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【図解】GA4でコンバージョンを設定する方法 ~設定時の注意点やGA4の仕組みも解説~

アクセス解析では、購入や会員登録など「コンバージョン」の計測は欠かせません。
本記事では、Google アナリティクス4(以下、GA4)でコンバージョンを設定する方法解説します。

なお、今回の内容は動画でも解説していますので、簡単に概要を知りたい方はこちらもご覧ください。

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目次

【復習】GA4 の計測の仕組み

GA4 ではユーザーのウェブサイト上、またはアプリ内での行動をイベント単位で計測しています。
ユニバーサルアナリティクスではセッション単位で計測されていましたが、計測単位が変わっている点には注意が必要です。

また、この計測の仕組みが変わったことによってコンバージョンも目標という一つの指標ではなく、イベントとして扱われるようになりました。
GA4で「コンバージョンを設定する」とは「計測しているイベントをコンバージョンとして扱う」というイメージが近いです。

イベントの詳細については、過去にアップしている以下の記事や動画をご覧ください。

Google アナリティクス 4 のイベントを理解しよう!計測・設定方法を解説
( YouTube 動画)【Google アナリティクス 4】UA から変わった「イベント」を徹底解説

GA4 で自動的に指定されているコンバージョン

GA4 では自動的に計測されているイベントや「推奨イベント」という、計測するアクションに対してGoogleが推奨しているイベント名があります。
上記のような既に使用されていたり推奨イベントとされているイベント名の中で、自動的にコンバージョンとして指定されているイベントが6種類あります。
6種類のイベントは以下の通りです。

■ purchase(ウェブとアプリ):ウェブサイト、およびアプリ内で商品、サービスを購入した時
■ first_open(アプリのみ):インストール後、初めてアプリを起動した時
■ in_app_purchase(アプリのみ):アプリ内で商品、サービスを購入した時
■ app_store_subscription_convert(アプリのみ):有料のサブスクリプションに登録したとき
■ app_store_subscription_renew(アプリのみ):有料のサブスクリプションを更新した時

 

上記と同じイベント名が計測されるとコンバージョン設定をする必要なく、コンバージョンとして扱われます。

GA4 でコンバージョンを設定する方法

GA4 でコンバージョンを設定するためには、あらかじめイベント作成しておく必要があります。
本記事ではコンバージョンに設定するイベントは作成済みという前提で解説をいたします。
イベントの作成方法については、過去にアップしている記事や動画をご確認ください。

Google アナリティクス 4 のイベントを理解しよう!計測・設定方法を解説
( YouTube 動画)【Google アナリティクス 4】イベント設定方法やイベント計測を徹底解説

GA4 でコンバージョンを設定する方法は以下の2種類あります。

■ 既に計測されているイベントをコンバージョンとして登録する
■ まだ計測されていないイベント名をあらかじめコンバージョンとして登録する

 

既に計測されているイベントをコンバージョンとして登録する

この方法では、既に計測されているイベントを今後コンバージョンとして計測するように設定する方法です。
設定方法は以下の通りです。

左メニュー「設定」 > 「イベント」を選択

GA4の管理画面から左メニュー「設定」、「イベント」の順に選択してください。

「コンバージョンとしてマークを付ける」をオン

イベント一覧にある最右列「コンバージョンとしてマークを付ける」がオンになっているものはコンバージョンとして計測されるイベントです。
コンバージョンとして計測したいイベントのマークをオンにして下さい。

以上でこの方法での設定は完了です。

まだ計測されていないイベント名をあらかじめコンバージョンとして登録する

2つ目の設定方法は、まだ計測されていないイベント名をあらかじめコンバージョンとして扱うように設定しておく方法です。
この方法であれば、そのイベントが初めて計測されるタイミングからコンバージョンとして計測されます。
なお、既存のイベント名であっても設定は可能です。

左メニュー「設定」>「コンバージョン」「新しいコンバージョン イベント」を選択

GA4の管理画面から左メニュー「設定」、「コンバージョン」の順に選択し、右上部の青いボタン「新しいコンバージョン イベント」をクリックしてください。

表示されたダイアログにコンバージョンとするイベント名を入力

ボタンクリック後に「新しいイベント名」を入力するダイアログが表示されます。
ここにコンバージョンとして設定したいイベント名を入力してください。
ここで入力されたイベント名がコンバージョンとして扱われます。

以上でこの方法での設定は完了です。

なお、この設定画面では「登録されているイベント名と同じイベント名が計測されたら、そのイベントをコンバージョンとする」設定です。
したがって、この画面で登録するだけではイベントは作成されないため注意が必要です。

コンバージョン設定時の注意点

イベント名は大文字と小文字が区別される

イベント名で使用するアルファベットは、大文字と小文字が区別されます。
二つ目の方法でイベント名を登録する際には誤りがないか確認しておきましょう。

コンバージョンとして扱われるまでにはタイムラグがある

一つ目の方法で、コンバージョンのマークをしてから、実際にコンバージョンとして扱われるまでには数分から数時間かかります。
タイムラグがあること覚えておきましょう。

コンバージョンイベントを変更したい場合は、イベントそのものを修正する

冒頭でも伝えた通り、GA4 において「コンバージョンを設定する」とは「イベントをコンバージョンとして扱う」ということです。
つまり、コンバージョンイベントの内容や計測方法を変える場合には、その元となっているイベント自体を修正する必要があります。

GA4 でコンバージョンを確認する方法

GA4でコンバージョンの計測状況を確認する方法はいくつかあります。
本記事では「レポート機能」のなかで確認する方法を解説いたします。
「探索機能」やGoogleデータポータルでも確認できますが、詳細は別記事にて解説いたします。

エンゲージメントレポートから確認する

レポート機能内「エンゲージメント」レポートから、計測されているコンバージョンイベントそれぞれのコンバージョン数、総ユーザー数、イベントによる収益を確認できます。
左メニュー「レポート」、「エンゲージメント」、「コンバージョン: イベント名」の順に選択すると該当の画面にアクセスできます。

各種レポートのコンバージョン列で確認

「エンゲージメント」レポート以外にも、「集客」レポートの「トラフィック獲得」や「ユーザー」レポートの「ユーザー属性の詳細」などにある「コンバージョン列」からも、ディメンション別のコンバージョン数を確認できます。
これらのレポートではプルダウンからコンバージョンを個別に選択できます。

左メニュー「レポート」 > 集客 > トラフィック獲得


左メニュー「レポート」 > ユーザー > ユーザー属性の詳細

なお、レポート機能からはコンバージョン率を確認できません。
コンバージョン率を知りたい場合は、手動で計算をするか、探索機能の利用が必要です。

【補足】コンバージョン数の定義

従来のGoogle アナリティクスのバージョン、ユニバーサルアナリティクスでは、コンバージョンは目標として設定されており、セッションにつき最大1回が計測される定義となっていました。
しかし、GA4 ではコンバージョンもイベントとなるため、セッションのなかで1回以上計測されることがあります。

さいごに

本記事では、GA4 におけるコンバージョンの設定方法について解説しました。
イベント単位での計測方法に変更になったことから、GA4 では「計測しているイベントをコンバージョンとして扱う」ことによってコンバージョンを計測します。
なお、これによってコンバージョン数が計測される回数が変わったりするなど細かい部分で定義も変わっています。
公式ヘルプなども随時確認するなど、正しい理解が必要です。

参考:[GA4] イベント – アナリティクス ヘルプ
参考:[GA4] コンバージョン イベントのセットアップと管理 – アナリティクス ヘルプ

当社では現役の Web コンサルタント・Web アナリストによる「 Google アナリティクス 4 (GA4) 設定・移行支援」サービスを提供しております。
本記事で解説したコンバージョンの設定を含めた初期設定から、Googleデータポータルを利用したKPIダッシュボードの構築、アクセス解析によるコンバージョン率改善支援などを行っています。
GA4 のイベント設定は一つ一つ手動で行っていく必要があり、多くの人的・時間的リソースを使用します。
操作に慣れている代理店やコンサルティング会社に設定を依頼するのもひとつの方法です。

「設定方法が分からない」「社内リソースが足りない」「運用まで任せたい」などのお悩みがある方は、是非お気軽にご相談ください。

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