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位置情報を地図上にマッピングし、データをビジュアル化する簡単な方法を解説

データをビジュル化することは、データ解析で必須です。
そのために、様々なグラフ・表を使いますよね。
ですが、厄介なのが位置情報です。
位置情報を含むデータは、距離・地形の影響があり、グラフや表だけでは読み取れない情報を多く含んでいます。

そこで、やりたいのが地図上にマッピングし、ビジュアル化すること!

今回ご紹介するのは、 Google Fusion Tables を使った方法です。
以前、 Google スプレッドシート との連携に関する記事を書きましたので、よろしければそちらも御覧ください。

この記事では、『都道府県別の人口データ』を使って、地図上に人口データをプロットします。
さらにはヒートマップでビジュアル的にもわかりやすく表示することを目指します。

完成形を見てみる

今回使用したデータは以下のサイトからダウンロードしました。
http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm

このデータを元に、 Google スプレッドシートで必要な情報だけ抜き出し、以下の用にまとめて使用しました。
スプレッドシートのデータ

このデータを使って、地図上にヒートマップで表示した状態が以下です。

ヒートマップでの表示

赤い部分が大きく広がっている箇所が、人口が集中しています。
ビジュアル化することで、グラフ・データで見るだけよりも、かなりわかりやすくなりました。

Google Fusion Tables にデータを取り込む

Google Fusion Tables に Google スプレッドシート のデータをインポートしていきます。

まずは、 Google ドライブ から、 Google Fusion Tables を追加します。
GoogleFusionTables追加

次に、インポートするスプレッドシートを選択します。
インポートするスプレッドシートを選択

インポートするデータのプレビューが表示されるので、確認して Next ボタンを押して進みます。
インポートするデータをプレビュー

テーブル名を付けて、 Finish ボタンでデータのインポートを完了します。
インポートを完了する

すると、以下のように Fusion Table が作成できました。
取り込まれたデータ

以上で、 Google Fusion Tables へのデータの取り込みが完了しました。

マップに表示し、ヒートマップを作成する

では、データをマップにプロットしていきます。

データを単に取り込んだ状態では、都道府県はただの文字列として扱われます。
これでは地図上にマッピングできないので、文字列を位置情報に変換する必要があります。
そのために、列のタイプを、 Text から Location に変更します。
カラムをLocationに変更

こうすると、この列が位置情報であると認識されます。

ですが、ここからさらに Geocode と呼ばれる地理座標を表す情報に変換する必要があります。
File > Geocode を押し、「 Location column 」の項目で、 Geocode 変換したい列を選び、「 Begin geocoding 」を押します。
Geocodeに変換

変換が完了すると、 Map を追加します。
マップを追加

この時点で、 Map に、都道府県がプロットされているのが確認できるはずです。
更に、表示設定をします。
Map 設定の、 Configure map > Heatmap で表示の設定を調整しましょう。

ヒートマップでの表示

ヒートマップの完成です。

最後に

Fusion Tables はチャート描画や、様々なマップデータの表示スタイルに対応しています。

今回は『都道府県別の人口データ』のビジュアル化を行いましたが、『WEBサイトのアクセスデータ』のビジュアル化には、ぜひ SiTest をご利用ください。

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