LPO対策用語集 基礎用語と考え方
現代のウェブマーケティングにおいて、LPO対策は成果向上に欠かせない手法だと認知されてきています。
どれだけ広告やSEOでユーザーを集客しても、ウェブサイトに欠陥があれば商品やサービスが売れないのは当たり前です。
SiTest もウェブサイトを解析・改善するLPOツールとしてリリースしました。
「ウェブサイトの課題を直感的に見つけることができ、またその改善策をテストしながら最適化する」ために、 機能を企画、開発しています。
今回は SiTest の機能をより効果的に活用してもらうために、LPO対策に関する用語をご説明致します。
基本的な用語からLPO対策の深い部分までお伝えしますので、まずは知るところからスタートしていきましょう。
LPO対策に関する用語
ランディングページ(LP)
ランディングページ(Landing Page / LP)とは、インターネット広告や検索エンジンなど外部からのリンクをクリックした際に最初に表示されるページのことを指します。
ウェブサイトに訪れたユーザーが「着地する」ページであることから、ランディングページという名前になっています。
LPO / LPO対策
LPO(Landing Page Optimization)は日本語で「ランディングページ最適化」を意味します。
ランディングページを最適化することは成約率を向上させることにつながり、ウェブマーケティングにおいては必須の考え方になってきました。
またランディングページを最適化するための取り組みをLPO対策と呼び、ユーザーの求めている情報が簡単に手に入るように設計することやユーザーに興味を持たせるコンテンツを用意することなどが挙げられます。
“Landing Page Optimization”という言葉は1990年代後半頃には生まれていた考え方で、2000年代には多くのベンダーが設立されました。
そして2005年にアメリカのサンノゼで開催された「SES(Search Engine Strategies)カンファレンス」で「LPO」という略称が使われ、その言葉が広まったと言われています。
CRO / CRO対策
CRO(Conversion Rate Optimization)は「コンバージョン率最適化」という意味を持ちます。
ウェブサイトに訪問したユーザーがコンバージョンする割合(コンバージョン率)を改善することがCROで、LPOもCROの一種です。
また、例えばランディングページにおけるキャッチコピーの改善やコンバージョンに至るまでの動線設計などコンバージョン率を改善するために行う施策はCRO対策と呼ばれます。
コンバージョン率(CVR)
コンバージョン率(Conversion Rate / CVR)とは、ウェブサイト上で目標達成した件数(コンバージョン数)をアクセス数で割った割合のことです。
LPO対策ではコンバージョン率を成果指標とすることが多いです。
直帰率
ウェブサイトに訪れたユーザーの内、最初に表示したページだけしか閲覧しなかった人数の割合を直帰率と言います。
直帰率はウェブサイトの入り口となったページ(ランディングページ)が、ユーザーの求めている情報を得られるページだったか、ユーザーが買いたいと思うような構成になっているページだったかを測る指標になります。
離脱率
ウェブサイトに訪れたユーザーの内、コンバージョンせずにサイトから離れてしまった人数の割合を離脱率と言います。
ウェブサイト全体の場合だとコンバージョン率+離脱率=100%となり、離脱率を減少させることがコンバージョン率の改善につながります。
離脱率は個々のページでも算出でき、離脱率の高いページを改善することがウェブサイトのコンバージョン率増加につながります。
LPO対策で使用される考え方に関する用語
マルチエントランス
検索キーワードによっては、トップページだけでなくウェブサイトの各ページもユーザーの入口になるという考え方をマルチエントランスと言います。
SEO対策において重要な考え方であるとされており、下層ページでもユーザーが検索しそうな内容を採り入れて上位表示させることで集客力を向上させることが可能です。
マルチエントランスの考え方を踏まえるとウェブサイトの各ページがランディングページとなり、それぞれでLPO対策を行って成約率を向上させることが重要となります。
アクセシビリティ
アクセシビリティとは、製品やサービスなどがどれだけ多くの人にとって利用しやすいかを表す言葉です。
特に高齢者や障害者などハンディを持つ方でも利用できることを指します。
ウェブサイトでは「ウェブアクセシビリティ」とも呼ばれ、訪問したすべてのユーザーが容易に情報を入手・発信でき、その情報を共有できる状態にあることを意味します。
日本においてはJISが2004年6月に公表したウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドラインがあり、WebコンテンツJISと呼ばれています。
ユーザビリティ
ユーザビリティは日本語で「使いやすさ」や「使い勝手」を意味しますが、さまざまな定義を持つ言葉です。
1998年のISO 9241-11では、製品やサービスが指定された目標を達成するために用いられる際の「有効さ」「効率」「満足度」「利用状況」の度合いをユーザビリティと定義しています。
ユーザーインターフェース(UI)
ユーザーインターフェース(User Interface / UI)とは、コンピュータにおける、画面表示やウインドウ、メニューなどの全般的な操作感を指します。
ウェブサイトやウェブアプリケーションでは特に「ウェブユーザーインターフェース(Web User Interface / WUI)」と呼ばれ、インターフェース上で何ができるのか、何をしたら良いのかがすぐに分かるかどうかが重要とされています。
ユーザーエクスペリエンス(UX)
ユーザーエクスペリエンス(User Experience / UX)とは、製品やサービスを使った時に得られる満足度を指す言葉です。
ユーザビリティやユーザーインターフェースが使いやすさや操作感を表すのに対して、ユーザーエクスペリエンスは使うことで得られる楽しさ、感動などが含まれ、「真にユーザーのやりたいことが実現できるか」という概念と言えます。
ユーザーエクスペリエンスは2005年に当時Appleで働いていたアメリカの認知心理学者であるドナルド・アーサー・ノーマンが考案した考え方だと言われています。
QUEST FORMULA(クエストフォーミュラ)
QUEST FORMULA(クエストフォーミュラ)とは、ユーザーの反応を高めるコピーライティングの型として使われています。
“Qualify(ターゲティングする)”。”Understand(理解・共感を示す)”、”Educate(教育する)”、”Stimulate(興奮させる)”、”Transition(行動させる)”の頭文字をとっています。
AIDAの法則
消費者に4段階の心理状態を表し、コピーライティングの世界でも使用されている型がAIDA(アイーダ)の法則と呼ばれる考え方です。
“Attention(注意を引く)”、”Interest(興味を持たせる)”、”Desire(欲求を生む)”、”Action(行動させる)”の頭文字をとっています。
PASONAの法則
PASONA(パソナ)の法則とは、購買行動を活発化させるコピーライティングの型の1つです。
“Problem(問題を提起する)”、”Agitation(問題を煽り立てる)”、”Solution(解決策を提示する)”、”Narrow down(限定感を出す)”、”Action(行動させる)”の頭文字をとっています。
基本的な考え方は、QUEST FOMULAもAIDAの法則もPASONAの法則も変わりません。
今回はLPO対策に関わる用語の一部をご紹介しましたが、実際に売上を伸ばすためにウェブサイトでできること、知っておくべき知識はまだまだたくさんあります。
まずは基本を抑えて、LPO対策への取り組みを始めることが大切です。
SiTest ではLPO対策をこれから始める人にとっても無料でスタートできるツールですので、ぜひご活用をご検討ください。
それでは次回をお楽しみに!
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