Facebookの人工知能開発。「Lumos(ルーモス)」が被写体の感情を読みとる。 | SiTest (サイテスト) ブログ

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Facebookの人工知能開発。「Lumos(ルーモス)」が被写体の感情を読みとる。

※2017年1月27日のAppleの「Partnership on AI」加入を受け、一部追記しています。(2017年2月15日)

Facebookの画像認証の精度の高さはかねてから定評がありましたが、人工知能活用によって更に進化を遂げているようです。
今回は、Facebookの人工知能活用についてご紹介します。

Facebookの人工知能の取り組み

Facebookは昨年(2016年)の9月、Google、Google傘下のDeepMind、Microsoft、Amazon.com、IBMとともに人工知能普及を目指す非営利団体「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society(略称:Partnership on AI)」を立ち上げています。
※上記の企業に加え、現在はさらにAppleが加盟しています。(2017年2月15日追記)
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また、同社CEO、マーク・ザッカーバーグは2016年に家庭用人工知能「Jarvis」の開発を宣言し、「執事AI」ともいえるJarvisの音声にベテラン俳優のモーガン・フリーマンを起用し話題になりました。

執事AI「Jarvis」とは

マーベル・コミック原作の映画「アイアンマン」に登場する人工知能「J.A.R.V.I.S.(ジャービス)」を模して「Jarvis」と名付けられた執事AIで、照明の調節、来客チェックなど、自宅での日常作業をサポートする人工知能アシスタントです。

Mark Zuckerberg’s awkward afternoon with Morgan Freeman(YoutTube)
今はまだザッカーバーグの個人プロジェクトですが、もし製品化され日本でも公開されることがあればきっと声優は坂口芳貞さんで決まりでしょう。

Facebookの画像認識技術「Lumos」とは

Lumosは、Facebookの人工知能プラットフォーム「FB Learner Flow(Fbラーナーフロー)」をもとに開発され、写真の中の被写体が「どういった物体か」だけでなく、どういった内容・文脈にあるかということまで把握しようとする画像解析人工知能です。
通常はユーザーがタグや、投稿文を付与することでわかる内容ですが、これをマシンラーニングを使った解析技術で自動的に、画像のみで判断しようという試みです。
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上の図で表されているように、FB Learner FlowはFacebookのユーザー体験をより便利に、豊かにするために様々な分野で活用されています。
例えばニュースフィードの掲載内容を最適化したり、不快なコンテンツを排除したり、トレンドをハイライト強調表示したりということも、FB Learner Flowを基盤とする様々なマシンラーニングモデルから作られるアプリやプログラムです。

Facebookの「自動代替テキスト」に活用

Facebook’s New AI Tool Is Helping Blind Users ‘See’ Photos – Newsy(YouTube)

Lumosは、目の不自由なユーザーがFacebookを楽しめるよう開発された、ニュースフィードを音声で知らせる技術「自動代替テキスト(Automatic alternative tex/オートマチックオルタナティブテキスト)」にも採用されています。
FacebookやInstagramなどのSNSでは、1日で20億点もの画像が公開されているといわれていますが、今までそれらの詳細を把握できなかった視覚障害者の人たちも、Lumosの画像解析技術でどのような写真か、より詳しい説明を行い情報をシェアできることになります。

現在は「自動代替テキスト」はiOS上の画面読み上げ機能を利用しているユーザー向けに英語でのテストが実施されているのみですが、多言語への普及が待たれます。