GoogleのAI入りチャット「Allo」の発表で感じたこれからのコミュニケーション
Google I/O 2016 で発表された Allo はとても良さそうですね。
5/18 に発表があってから、既に Google News ではとても沢山の速報が公開されています。
Allo の概要
Allo とは Google が開発中の新しいテキストチャットアプリです。
内部にAIが搭載してチャット内容を監視して、適切で素早いレスポンスをサポートしてくれます。
上記の画像は会話相手のJoyが「知り合いを夕食に招待したいの」という発言に対して、デフォルトで「いいね!」と「どんな方?」という回答案が表示されている所です。
ちなみに上のJoyが後で一緒に夕食行きましょうという誘いに対して、「いいよ」と「忙しいんだ」の二択が表示されて、「いいよ」というAIが生成した返答をしています。
あまりでしゃばると邪魔になるかと思うのですが、
邪魔にならないように慎ましくサポートする機能や、
セキュリティへの配慮もされているそうで、ぜひ使ってみたいアプリになっています。
本記事執筆時現在では、まだ発表されたばかりで使う事は出来ません。
Slack でコミュニケーション
Slackの設定と簡単な使い方(英語が苦手な人へ) – Simplog
Slackとは、2014年に正式公開された北米発のコミュニケーションツール。
iOS(iPhone、iPad)、android、PC(Windows/Mac)に対応しており、非常に使いやすいアプリケーションです。
このコミュニケーションツールはエンジニアの中で特に流行ってまして、
様々なWebサービスと連携したり、Botを登録して定期的に情報を教えてくれたり、
またコマンドを登録してちょっとした業務を自動化することも可能です。
自分でBotやコマンドを作れるエンジニアには特に重宝されています。
非エンジニアの方にも簡単に扱え、工夫次第では様々なコミュニケーションを円滑にすることが出来ます。
将棋でAI?
日本でも日常的にAIが活用されつつあります。
その中でも、将棋の世界では既にAIとの共存が進んでいるように思えます。
その中から事例を2つご紹介します。
天下一将棋会
天下一将棋会とは、2010年にゲームセンターでサービスを開始したオンライン対戦型の将棋ゲームです。
ゲームセンターで将棋、一見とてもミスマッチに思えるこの組み合わせですが、
実はこの天下一将棋会というゲーム、ただの将棋ゲームではなくAIが入っています。
オンラインでの対局中、裏でずっとAIが戦況をずっと計算し続けてくれます。
プレイヤーは次の一手に困った時、AIに最適な手を聞く事が出来ます。
また、形勢に応じて音楽や背景が切り替わり、ゲームを盛り上げてくれます。
また、将棋ファンの方向けに、プロが採用している有名な手筋や囲いを使うとエフェクトと音声で戦型を呼んでくれますし、
良い手を指すと、画面と駒が光って「技あり!」と褒めてくれます(笑
娯楽としての将棋とAI
ドワンゴが電王戦というイベントを開催して、毎年賑わっています。
これは各開発者が開発した将棋や囲碁のAIでリーグ戦やトーナメントを勝ち抜き、
見事上位に輝いた将棋AIがプロ棋士と対局するというイベントです。
また、将棋のテレビ中継でもAIは活用されています。
「現在AIはこの局面を後手有利と判断しています」
…という風に、解説者が対局者の状況をAIと一緒に推測していく助手のような使われ方をしています。
ほんのちょっとを積み重ねる
Allo で得られる事はほんのちょっとの事です。
手持ちのスマホでランチや動画は簡単に調べる事が出来ます。
友人へのコメントくらい自分で入力しろというツッコミも入りそうです。
ここでふと恩師が授業中に話してくれた内容を思い出しました。
とある夫婦共に医者である友人がいたそうです。
その夫婦はどちらも自分専用の電子辞書を肌身離さず持ち歩いて、知らない単語を見聞きする度にその場で電子辞書で検索していたと聞きます。
本当のちょっとした習慣を積み重ねるのは、
今後の人生にとても左右されるものです。
しかし、このちょっとした手間が面倒くさくて、忙しくなった時に投げ出してしまい、習慣として結びつかなくなってしまうことは往々にしてあると思います。
もしAIが常に側にいて、忙しくて身に付かないはずだった良い習慣を続けるサポートをしてくれればどうでしょうか?
まとめ
Allo 自体が出来る事そのものはささやかなものの積み重ねだと感じました。
しかし、 Allo からは、これからの時代はコミュニケーションを行う上で、
もう一人の気が利く参加者としてAIが欠かせない存在になる時代の可能性を感じました。
Allo が思ってた以上に便利だということが実感出来るかもしれませんし、
Allo に触れ続ける事でエンジニアとして新しいやりたいことを発見出来るきっかけになるかもしれません。
2016年夏にリリース予定の Allo 、ぜひ使ってみたいです。
以上、GoogleのAI入りチャット「Allo」の発表で感じたこれからのコミュニケーションでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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