Google 画像検索の機能「似ている商品」「スタイルのアイデア」と画像検索の SEO について | SiTest (サイテスト) ブログ

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Google 画像検索の機能「似ている商品」「スタイルのアイデア」と画像検索の SEO について

以前にも、SiTest ブログにて画像検索の SEO についてご紹介させていただいていますが、今回は2017年4月に発表された「似ている商品」と「スタイルのアイデア」についてお話したいと思います。
(関連記事)
SEO で忘れがちな画像検索、どう考えていますか?

Google画像検索 似ている商品

Google は、画像検索サービス「Google 画像検索」において、「似ている商品」機能の提供をスタートしました。
画像検索の結果から気になる画像をタップすると、類似した商品が通販サイトにリンクされる形で表示され、すぐに購入できる機能です。
これには機械学習による画像分析技術が使われており、分析の部分に限って言えば、手書きイラストをプロ仕様のイラストに差し替える「AutoDraw」と近いものがあります。
現時点で、Google 画像検索のモバイルウェブ版サービスと Google 検索アプリの Android 版で対応しています。

ショッピングサイトで扱っている商品を「似ている商品」に対応させる

schema.orgの商品メタデータをページに追加する必要があります。
商品名、画像、価格と通貨、在庫といったメタデーターを記述すると、「似ている商品」の表示対象となります。

現時点で対応しているカテゴリーは以下の通りです。
 対応済み商品:ハンドバッグ、サングラス、靴
 対応予定商品:衣料品、ホーム&ガーデン

Google画像検索 スタイルのアイデア

似ている商品機能を発表したあとに「スタイルのアイデア」という新機能を導入しました。

この機能は「似ている商品」機能の下に、検索した商品もしくはよく似たものをコーディネートした写真が表示されるというものです。
Android およびモバイルアプリの画像検索結果の一部に導入されています。
これによって、ユーザーは服やアイテムを着こなすコーディネートの参考にできます。

Google の検索の仕組み

検索を行うと、まずはアルゴリズムに従ってインデックスから検索キーワードに対し適切なページを見つけます。
それはテキストのみならず、画像検索や動画検索でも同様です。

Google 検索の公式ブログでは検索の仕組みを説明したインフォグラムを載せています。

検索エンジンの仕組みに登場してくるワードとして、「クロール」と「インデックス」があります。

●クロール

ウェブサイトページの情報を収集すること。
このクロールはウェブクローラーともよばれ、google botを使ってクロールします。
<クロールの統計>
ウェブクローラーは、ウェブページ上のリンクをたどってサイトを巡回します。

●インデックス

検索エンジンに記録されたウェブサイトの情報のこと。
検索エンジンはクロールが収集した情報をインデックスに登録します。

Google からの順位評価に違いは出るのか

Google は基本的に、あなたのページの「テキストコンテンツ」を読んで、ページに何が書いてあるかを理解しています。それは、逆に言うと、テキスト以外、例えば画像の意味はまだまだよくわからないからです。
画像が読めない代わりに、 Google は、画像のあるウェブページのテキストを読みます。
そこで書かれていることを参考に、画像がどんな言葉に関連している画像なのか、見当を付けています。

冒頭でご紹介した記事でも取り上げていますが、おさらいとしてもう一度画像検索の順位を上げる方法について書きます。
画像検索の SEO 対策をするには、以下のような対応をするのがよいとされています。

・「画像を埋め込んだ HTML ページ」「画像」どちらも Google がクロールできるようにしておく
・Google が対応している形式の画像にする( BMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVG )
・画像のファイル名が画像の内容に関連した名前にする
・人間が読んで分かるような画像の alt タグ名にする
・HTML ページのテキストコンテンツと画像近辺のテキストを画像に関連した内容にしておく

検索アルゴリズムの精度向上

Google のアルゴリズムも、2017年4月26日より高品質なコンテンツを表示されやすくしていくための諸々の変更を加えました。
この変更の中には検索ランキングの改善や、ユーザーがより簡単にフィードバックを提供できるシンプルなツールの導入が含まれます。

ランキングの変更: 検索クエリを受取ると、Google のシステムは、「コンテンツの新しさ」や、「検索されているクエリがページ内に現れる回数」 などを含む、数百ものシグナルを組み合わせて、そのクエリに対して表示する結果を決定しています。
今回、より信頼性の高いページを表示し、低品質のコンテンツのランキングを下げるように、シグナルを再調整しています。

そもそも、画像コンテンツにそこまでの最適化が必要なのか?

alt タグは入れず、画像のファイル名が適当なサイトでも、たくさんのアクセスを集めるサイトがあります。
実際に画像のファイル名と alt タグが、検索上位とサイトの信用性にどれほど影響しているのかは具体的な数値が発表されていないため分かっていないのが現状です。

検索結果の順位を上げるために過剰な最適化を行う必要はありません。
しかし、しっかりとしたテキストコンテンツを作り、画像にも情報を登録するのが、最も Google に評価される対策となります。できることは、やっておいて損はないはずです。

Google のインデックス登録システムでは、公開された時期、写真や動画の有無など、ページのさまざまな特性に着目します。
Google では、ナレッジグラフによって、目的の人・場所・物をもっとよく把握できるように、単なるキーワードマッチング以上のことに日々取り組んでいます。

(引用元:クロールとインデックス
と Google がアピールしているとおり、4月に追加された「似ている商品」や「スタイルのアイデア」で機械学習による画像分析技術を導入しているなど、さまざまな特性を読み取るためのアップデートをしています。
これらもすべては、ユーザーの検索体験の品質を向上させるためにやっていることと言えるでしょう。

さいごに

さまざまな要素から良質なコンテンツかどうかを判断するようになっている昨今、正確な画像コンテンツの情報がアルゴリズムによって評価されていくという考えはごく自然です。アルゴリズムが変わったとしても、最終的に評価されるのは、テキスト・画像の質だけではなく、「全体的に良質なコンテンツ」の提供が重要です。
低品質なコンテンツだと判断されないようにするためにも、しっかりとしたコンテンツの作成とインデックスに登録されやすい設定を心がける必要があります。

参考資料

・Googleウェブマスター向け公式ブログ:画像検索についてのAtoZ
 https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/05/to-z.html?m=1
・Googleウェブマスター向け公式ブログ:良質なサイトを作るためのアドバイス
 http://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html

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