地元密着型ビジネスのウェブ活用法
せっかく自社サイトをリニューアルしたのに、サイト訪問者が少ないという方向けに、ローカルビジネスでも活用できる検索結果掲載順位の改善ポイントをご紹介したいと思います。
近隣の人に気づいてもらいやすい環境になっている
Google が2015年に「アメリカと日本を含む世界10ヶ国では、Google 検索はコンピューターよりもモバイルデバイスで行われるようになった」と発表してから、スマートフォンからの検索は年々増加しています。
このことから、地域密着型のローカルビジネスも、近隣にいる人がファンになれば、口コミなどで、広範囲にアピールできるようになってきています。
TVCM、新聞広告を出稿するのは莫大な広告費がかかって手が出せなかったのが、スマートフォンの普及で、低価格でも宣伝するチャンスが増えました。
ローカルビジネスとはカフェ、居酒屋などの飲食店、雑貨店などの小売業が該当します。業種業態によってさまざまですが、商圏は半径1~5キロと比較的狭いのが特徴です。
商圏タイプ
・近隣商圏(半径1km程度)… 食品など、生活必需品の商圏
・地域商圏(半径4~5km程度)… 洋服など、買回り品の商圏
・広域商圏(半径10km以上の範囲)… 各地域の中核都市の繁華街
消費者が食品や日用品を購入する際には、距離が近く、品揃えが豊富で、価格が手ごろな店舗で購入します。近隣範囲で条件に合うお店を選択することが想定されます。
ローカルビジネスに関係するキーワード、「近くの」トレンド状況をみる
Google トレンドは、調べたいキーワードについてその検索ボリュームを時系列で知ることができる無料ツールです。これを使って、「近くの」というワードを2010年~2017年現在までの期間で調べてみました。
2014年あたりから、検索数が伸びていることがわかります。これは、先ほど Google が発表していたスマートフォンの検索数が増えた年と重なっていることから、パソコンからの検索と合わせて、全体的に検索数が伸びているということになります。
さらに、外出中に持ち歩くスマートフォンから 近くにあるローカルビジネスの検索数が増えているのも頷けます。
消費者行動心理モデル「AISARE」
ローカルビジネスで理想的なのは、近隣の人に利用してもらい、ファンになってもらい、良い口コミを流してもらうことです。
人生に一度は、ある商品やサービスに惹かれたことがあると思います。これを、AISARE(アイサレ) という消費者の行動心理モデルをみていきましょう。
AISARE とは、はじめの接点から、購入してリピートして、それについて自ら発信する人(エヴァンジェリスト)に至るまでをあらわすものです。
A:アテンション(注目)
I:インタレスト(関心)
S:サーチ(検索)
A:アクション(行動)
R:リピート
E:エヴァンジェスト(伝道師)
(押切 孝雄著「Googleマーケティング」より)
ローカル検索結果の掲載順位を改善する
AISAREの1番目にある「注目」を獲得するために、検索したユーザーに注目をしてもらう必要があります。自社の名前やサービス名を知らない場合には、やはり関連したキーワードを検索されたときに検索結果の上位にいることが大切です。そして、ローカル検索結果を改善するには、Googleマイビジネスの情報を充実させることが重要です。
Googleマイビジネスとは、Google検索や Googleマップなどのさまざまな Google サービス上にビジネス、組織情報を表示管理するための無料ツールです。これを登録することで、表示を最適化できます。
スマートフォンから検索したユーザーにとっても情報が一目で見ることができるので便利です。また、ローカルビジネスの設定をする事でユーザーはスムーズに目的地までたどり着くことができます。
複数の競合する事業者がいたときにどういった仕組みで上位に表示するかを Google は3つのポイントを明示しています。
・関連性(検索語句とローカル情報が合致する度合い)
・距離(検索した位置とお店までの距離)
・知名度(ウェブ上の情報:リンク、記事、店舗一覧、Googleでの口コミ数など)
サイトへの流入数が多い方が、サイト分析や改善の PDCAサイクルは回りやすくなります。Web検索の他に、アパレルや雑貨などの EC サイトを運営している場合は、画像検索の SEO の改善にも取り組むことがお勧めです。
改善方法についてご紹介していますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
「SEO で忘れがちな画像検索、どう考えていますか?」
参考資料
・Google Inside AdWords:「Building for the next moment」(2015.05.05)
https://adwords.googleblog.com/2015/05/building-for-next-moment.html
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