Monacaでハイブリッドアプリを開発するメリット5選 ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

WebサイトやWebアプリの開発者はモバイルアプリもHTML5, CSS, JavaScriptで開発したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そのフロントエンド技術で効率的にモバイルアプリの開発を行えるのが今回、ご紹介する「Monaca」でございます。

Monacaは2013年9月12日に正式リリースされた、
HTML5, CSS, JavaScriptで開発できるモバイルアプリを作るためのクラウド上の開発環境です。

年々、需要が増えてきており、
Monacaを使って開発されたアプリがGoogle PlayやApp Storeに2000以上登録されています。

また、フロントエンド技術(HTML5, CSS, JavaScript)で開発されたアプリのことをハイブリッドアプリといいます。
そのハイブリッドアプリについて、先にご紹介いたします。

ハイブリッドアプリとは、Webアプリとネイティブアプリの技術を組み合わせて開発されるアプリです。

アプリを開発する際には、ObjectiveC, Swift, Javaというようにプラットフォームに固有の言語を用いる必要がありますが、
クロスプラットフォーム対応のハイブリッドアプリでは、HTML5, JavaScript, CSSなどのフロントエンド技術で開発することができます。
また、JavaScriptで書かれたライブラリを介して各デバイス固有の機能（ネイティブAPI）を呼び出し、さまざまな処理を実現することもできます。

どのプラットフォームでも、1つのコードを開発/修正すればよいので開発生産性が高くなるというところもメリットの1つです。

ハイブリッドアプリがフロントエンド技術で開発できるモバイルアプリということを
ご理解頂けたと思います。

それをふまえて、なぜハイブリットアプリの開発をMonacaで行うと簡単かつ高速に開発できるのかを
メリットとともにご紹介します。

1.日本語のサポートが豊富

他のプラットフォームと比較して、
日本で開発されているので比較的日本語の情報が豊富です。
公式ドキュメントももちろん日本語で公開されており、
導入コストをあまりかけず、開発を始めれます。

2.選べるIDE

Monacaでは、お好きな開発環境を選ぶことができます。
Visual Studio、Sublime Textなど利用者の用途に合わせることができるので、
環境でのギャップがなく、開発することができます。

3.デバッグが容易

Monacaには独自のデバッグツール (Monaca Debugger) が備わっております。
お使いのデバイスとお繋ぎすると、デバイス上で本格的な検証もすることができます。
ですので、IDE上でコードを変更すると、即座にその変更をデバッグツールが反映するため、
ビルドしなくてもアプリの実行結果を素早く確認することができます。

4. Xcode不要でのビルドが可能！

Monaca独自の機能でXcodeを使用せず、ビルドが可能です。
証明書のやプロビジョニングプロファイルの発行も簡単に行えます。
Windowsでもビルドできるのが魅力です。

5. 簡易にリッチなUIを作成！

MonacaにはOnsenUIというAngularJSベースのフレームワークが提供されています。
Angularの持っているディレクティブを使うことで、リッチなUIを構築することもできます。
またHTML5を拡張することで、アプリケーションを記述することができ、大規模なアプリケーションでも耐えられるアーキテクチャを作ることができます。
今後はMaterial Designs、Angular2のサポートを行っていくとのことです。

ハイブリッドアプリを開発できる「Monaca」をご紹介させていただきました。

クロスプラットフォームを気にすること無く、
お使いの開発技術、開発環境でそのままモバイルアプリを
簡単かつ高速に開発できることが便利ですね。

他にも、
・良質なテンプレートが豊富
・mobile backendと同期させるとバックエンドが開発不要
・Git, Jenkins, SASS, Gulp等、さまざまなツールと連携が可能
といった便利な機能なつまっています。
簡単に使えるので、使い方さえ覚えるとノンプログラマでもアプリを開発できます。

プライベートでiPhoneアプリやAndroidアプリを
HTML5, CSS, JavaScriptで開発してみてはいかがでしょうか？