カスタムディメンションとは?設定から活用法まで徹底解説
Google アナリティクスの「カスタムディメンション」について、活用できていますか?
「カスタムディメンション」は、初期状態、標準のトラッキングコードだけでは収集されていない分析軸を、ユーザーが自ら定義、設定することができる機能です。
今回は、Google アナリティクスのカスタムディメンションについて、基本から活用方法、設定方法まで解説いたします。
目次
- カスタムディメンションとは
- カスタムディメンションの活用シーン
- カスタムディメンションの設定方法①(管理画面の設定)
- カスタムディメンションの設定方法②(トラッキングコードの設置)
- 設定したカスタムディメンションの確認
- さいごに
カスタムディメンションとは?
ディメンション
そもそもGoogleアナリティクスにおいて、「ディメンション」とは、切り口となる「分析軸」のことをさします。あらかじめ用意されているディメンションには以下のようなものがあります。
・参照元/メディア ・ユーザー タイプ ・言語 ・ランディング ページ
カスタムディメンション
カスタムディメンションとは、このようなあらかじめGoogleアナリティクス内に用意されている分析軸だけでなく、自身で自由に分析軸を定義し、設定・収集できる機能です。
カスタムディメンションを設定することで、デフォルトでは分析できていなかった独自の軸でデータを確認することができます。
カスタムディメンションの活用シーン
カスタムディメンションは自由に設定ができる機能ですが、そもそも何に使用すべきかわからない、といったかたも多いのではないかと思います。
カスタムディメンションを使うと、例えば会員機能を提供しているサイトでは、「会員」「非会員」といった入会状況を付与することができます。「無料会員」「プレミアム会員」など会員のステータスの設定も可能です。そのほかカテゴリーを定義したり、CRMに設定されている性別や年代を取り込むことも出来ます。
カスタムディメンションの利用例
一般的なカスタムディメンションの利用シーンには以下のような例が挙げられます。
・(CRMに設定されている)性別
・(CRMに設定されている)年代
・購入回数
・記事カテゴリー
・ログイン/非ログイン
・ユーザーID
・ゲーム内のレベル
カスタムディメンション設定方法①管理画面の設定
カスタムディメンションの設定方法には、
「Googleアナリティクスの管理画面から新しいカスタムディメンションを追加する」
「トラッキングコードをページに設置する」
のステップがあります。
Googleアナリティクスの管理画面から新しいカスタムディメンションを追加する
まずはGoogleアナリティクス内にカスタムディメンションを追加しましょう。
「管理」>プロパティ内の「カスタム定義」>「カスタムディメンション」を選択します。
「新しいカスタムディメンション」をクリック、「カスタムディメンションを追加」から、
わかりやすい名前と、「範囲」を設定します。
カスタムディメンションの「範囲」とは
「範囲」(スコープと呼ぶこともあります。)は、ディメンションと指標の単位(レベル)を示しており、どれを選ぶかにより最終的な値が変わります。
「範囲」には商品、ヒット、セッション、ユーザーの 4 つのレベルがあります。
ヒット:値は設定された 1つのヒットにのみ適用される(記事IDなど)
セッション1回のセッションのすべてのヒットに値が適用される(ログイン/非ログインなど)
ユーザー:現在と将来のセッションのすべてのヒットに値が適用される (例:会員/非会員 ユーザーIDなど)
範囲を選択後、アクティブにチェックが入った状態で「作成」をクリックします。
これで管理画面の設定は完了です。
カスタムディメンションの設定方法②(トラッキングコードの設置)
管理画面の設定が完了したら、トラッキングコードをサイトに埋め込みます。
設定後、サンプルコードが表示されます。
var dimensionValue = ‘SOME_DIMENSION_VALUE’;
ga(‘set’, ‘dimension1’, dimensionValue);
こちらの「dimensionValue」の部分を独自のものに置き換えましょう。例えば、「ログイン」などとします。
置き換えができたら、アナリティクス設定の際に埋め込んだトラッキングコードの、「ga(‘send’, ‘pageview’);」の上の行に「ga(‘set’, ‘dimension1’, ログイン);」を追加し、ログイン時に表示されるページに設定します。
これで設定は完了です。
カスタムディメンション設定の制限
無料のGoogleアナリティクスではカスタムディメンションのインデックスを 20まで利用できます。Googleアナリティクス 360 では、カスタムディメンションのインデックスは 200まで利用できます。
設定したカスタムディメンションの確認
設定したカスタムディメンションは、レポートの画面で確認できるようになります。
カスタムディメンションの主な確認方法を3つ例示します。
①カスタムレポートのディメンションとして使用する
②セカンダリディメンションとして使用する
③新しいセグメント作成時に、条件として利用する
さいごに
カスタムディメンションは最初の設定こそハードルが高い一方、一度設定できればレポートでの確認は難しくなく、詳細な分析をするために有効です。
ぜひ様々な分析軸をカスタムディメンションで設定し、精度の高い分析を行ってください。
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