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ChatGPTでランディングページ(LP)は作れるのか?

今回は、今注目を集めている AI チャットサービス「 ChatGPT 」を使って、ランディングページ(以下、LP)を作成する過程を徹底的に検証していきます。

目次

ChatGPTとは?

引用:ChatGPT|OpenAI( https://openai.com/chatgpt/ )

まずは、ChatGPT についておさらいしましょう。
ChatGPT は、OpenAI 社によって開発された AI チャットサービスです。その特徴は、質問に対して人間と対話するような形で回答してくれることです。

登録方法は非常に簡単で、名前、メールアドレス、電話番号を無料で登録するだけで、誰でも簡単に利用することができます。提供開始後わずか3日間で20万人もの利用者を獲得し、現在最も注目されている AI チャットサービスとなっています。

ChatGPT の活用方法は多岐にわたります。質疑応答はもちろんのこと、テキストの作成から要約まで、スピーディーに対応してくれます。現時点でも、キャッチコピーの作成や文章検索、翻訳などで活用されており、今後さらにサービスが拡大していくことが期待されています。

ChatGPTでLPは作れるのか?

LP の作成には、スケジュールの整理、ターゲット分析、構成作成、デザインの方向性整理など、多岐にわたる業務があります。今回は、これらすべてを ChatGPT で行ってみました。

具体的には、コーヒーショップの LP を作成することにしました。仮に開業日を4月1日と設定し、開業日と同時に LP の公開を目指すというシナリオで進めていきます。

スケジュールの整理

まず、ChatGPT に「コーヒーショップのランディングページを4月1日にリリースしたいスケジュールを作成してください」と質問しました。すると、以下のような詳細なスケジュールとタスク内容を提示してくれました。

1. 3月1日〜7日:コンテンツの作成
– 必要なテキストや画像、メニュー内容などの細かい調整

2. 3月8日〜14日:デザインの作成
– デザインの詳細打ち合わせ
– 修正や改善の繰り返し

3. 3月15日〜21日:コーディング
– テストアップ
– スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスでの確認
– 不具合や問題点の修正

4. 3月22日〜31日:最終確認
– 問題がなければリリース準備

 

このように、ChatGPT はスケジュールの調整だけでなく、各フェーズごとの細かいタスク内容まで回答してくれました。

ターゲット分析

次に、「コーヒーショップのランディングページを作ります。ターゲット分析をしてください」と ChatGPT に質問しました。すると、ターゲット層からその特徴まで幅広くまとめてくれました。

ChatGPT の回答によると、主なターゲット層は以下の通りです。

– 20代後半から30代前半
– コーヒー好きの若い女性が多い傾向
– 比較的自由な働き方をしている人が多い

 

この情報を基に、以下のようなペルソナを作成しました。

– 名前:鈴木美菜子(仮名)
– 年齢:30歳
– 職業:フリーランスのデザイナー

 

さらに、ChatGPT は趣味や思考についても細かく分析してくれました。

– 趣味:芸術、アート、ファッション、旅行、読書、スポーツなどカルチャーに関心がある
– 思考:
– コーヒー好きでよくコーヒーを飲む
– スターバックスなどのチェーン店には行かず、個性的なコーヒーショップを好む

 

このように、ChatGPT はターゲット分析においても詳細な情報を提供してくれました。

構成の作成

LP の構成作成にあたり、ChatGPT に「どんな内容が必要か」を聞いてみました。すると、必要なコンテンツからそのコンテンツに含む要素の内容まで、かなり細かく回答してくれました。

例えば、ヘッダーについては以下のような回答をしてくれています。
「ヘッダーにはロゴやナビゲーション、SNS アイコン等が表示される場所です。ショップのブランドイメージを反映するロゴや、ページ内で提供する情報にアクセスするためのナビゲーションを配置します。」

この回答を参考に、以下のような簡易構成を作成しました。

1. ヘッダー
2. ファーストビュー(キャッチコピーとCTAを含む)
3. セカンドビュー(コーヒー豆、ドリンクの紹介)
4. 店舗情報
5. メニュー
6. イベント情報
7. お知らせ
8. お問い合わせフォーム

 

キャッチコピーの作成

次に、ChatGPT にキャッチコピーを考えてもらいました。「キャッチコピーを作成してください」と依頼したところ、以下のような案が出されました。

– 自由な気持ちでコーヒーを
– 香り高いコーヒーの香りに包まれて
– コーヒー好きのための特別な時間>

 

これらの案は良いものの、やや訴求力に欠けるため、「こだわり」「コーヒー」「オリジナルブレンド」という3つのキーワードを追加して再度作成を依頼しました。
すると、以下のような案が出てきました。

– オリジナルブレンドの豊かな味わいをご堪能ください
– 世界に一つだけの、私たち自慢のブレンドコーヒー
– あなたの好みに合わせたオリジナルブレンドコーヒーを提供

 

最終的に、「あなたの好みに合わせたオリジナルブレンドコーヒーを提供」というキャッチコピーを採用します。

コンテンツの詳細テキスト作成

各コンテンツの詳細テキストやメニュー内容、イベント情報についても、ChatGPT に作成を依頼しました。

例えば、セカンドビューのコンテンツテキストについて、「コーヒー豆の特徴に関してタイトルと詳細テキストを作成してください」と質問し、内容を作成してもらいました。
ただし、初回のアウトプットでは、テキストの量が多すぎたため、スマートフォンでの表示を考慮して調整が必要だと判断しました。
メニューの紹介テキストについても、ChatGPT はコーヒーショップでよくあるメニュー内容と金額まで作成してくれました。また、店舗情報やお知らせ、イベント情報も ChatGPT で作成しました。

これらの結果から、テキストはほぼ ChatGPT で作成できると言えるでしょう。ただし、多少の調整は必要です。

デザインの方向性

デザインについても、ChatGPT に「コーヒーショップのランディングページのデザインイメージを考えてください」と質問しました。
すると、以下のような回答がありました。

「コーヒーショップのランディングページのデザインや色合いは、ショップの雰囲気やコンセプトに合わせて選ぶことが重要です。」

 

その上で、一般的におすすめされるデザインの色合いや雰囲気について詳細な回答をしてくれました。

「温かみのある色合いを使用したデザイン:コーヒーショップは温かみのある雰囲気が魅力のひとつです。そのため、茶色やオレンジ、ベージュ、木目調など温かみのある色合いを使用することがおすすめです。」

 

このように、デザインの方向性についてかなり細かく回答してくれるので、お客様への提案資料を作る上で参考にできる内容だと言えるでしょう。

カラーコードの選定

カラーについても、ChatGPT に「コーヒーショップのランディングページに合うカラーコードを教えてください」と質問しました。すると、以下の3パターンのカラーコードを提案してくれました。

1. ナチュラルな雰囲気に合う色
2. ミニマルなデザインに合う色
3. 画像を活用したデザインに合う色

 

これらの回答を基に、デザインに適したカラーパレットを作成することができます。ChatGPT がカラーコードまで回答してくれることで、業務の効率化につながると言えるでしょう。

使用する画像の選定

ファーストビューやその他のコンテンツに使用する画像についても、ChatGPT に質問しました。
すると、各コンテンツ内で使用するべきおすすめの画像とその選定理由について回答してくれました。

例えば、ファーストビューに使う画像としては、以下の3つを提案してくれました。

1. コーヒー豆やドリップコーヒーの写真
2. 店舗の内装や外観の写真
3. おしゃれなカフェ空間の写真

 

選定理由としては、「コーヒー豆やドリップコーヒーの写真は、コーヒーショップのメイン商品であるコーヒーを強調するために使用します」というように、詳細な説明がありました。

これらの回答を基に、実際に使用する画像を選定しました。

– ファーストビュー:コーヒー豆やドリップコーヒーの写真、店舗の内装や外観の写真、おしゃれなカフェ空間の写真
– メニュー紹介:メニューやドリンクの写真
– 店舗情報:店舗の内装や外観の写真

 

最終的なデザインイメージ

これまでの ChatGPT の回答を基に、LP のデザインイメージを作成しました。色に関しては、ChatGPT の回答にあったナチュラルな色を使用し、画像についても ChatGPT の提案に基づいた選択をしています。

ただし、デザイン自体は ChatGPT で作成することはできないので、デザイナーに作成を依頼する必要があります。しかし、ChatGPT を使用することで、カラーや画像についてのイメージをある程度固めることができるため、デザインの方向性を擦り合わせる上でかなり活用できる内容だと言えるでしょう。

結論:ChatGPT で LP 作成業務の8割がこなせる

結論として、ChatGPT で LP は作成できると言えます。ただし、キャッチコピーやコンテンツテキストなどは、まだ完璧なものとは言えません。ChatGPT で作成したものを調整したり、ブラッシュアップしたりする必要があります。

しかし、デザインイメージやカラーコードなどについては、かなり詳細に回答してくれるので、業務効率化など様々なシーンで活用できると考えられます。

ChatGPT は、LP の作成プロセスにおいて強力な支援ツールとなる可能性を秘めています。特に、初期のアイデア出しやコンセプト作り、基本的な構成の組み立てなどで大いに役立つでしょう。ただし、最終的な調整や細かい修正、クライアントの要望に応じたカスタマイズなどは、人間の専門家の手によって行う必要があります。

ChatGPT を活用することで、LP の作成プロセスを効率化し、クリエイティブな作業により多くの時間を割くことができるようになるかもしれません。ただし、AI はあくまでも道具であり、人間の創造性や専門知識を完全に置き換えるものではないことを忘れてはいけません。

Web ディレクターやマーケターは、ChatGPT のような新しいツールを適切に活用しつつ、自身のスキルや経験を磨き続けることが重要です。技術の進歩に合わせて、常に学び、適応していく姿勢が求められるでしょう。

最後に、LP の効果を測定し、改善していくことも重要です。そのためには、適切な解析ツールの使用が欠かせません。

Web サイト解析・改善ツール SiTest のご紹介

当社では、SiTest(サイテスト)という Web サイトの解析・改善ができる LPO ツールを提供しています。このツールは、大手企業から中小企業、スタートアップ、ベンチャー、個人事業主に至るまで、幅広い層にご利用いただいています。

SiTest は、ヒートマップ解析、AB テスト、EFO 、パーソナライズなど、Web サイトの解析・改善に必要な機能がオールインワンで搭載されています。
これらの機能を活用することで、作成した LP の効果を測定し、継続的な改善を行うことができます。

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さいごに

今回の検証を通じて、ChatGPT が LP の作成プロセスにおいて非常に有用なツールであることが分かりました。スケジュール管理、ターゲット分析、コンテンツ作成、デザイン方向性の決定など、多岐にわたる業務をサポートしてくれます。

しかし、ChatGPT はあくまでも強力な補助ツールであり、人間の創造性や専門知識を完全に置き換えるものではありません。最終的な判断や微調整、クライアントとのコミュニケーションなどは、依然として人間の役割です。

Web ディレクターやマーケターは、ChatGPT のような最新の AI ツールを効果的に活用しつつ、自身のスキルや経験を磨き続けることが重要です。テクノロジーの進化に合わせて、常に学び、適応していく姿勢が求められます。

また、作成した LP の効果を測定し、継続的に改善していくことも忘れてはいけません。適切な解析ツールを使用し、データに基づいた意思決定を行うことで、より効果的なLPを作成することができるでしょう。

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