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人工知能がオススメする広告で購入率がUPする?

ここ最近の人工知能の発達は目を見張るものがあり、頻繁に人工知能に関してのニュースを見るようになりました。
ウェブ広告においても、人工知能が取り入れられています。

2017年1月26日、株式会社スリーアイズがウェブ広告配信ネットワークサービス「CANDY」の販売を開始しました。
CANDYはニュースなどのウェブ記事と連携する広告や関連記事を選択するサーバーソフトウェアのことです。
人工知能と連携することで日本語で書かれた記事の意味を理解し、画面上に記事内容に関連する最適な記事や広告を表示する機能がついているのが大きな特徴です。

リターゲティング広告の穴

ウェブサイトやその記事に連携して広告が表示される、という手法はすでにあり、中でもリターゲティング広告が主流です。
リターゲティング広告は、1度はサイトを訪問してくれたユーザに対してもう一度その広告を出すという仕組みで、ユーザーが、Yahoo!やGoogle、あるいは提携しているパートナーサイトのコンテンツを見ているときにバナー広告やテキスト広告を表示させることができます。
サイトの訪問者の閲覧履歴をCookieから取得して、訪問者の関心が高いと推測される内容に関連した広告を表示するので、通常の広告配信よりもクリック率が高まり、成果が上がりやすくなると一般的に言われています。
もちろんそういった結果が出やすい広告なのですが、リターゲティング広告ゆえのデメリットもあります。
現状のリターゲティング広告は、商品やサービスのページを見たユーザーに対して、他のサイトにおいても同じ広告を継続的に表示させるという基本的な仕組みなので、どのサイトで、誰に対し、ページ内のどの枠で、1日のどの時間帯に表示するかといったことは考慮されません。あまりに頻繁に同じ広告が現れることによって「うっとおしい」と感じる人が少なからずいるのも現実です。

リターゲティング広告に対するユーザーの本音

リターゲティング広告についてのアンケートを調べてみました。
1日平均11サイト以上ウェブサイトを閲覧している10代~60代の男女1,255名に、「リターゲティング広告に関する調査」によると、以下のような結果が出ています。

●ウェブサイトを閲覧している時、「最近同じ広告をよく目にするな」と感じたことはありますか?」

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「よくある」、「どちらかといえばある」と答えた人が約8割を占めています。それほど、リターゲティング広告がインターネットに多く存在しているということが分かります。

リターゲティング広告についてあなた自身経験のあることは?

経験のあること
”「また同じ広告か」と思う事がある”と答えた人や、今はクリックしないでおこう、とスルーする人が約半数いることがわかりました。
いろいろな場所で何度も同じ広告が表示されると、あえてクリックしないという心理が働くようにも見えます。

自分の趣味嗜好に近い広告が頻繁に表示されたとき、あなたはどのように感じますか?

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リターゲティング広告について恐怖心を抱くユーザーがいる一方で、趣味嗜好に近い広告が表示されることについては、実際にクリックしたり、購入するきっかけになっているなど、ポジティブな意見も見受けられました。

つまり、ランダムに訴求してクリック率が上がっても、実際にはユーザーにはしっかり響いていない可能性が高いのです。
閲覧しているものとの関連性が薄い広告にはネガティブな印象を持ち、自分が求めているタイミングに適切な広告が現れると、クリックや購入率にも反映されることが想定できます。

人工知能がおすすめする広告で成果UP

ここでCANDYの話に戻しますが、記事内容を正確に判断するために、NECパーソナルコンピュータSRIインターナショナルが共同で開発した人工知能を使っています。
SRIインターナショナルは、スタンフォード大学の研究が独立した法人で、人工知能を使ったパーソナライゼーション・予測・感情認知のための言語処理技術を開発しています。AppleのSiriの開発プロジェクトにも参加していたことでも有名です。インターネット上にある膨大な量の日本語で書かれたコンテンツを機械学習させることで、日本語圏で暮らしている一般的な人と同レベルの「知識辞書」を構築し、ウェブコンテンツの内容を解釈します。

例えば、「花園」という単語は「花の植えてある庭園」という意味ですが、「ラグビー」のトピックではラグビー場の呼称として一般的な単語であり、「高校ラグビー」といった単語とも関連性が高いといった知識を備えています。
「競技名」「チーム名」「リーグ名」といった関連から意味を解釈し、現在興味を持って見ている記事内容に対してより関連性の高いコンテンツやチーム応援グッズなどの商品広告などを自動で選出しレコメンド表示します。
このように、ユーザーが現在閲覧している記事の内容と直結した記事や広告を表示させることができるため、広告のクリック率が高くなると同時に、クリック後に実際にネットショップなどで商品を購入する率も高くなります。
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実際に、2016年10月~12月の3ヶ月間、大手ウェブニュースポータルサイトにてCANDYが推奨する商品の物販広告を掲載しクリック数を計測したケースが報告されています。
大手ネットショップより購入履歴データの結果を受け取り、クリックあたりの購入率を算出した結果、購入に至った平均購入率がおよそ3%も上昇しました。

過去に興味を示した製品の広告を表示し続けるのでは無く、人工知能を用いて今現在最も関心がある広告を表示することが出来ると、ユーザーも良い印象でクリックしやすくなると考えられます。

よりユーザーの行動に沿ったコンテンツの提供が重視されてきている

人工知能は、従来のリターゲティング広告を、しかるべきタイミングで、最適な広告を求めているユーザーに届けるための心強いサポーターにもなることが今回の事例でわかりました。
ウェブコンテンツに触れるユーザーが増え続けている中で、インターネットユーザーのニーズは今や一度見た広告ではなく、リアルタイムで見ている情報とリンクした情報のみに集中しつつあります。
広告の表示だけでなく、広告をクリックした際にユーザーがどのような動きをしているのか、どこで離脱しているのかなど、最大限に成果を生み出すためのサイト改善や、適切な訴求が重要視されてくることになります。
ぜひ、SiTestをうまく活用して、かんたんにできるサイト改善にチャレンジしてみて下さい!

参考サイト

・CANDY
 http://candy-network.com/agent
・SRIインターナショナル
https://www.sri.com/japan/information-computing
・NECPC
 https://nec-lavie.jp/common/release/ja/1701/2601.html

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