセスし、取得したJSONを返す簡単なAPIです。
パラメータにs=jqueryなどと追加してアクセスすると、絞り込みが行われ該当したJavaScriptライブラリの情報が入っているJSONが返ってきます。
公開してみよう
コードが書けましたので、今度は作ったコードをAPIとして公開してみましょう。
まずは、「公開」タブの「実行可能APIとして導入」をクリックしましょう。
今回作成したコードのバージョンを決めて、どの範囲まで公開するのかを確認します。
今回は最初に作ってしまっていたので「v0.0.2」としてバージョンを打ちました。
次に、「公開」タブの「Webアプリケーションとして導入」をクリックします。
先ほど決めたバージョンを選択肢、ここでも公開範囲の設定を行います。
上部に表示されるURLが公開時のURLエンドポイントとなります。
また「最新のコード」とあるリンクにはバージョンを打たなくても、最新状態のコードが反映されるURLとなります。
開発時にはこちらを利用すると便利です。
更新を行い、先ほどのURLにアクセスしJSONが返ってくれば成功です!
まとめ
スプレッドシートやGmailの操作でよく利用されているGoogle Apps Scriptですが、このような使い方もあります。
今回はGETメソッド部分だけの処理を作成しましたが、使い方次第ではRESTなAPIサーバーも作ることができます。
Webhook連携先など簡単なAPIサーバーが欲しいときにはとても重宝します。
今後もGoogle Apps Scriptの活用方法をご紹介していきますのでお楽しみに。
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