人工知能が線画を着色!「PaintsChainer」を試してみた
こんにちは、プロダクト開発チームの牧です。
最近の人工知能、機械学習のアルゴリズムや学習モデルは
日に日に進化していると感じています。
人工知能がイラストを書いたというニュースも以前ありましたが、人工知能がクリエイティブな方面へも進出してきている1例だと思います。
そこで今回は人工知能が自動でイラストに着色してくれるというツールをご紹介します。
PaintsChinerとは?
PaintsChainerとは、Chainerという機械学習ライブラリを使用し線画イラストに自動着色をしてくれるツールです。
GithubにはMITライセンスでソースコードも公開されています。
デモサイト: http://paintschainer.preferred.tech/
Github: pfnet/PaintsChainer
PaintsChainerが使用しているChainerとは、Preferred Networks社が開発している国産のディープラーニングライブラリです。
Pythonのライブラリとして提供されており、あらゆるニューラルネットワーク構造への対応を簡単に出来るのが大きな特徴です。
また、最近の機械学習には必須に近いGPU処理をサポートしているため、非常に大きな学習データを扱うことが出来ます。
実際にPaintsChainerを試してみた
それでは実際にデモサイトで線画イラストに自動着色を試してみたいと思います。
今回用意した画像は自由の女神像の線画イラストです。
早速PaintsChainerで上記のイラストを設定してみると、
女神像の頭頂部と木の部分に赤みがかかりました。
画像が小さいということもありますが、そのままではうまく色はついてくれないみたいです。
PaintsChainerでは着色のヒントを指定することにより、
指定した色付けを自然に用いて着色してくれます。
色を指定して「Colorize」ボタンを押すだけで着色されますので、
だんだんイラストを塗るのが楽しくなってきました。
また、上手く線画部分を判別してくれますのでいい感じの色付けをしてくれます。
PaintsChainerの学習データはpixivなどにある人物イラストがメインとなるため、
人物イラスト以外は最初上手く着色されませんが、
着色のヒントを上手く使えば大体の線画は上手く着色することが出来るのではと思いました。
まとめ
ディープラーニングの限界はまだまだ底が見えません。
よりよい学習アルゴリズムが開発されることで、クリエイティブな部分でもどんどん出来ることが広がってきています。
人工知能の仕事を奪われるという記事もよく見かけますが、人工知能とどう付き合っていくのかを考え続ける必要があると感じました。
今後も人工知能や機械学習に関するサービス、ツールをご紹介していきますのでお楽しみにお待ち下さい!
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