2016年、AMPプロジェクトはどこまで進んだかまとめました。
以前から当ブログで動向を追ってきたAMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクトですが、昨年一年でどのようなことができるようになっているのでしょうか?
一年間でどれほど推進されてきたのか、改めてまとめてみました。
発表から実装まで
AMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクトは、モバイルページ高速化によるユーザー体験の向上を目的として、Googleが発表したプロジェクト。
2015年10月に発表されたAMPでしたが、実際にGoogle検索結果で表示が始まったのは2016年2月からでした。
ユーザーにとっては、モバイルでのページ表示速度が4倍にまで高速化され、データ転送量もおよそ1/10まで少なくなるという利点があり、同時にサイト運営者にとっても、Googleの検索結果などにAMP対応のページがカルーセル形式などで表示され、その視認性の高い掲出枠で多くのトラフィックが見込めるというモバイルユーザーのユーザービリティを最大化するプロジェクトでした。
ただ、この時点では、ニュース系コンテンツ向けにAMPは特化しており、ニュース性の高いキーワードによる検索結果、メディアサイトのニュースコンテンツがメインで検索結果となっているにとどまっていました。
WordPressのプラグインもすでに公開されていましたが、まだ一部のコンテンツに特化したプロジェクトという印象も強く、様子見というユーザーも多かったのでは無いでしょうか
全検索結果もAMPページをサポート
2016年8月
8月にはGoogleの公式ブログから全検索結果に対して拡大されることが発表され、よりモバイルでのユーザービリティーを最大化するための整備が始まります。
AMP 化しよう: Google モバイル検索における AMP ページへのリンク機能のプレビュー(Google ウェブマスター向け公式ブログ)
2016年9月
9月には改めてGoogle Search Consoleの活用でAMPページがどのような状態(エラーが含まれているかも)かが確認できることとなり、導入を推奨する環境が充実してきました。
Google Search Console をサイトの AMP 化にも活用しましょう(Google ウェブマスター向け公式ブログ)
Google ウェブマスター向け公式ブログではその他のAMPの導入が正しくできているかどうかを確認するためのツールを紹介しています。
2016年10月
10月にはとうとうモバイルGoogle検索の結果ページにおいて、すべてのAMP対応ページに、AMPラベルの表示を開始。そのページがAMPに対応しているかどうかが検索結果からも判別できるようになりました。
モバイルウェブを速く、快適に − AMP プロジェクト 1 周年(Google JAPAN BLOG)
上記ブログでも事例として大幅なパフォーマンスの改善による再訪ユーザーの増加が紹介されており、サイトの内容にもよりますが決して導入メリットが小さくないことがわかります。
2016年11月
11月には更に広告配信の充実をはかり、
AMP 対応広告で収益を拡大(Google Developers Japan)
プロジェクト発足から1年を過ぎ、順調に実用化まで漕ぎ着けたといえます。
AMPのこれから
AMPページはGoogle検索の場合には、Google側にキャッシュされる形になることもあり、そのスピードを優先するためにさまざまな制約があることは否めません。
しかし今までニュースメディアに対応する形で始まったものがブログ、レシピといったコンテンツにも対応し、やがてはECサイトなどにも広がっていくであろうことが想像できます。
今後、AMPだけでなく、FacebookのInstant Articlesなど、ユーザーへのタッチポイントはモバイルへと移行していきます。
サイト運用者にとっても、これからはよりモバイルユーザーのニーズをいかに満たし、快適な閲覧体験を提供するかという視点が求められてくるでしょう。
今年・2017年には、はたしてどういった機能が実装できるようになるのでしょうか。
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