プログラマ向け!タイピング速度を2倍に引き上げる練習方法 | SiTest (サイテスト) ブログ

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プログラマ向け!タイピング速度を2倍に引き上げる練習方法

今回は私が1年の間に特訓したタイピング速度に関してお話したいと考えています。
タイピング速度は遅いよりは速いに越したことがありません。
では、エンジニアとして生きていく中でタイピング練習はどの程度の優先順位となるのでしょう?

一般的にはプログラマーはソースコードを読んで正しい判断を下す事が仕事になります。
ですので入力は遅くても問題ないという意見や、タッチタイピングが出来てそれなりに日本語が打てれば良いという意見も数多くあります。

そんな中、私は何をモチベーションに練習したか、どのように練習したかを紹介していきます。

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目次

  • タイピング速度は勉強の効率
  • 日本語とプログラミング言語の違い
  • タイピング速度の指標
  • タイピング速度が向上するメカニズム
  • 練習方法: 認識力
  • 練習方法: 指のストレッチ
  • まとめ

タイピング速度は勉強効率

結論からいうと、写経が速くなるので勉強効率が良くなります。
また対話シェルを使ってビルトイン関数の動作を簡単にチェックできるようになり、プログラミングの作業中も効率が良くなります。

私は以前から電車内で技術書を読むという習慣付けを行っていましたが、新しい技術に対して覚えが悪いと感じていました。
自分で打ち込んで結果を確認した数行のほうが物覚えが良いのです。
プログラミング言語は黙って写経 とはまさにこのことだったのです。

しかし、わざわざコマンドを入力して確かめることはとても億劫なものです。
新しいツールやプログラミング言語のサイトにはチュートリアルがありますが、当たり前に動作する四則演算のコマンドは打ちたくありません。
私もついつい初歩の部分を読み飛ばして一段抜かしに難しい事に挑戦した結果、難しすぎて挫折するという事を繰り返していました。

練習をはじめて速度が上がるにつれ、チュートリアル通りにコマンドやプログラムを入力することが苦にならなくなってきました。
今ではタイピング速度は2倍ですが、勉強効率で言えば2倍以上と感じています。
(全体的なタイピングしている時間自体は大して変わってないはずなのですが…)

あくまで勉強が苦手な私にとってはですが、
タイピング速度は速ければ速いほど勉強に良い影響があり、出来る限り速い事が求められる大事な要素の一つと考えています。

日本語とプログラミング言語の違い

日本語(ローマ字入力)では必ず母音のキーが含まれるのでAIUEOのキー入力の入力回数が極めて多くなります。
また左手は、QXCVの4キーはめったに使われませんので、人差し指以外が大きく動く事はありません。
次に右手ですが、中指はIKの2キーが担当しますが、薬指は1キー、小指に至っては滅多に使われないパ行が登場するまで出番がありません。

プログラミング言語ではタッチタイピングができるだけでは足りません。
大きく右に飛び出た記号は全て右手小指の領域なのでケースバイケースでホームポジションを崩して入力する必要もあります。
また、Shiftを押しながら他のキーを入力するという普段の生活ではめったに使われない入力も多くあります。

日本語とプログラミング言語の指標

それぞれのタイピング速度は下記サービスで計測出来ます。

  • 日本語: e-typing のスコア
  • プログラミング言語: typing.io の WPM (words par minutes)

typing.io では、GitHub で公開されている本物のソースコードが対象で、タイプミスしたらタイプミスの文字数分BackSpaceキーを押して取り消す作業が必要になりますので、ほぼ実戦と同等の環境でプレイすることが出来ます。

入社当初の私は e-typing で350前後、typing.io でWPM25前後でした。
その後、typing.io を繰り返しプレイしてWPM50を超えるまで成長しましたが、e-typing のスコアは350前後のまま変化していません。
このことは日本語とプログラミング言語のタイピング速度は分けて考えられる良い例だと考えています。

タイピング速度が向上するメカニズム

タイピング速度は大きく分けて以下の3ステップにわけられます。

  1. 決められた文字を認識
  2. 脳内でどこを押せば良いかという情報に変換
  3. 実際に指を動かしてタイプ

タイピングは次はもっと速く入力すると思っただけでは絶対に速くなりません
50mを全力で走って8秒フラットだった人が、次走っても7秒フラットで走る事が出来ないのと同様です。
これは内部モデルと実際に体がついていくかが問題となります。

あれこれ試行錯誤した末、一連の流れを習得して意識せずに行えるようになる事を脳科学で内部モデルと呼びます。
脳に現状ではうまくいかないというストレスを与えた上で試行錯誤することにより内部モデルの更新を促すという手順を踏む事で、タイピングスキルは強化されます。
無目的に練習していても成長しない理由はここにあります。

睡眠の真実-人と社会を成長させる睡眠|Active Sleep」という記事では、
手続き型記憶に分類されるタイピングスキルは睡眠により上達することが記載されています。
睡眠を取ると脳の老廃物を除去を行う等の事が行われており、その中に内部モデルの更新という作業も含まれているのでしょう。

練習方法: 認識力

2. 脳内でどこを押せば良いかという情報に変換する能力を認識力と定義しました。

認識力の練習方法自体は非常にシンプルです。
タイピングゲームではプレイ後にスコアが表示されますので、目標のスコアを意識してプレイしましょう。
何度プレイしても目標スコアに届く事はないので、プレイ回数を重ねる間に自動的に試行錯誤を行い、内部ロールの更新条件を満たす事ができます。

以下は私が typing.io をプレイする中で実感した目安をご紹介します。

  • WPM 30: 職場のタイピングが速いエースプログラマー
  • WPM 40: ドットインストール の動画内でのタイピング速度
  • WPM 50: 上記ドットインストールの動画を余裕を持って視聴でき、一時停止や巻き戻りをしなくて良くなる
  • WPM 60: 記号を含める文章が一纏めで入力できるようになり、typoも非常に少なくなる

練習量はあまり少なさ過ぎても試行錯誤としては足りませんので、100行を1セットとしてまとめて練習しましょう。
その後睡眠をとることで内部モデルの更新が行われ、翌日タイピング速度として反映されます。
既にタッチタイピングが身についているレベルの人は当日中に速くなることはありませんので、成果が確認出来なくても落ち込まずに継続しましょう。
※ 根を詰め過ぎての腱鞘炎にならないよう気をつけてください

typing.io の無料版で用意されている17コース(計5,895行)を1週する度に約WPM+5のペースで上達します。
1セクションは平均20行で打ち終わるまでに約5分かかります。
逆算すると24時間かかる計算ですが、本気のペースで30分継続してタイピングし続ける事は辛いので実際には30〜40時間は掛かると思います。

WPM50を超えるようになると指がついてこなくなります。
指のストレッチの方法も次の項目に記載しました。

練習方法: 指のストレッチ

普段の生活を行う上で中指・薬指・小指は基本的に一纏めで動かします。
ですので、普通の方は独立して自在に動かす事は出来ません。

しかし、音楽の演奏、特にピアノやギターでは全ての指を激しく動かす必要があります。
その為、これらの楽器を習得する為の方法…指を独立して自在に動かす練習方法やストレッチが数多く存在します。
その中から一番タイピングに向いている指の独立性を高めるトレーニングをご紹介します。

中指と薬指の分離動作の練習法を教えて。 – 教えて!goo
この質問に回答され、ベストアンサーを頂いている TAC-TAB さんは、国内外でバンド活動をされているそうです。

早速この回答にしたがってストレッチすると、上記の苦手ワードがイメージ以上に瞬時に打てるようになりました。
これにより自然と文字ではなく単語、単語ではなく文章と意識が広く持てるようになり、
速度の向上とミスタイプを減らすことを両立出来るようになりました。

電車やトイレ、お風呂の中で簡単に行なえますので思い出したらストレッチしてみてください。
自分の頭の回転速度って実はこんなに速かったのかと実感出来て楽しくなりますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
どちらの練習も時間は掛かりますが、複雑な手順はなく簡単に行えます。

  • タイピング速度が速いと勉強の効率がよくなる
  • 日本語とプログラミング言語のタイピング速度は別物
  • typing.io で 20行打ち込むと約5分掛かる
  • typing.io の無料版全工程を1週プレイ (5,895行) でWPMが5増える
  • 1日の練習量は100行 (25分) が一つの目安
  • 指の独立性を高めるストレッチ を行ってもタイピング速度が改善される

1週約30時間を何週も繰り返すとなると、タイピングの速度を上げる為にはたくさんのコストが掛かることがわかります。
結局は今やるべき勉強とタイピング速度、どちらが大事と判断するべきかは状況次第といえそうです。

エンジニアとして続けていく限り、タイピング速度が上がれば一生仕事でも勉強でも使えます。
約30時間の練習を5〜6セット行えば一生タイピング速度が倍になるので、長い目で見ればとても安そうです。

タイピング速度の練習はいつでも少しずつでも出来ますし、WPM40程度でも他人から見て物凄いスピードとインパクトがあります。
もしタイピング速度を改善したい時はまたいつでも読みに来てください。

以上、「プログラマ向け!タイピング速度を2倍に引き上げる練習方法」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。