フォーム改善で売上UP!知らないと損をする4つのテクニック
ウェブサイトの改善はインパクトの大きいところから進めるのが本道です。
ではそのインパクトの大きいところとは一体どこなのでしょうか?
ユーザーの直帰率に影響を及ぼすファーストビューや、ボタンなどアクションを誘引する箇所はもちろんインパクトの大きいところと言えます。
そして、それと並んで重要なのが申し込みやお問い合わせフォーム、ショッピングカートです。
今回はフォームやカートの改善によって生じる成約率の変化についてお伝えしていきます。
まずはフォーム改善の重要性をご理解いただき、フォーム改善でどのような対策を行うべきなのかご紹介致します。
フォーム改善はなぜインパクトが大きいのか?
フォーム改善がもたらす影響
「フォーム改善」という言葉は難しい表現ではありませんが、もしかするとそこまで聞き慣れない言葉かもしれません。
よく「EFO(Entry Form Optimization / 入力フォーム最適化)」とも呼ばれますが、LPOよりはまだまだ認知度が低いでしょう。
フォーム改善はその名の通りエントリーフォーム、お申し込みフォーム、お問い合わせフォーム、ショッピングカードなどユーザーが情報を入力する「フォーム」の入力率や完了率を改善する対策のことを指します。
フォームは、商品やサービスのブランディングサイト、あるいは電話してもらうことが最終ゴールでない限り、どんなウェブサイトにも基本的に設置されているものですよね。
では、なぜこのフォームを改善することが重要なのでしょうか?
答えは簡単で、ユーザーがあなたの商品を購入する、サービスを申し込むためにウェブサイトで一番最後に到達する場所だからです。
もう少し分かりやすく言うと、「あなたの商品やサービスに興味を持ったユーザーが入力するものがフォーム」だということです。
「いやいや、フォームまで来たユーザーはほとんどみんな購入するものなんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
しかし、実際にフォームの平均離脱率(フォームを表示したものの、結局購入しないユーザーの割合)は約70%と言われています。
ウェブサイトの構成を練って良質なコンテンツでユーザーを惹きつけたとしても、結局最後の最後にフォームで離脱されてしまっては元も子もありません。
仮にあなたのウェブサイトのフォーム離脱率が70%だとして、それを60%にまで下げられたとします。
フォームを表示したユーザーが1,000人いたら離脱率70%の時はCV300件ですが、60%だとCV400件まで増えます。
1人あたりの売上単価が5,000円ならそれだけで50万円も売上が変わってきますよね。
いかがでしょう?
フォームはウェブサイトの最後にあるため、改善することで大きく売上を変化させることができます。
Google もフォーム改善(EFO対策)に積極的
「解析」と言えば、 Google Analytics を連想される方も多いでしょうが、実は Google Analytics でもフォームの解析・改善が重要視されています。
2015年2月現在、一部のアカウントのみでテスト的にリリースされているようですが、「コンバージョン」メニューの「eコマース」の中に「ショッピング解析」という新たな機能が確認できます。
ショッピング行動の分析ではカート内の離脱状況などを把握することができ、eコマーストラッキングを設定している場合は重宝する機能とも言えます。
参考:https://support.google.com/analytics/answer/6014872?hl=ja
このような機能の追加を検討されていることからも、 Google がフォーム改善のための解析に力を入れていることが分かります。
フォーム改善でおさえるべき4つのポイント
フォーム改善の重要性をお伝えしてきましたが、実際コンテンツの修正と比べてフォーム改善は軽視されがちです。
そこで、今回はフォーム改善の際に気をつけるべきポイントを4点ご紹介します。
1.項目は絞り込め!
フォームはウェブサイト上でユーザーの情報を入手できる機会です。
できるだけ多くの情報を獲得することでターゲット層の明確化やその後のフォローアップ(新商品の提案など)が可能です。
しかし、項目数が多いとユーザーは入力を面倒に感じてしまい、途中で離脱してしまいます。
当然売上にはつながりませんし、情報も一切入手できませんのでこれでは本末転倒です。
フォーム改善で最も基本となるのは「項目の選定」です。
もしあなたのウェブサイトで現在設定されているフォーム項目の中に不要なものが1つでもあるなら、それは削除してしまいましょう。
例えば、発送を必要としないサービスの場合は住所の項目は基本的に不要です。
後から別の方法で情報を入手することもできますので、まずは成約率を高めることを最重要視してフォームを作りましょう。
他にも、メールアドレスの確認項目が不要かどうかも検討材料になります。
そもそもメールアドレスの間違いが少ない場合や、コピーして貼り付けているだけなら不要な項目です。
この場合は思い切って項目ごと外してしまいましょう。
2.必須項目は分かりやすくせよ!
これもフォーム改善の基本ですが、メールアドレスや電話番号などユーザーに必ず登録してもらわないといけない内容がフォームにはあります。
これが入力されていない場合はエラーが表示されて購入・申し込みができない仕様になっているはずです。
ユーザーの視点に立ってみると、必須でない項目は入力するのが面倒なので飛ばしてしまう可能性があります。
その時必須項目だということに気づかず入力を飛ばしてしまうとエラーになってしまい、離脱する可能性が上がってしまいます。
離脱を回避するために、どの項目が必須なのかわかりやすくすることは心がけましょう。
3.エラーは即座に通達せよ!
ユーザーのフォーム入力には間違いがつきものです。
メールアドレスや電話番号の項目を誤った書式で入力してしまったり、必須項目を飛ばしてしまったり、こういうミスはよく起こります。
でも、送信ボタンを押した後にエラーページで「メールアドレスが間違っています。」と表示されると面倒に感じてユーザーは離脱しやすくなります。
エラーはミスをした際にすぐに表示されるようにしておく方が離脱率を減らせます。
その場でエラーメッセージが出ればユーザーは面倒臭さを感じにくくなりますので、その項目を修正して次の項目に移ってくれます。
SiTest の入力支援機能ではエラーメッセージを即座に通達することができますので、ぜひ一度ご活用ください。
4.ボタンにはこだわれ!
これはフォーム改善だけのお話ではありませんが、ユーザーにアクションを促す箇所はこだわって作るべきです。
そのこだわり1つでユーザーがアクションを起こすかどうかが変わります。
そして、フォーム箇所ではボタンがより重要になってきます。
なぜなら非常に胆汁な話ですが、フォームのボタンは成約に直結する箇所だからです。
ボタンでは、「色」「形」「大きさ」「位置」「文言」といった内容を考える必要があります。
ボタンの色や「形」は複数パターンでABテストすることが望ましいです。
「大きさ」はユーザーに認識させやすくするため、基本的に大きい方が効果が出やすくなります。
デザインの兼ね合いもありますが、気持ち大きめで考えておくとよいでしょう。
「位置」についてはユーザーの視線移動・マウス移動の軌跡を参考にします。
フォームを入力していった後にボタンだけ左側に寄っているとどこにあるか分かりにくくなりますし、またマウスを移動する手間が生じてしまいます。
基本的にはこれまでの入力の流れに沿って場所は決定してください。
SiTest ではモニタリング機能でユーザーの入力状況とマウスの動きを録画再生できますので、位置の決定に役立てください。
最後に「文言」ですが、これには2つの視点を入れるとより効果的です。
通常、フォーム作成サービスで最初に設定されているボタンの文言は「送信」というものが多いです。
しかしこれだけでは少し分かりにくいですし、「よし、購入しよう!」という気持ちにはできません。
そこで入れて欲しいのが、「ユーザーが行う(ユーザーに求める)アクション」と「期待できる効果」です。
「ユーザーが行う(ユーザーに求める)アクション」とは、そのボタンをクリックすることでユーザーが何をするのかということです。
例えば「無料で相談する」「今すぐ試してみる」「メルマガを受け取る」といった内容がこれに該当します。
もう1つの「期待できる効果」はそのままですが、商品を購入、サービスを申し込むことでユーザーがどのような状態になるのかを記載することで反応率を上げやすくなります。
例えば「肌を綺麗に」「売上アップを目指す」「理想の体型をGet!」など、ユーザーに購入後のイメージをさせることが重要です。
もちろんウェブサイト全体のテイストやフォームのデザインに合わせてシンプルな方が良い場合もありますので、その辺りは臨機応変に対応してください。
まだまだ奥の深いフォーム改善の世界
今回は4つのポイントをご紹介しましたが、これらはフォーム改善の基本中の基本です。
ご紹介したポイントをまだ実践できていない方は、すぐに対応してください。
もちろんフォーム改善でできることはこれだけにとどまりません。
スマートフォンユーザーに表示されるフォームやショッピングカートの遷移など、対策できることはまだまだたくさんあります。
SiTest ブログでも今後フォーム改善のテクニックをご紹介する予定ですので、まずは基本の項目をしっかりおさえてくださいね。
それでは次回をまたお楽しみに。
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