サーバー監視ツール「Mackerel」を使ってみよう！ ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

こんにちは、プロダクト開発チームの牧です。

みなさんはサーバー監視はどのようなツールを使われていますか？
AWSやGCPなどのクラウドサービスに付属している監視ツールを使用したり、
NewRelicなどの有料サービスやZabbixなどのOSSツール、
自社専用に開発しているなど色々あるかと思います。

今回は株式会社はてなが提供をしているMackerelをご紹介します。

MackarelとはSaaS型の国産サーバー監視ツールです。
エージェントをサーバーにインストールするだけで、手軽にパフォーマンス監視や死活監視を行うことが出来ます。
Mackarelでは無料からでも登録し使用することが出来ます。

まずはホストと呼ばれるものを登録します。
ホストとはサーバー（もしくはVM）1台1台のことを指します。
管理画面に入りサイドバーのHostsをクリックするとホストの一覧が表示されます。

まずは、監視を行いたいサーバーにSSHで接続し、Mackerelのエージェントをインストールしましょう。
インストール方法も色々用意されており、yumやapt-getなどのパッケージマネージャからインストールする方法や、
curlで直接ダウンロードしてインストールする方法などがあります。
弊社ではDockerを使用する関係上、CoreOSを使用していますのでcurlでダウンロードしてインストールしてみます。

$ cd ~
$ curl -O https://mackerel.io/file/agent/tgz/mackerel-agent-latest.tar.gz 66 tar xfvz ./mackerel-agent-latest.tar.gz
$ cd ./mackerel-agent
$ sudo ./mackerel-agent init -apikey="API_KEY"
$ ./mackerel-agent --conf=./mackerel-agent.conf

これでインストールしたエージェントからサーバーの情報がMackerelに送信されるようになります。
ただし、上記のコマンドではバックグラウンドで動かすことが出来ないため、
Systemdを使用して動かす場合は、mackerel-agent-shellを参考にしてみて下さい。

うまく情報が送信できている場合は下記の画像のようにホストが追加されます。

Mackerelでは送信されてきたデータをもとに監視ルールを設定することが出来ます。
どのホストも死活監視の監視ルールは最初から設定されています。
Mackerelでは色々な監視方法がありますが、
今回はCPU使用率が80%を超えたらアラートを流すように設定してみます。

サイドバーのMonitorsをクリックし「新気管支ルールの追加」をクリックします。
CPU使用率での監視はホストメトリック監視となります。
監視対象のメトリックから「CPU %」を選択します。
サービスを登録し監視対象の絞り込みを行うことも出来ますが、今回は全てのホストを対象に設定します。
アラートの発生条件にはWarningとCriticalの2つの条件があり、
段階的に条件を設定することが出来ます。
今回は、Warningに80%、Criticalに90%を設定しました。
これで作成ボタンを押すと監視ルールが作成されます。

今後、登録したホストのCPU使用率が80%以上になったらアラートが流れるようになりました。

今までのサーバー監視では、OSSのツールを使用し難しい設定をしないといけなかったり、
海外のサービスだと使い方が難しかったりしていました。
Mackerelに限らず、最近のサービスではとても簡単に設定が行なえ、
監視コストを減らすことが出来るようになってきています。
今後も便利なツールやサービスをご紹介していきたいと思います！