【GA4】新しいレポート画面の使い方を解説!概要や使い方、UAとの違いとは?
本記事では、Google アナリティクス4(以下、GA4 )のレポート機能について解説します。
GA4 では複数のレポートが存在し、UAからレポートの形式なども変わっています。
UA からの変更点などを中心にご紹介していきます。
GA4 の基本的な知識などについては以下の動画でもご紹介しておりますのでご確認ください。
目次
GA4 とは
GA4 とは、Google が提供するアクセス解析ツール 「Google アナリティクス」の2022年にリリースされたバージョンの名称です。
Google アナリティクスの基本的な機能として、ウェブサイトへアクセスしたユーザーがどのページをどれくらいの時間見たかなどの行動を始め、ユーザーの年齢や性別、流入元などの属性も集計することができます。
この GA4 は、セキュリティとプライバシー保護の観点やユーザー行動の多様化などに対応し、従来の Google アナリティクスのバージョンである「ユニバーサルアナリティクス(以下、UA)」から機能が大きく刷新されました。
GA4 の概要については以下の記事をご確認ください。
Googleアナリティクス4(GA4 )とは?リリースの背景や新機能、活用のアイディアを解説
GA4 のレポート
GA4 のレポートでは、主に以下の3つで構成されています。
- ・レポート
- ・探索
- ・広告
それぞれどのようなものかご紹介していきます。
レポート
GA4 の基本的なレポートがこちらです。全体像を把握する際に活用されます。あらかじめデフォルトで用意されたレポートを見ることができ、トラフィックの状況やコンバージョンの状況などを確認することができます。
探索
探索は、ユーザー独自に設計し、自由にデータを集計・分析できるレポートを作成できます。探索によって、自分が必要とする情報を得ることができ、データの詳細な分析やコンバージョンの改善につながります。
広告
広告は、広告の成果を測定するための機能で、Google広告と連携することができ、流入チャネル別のコンバージョン数を確認できたり、複数のチャネルで接点を持った後にコンバージョンへ至ったユーザーのメディア別貢献度(アトリビューション)を確認できます。また、広告流入のデータに大きな変動があった場合は「インサイト」に通知されます。
UA のレポートとの違い
GA4 ではUA でできていたことができなかったりといくつか違いがあります。
基本レポートでは「セグメント」が使えない
UA では、レポート画面で自由に「セグメント」を設定し、「新規ユーザーとリピーターユーザー」などでデータを絞り込んで分析することができました。
GA4 で予め用意されている基本レポートでは「セグメント」の利用ができず、探索レポートで確認する必要があります。
「マイレポート」「カスタムレポート」が無くなった。
UA にあった「マイレポート」および「カスタムレポート」が、GA4 にはありません。
「探索レポート」を使用すれば個別にカスタムできるので、こちらの使用をおすすめします。
GA4 の探索レポートの共有は閲覧のみ可能
UA の「マイレポート」や「カスタムレポート」は共有することで他のユーザーがレポートを編集することができましたが、GA4 の基本レポート・探索レポートは共有されたユーザーは「閲覧のみ」可能で、レポートアセットの編集はできません。
GA4 で活用頻度が高いレポート
よく活用される基本レポートは以下3つです。
- ・ユーザー属性の詳細
- ・トラフィックの獲得
- ・ページとスクリーン
内容や活用方法などについて確認していきましょう。
ユーザー属性の詳細
ユーザー属性の詳細レポートでは、ウェブサイトにアクセスしたユーザーの属性情報を確認できます。主な属性情報としては、年齢、性別、地域、言語、興味関心などがあります。これらの属性情報は、ウェブサイトの訪問者についてより詳細な理解を深め、サイトの改善やマーケティング施策の検討に役立てることができます。
トラフィック獲得
トラフィックの獲得レポートでは、ウェブサイトに訪れたユーザーがどのような方法でサイトにアクセスしてきたかを確認できます。主なトラフィックの獲得方法としては、オーガニック検索、直接アクセス、ソーシャルメディア、リファラ(他のサイトからのリンク)、広告などがあります。これらのトラフィック情報は、ウェブサイトの集客状況を把握し、集客施策の改善や広告配信の最適化などに役立てることができます。
ページとスクリーン
ページとスクリーンレポートでは、ウェブサイトのどのページがどの程度の頻度でアクセスされたかを確認できます。また、アプリ内の画面の利用状況も確認できます。これらのページや画面の情報は、サイトのコンテンツ改善やアプリのUI改善などに役立てることができます。
これらの基本レポートは、GA4 を活用するうえで非常に重要な役割を担っています。それぞれのレポートを活用し、ウェブサイトやアプリの改善、集客施策の改善などに役立てましょう。
GA4 探索レポートの使い方
探索レポートの種類
GA4 探索レポートには、多数の機能があります。以下では、それぞれの機能について説明します。
自由形式
GA4 探索レポートで最も基本的な機能の1つで、自由に条件を設定してデータを集計することができます。
コホートデータ探索
コホート分析を行うための機能で、ある期間に特定の行動をとったユーザーグループを抽出して、その後の行動パターンを分析することができます。
目標到達プロセスデータ探索
目標到達までのユーザーの行動経路を追跡し、目標達成に至るプロセスを分析することができます。
セグメントの重複
ベン図によってセグメント同士の重複状態を表示します。
経路データ探索
樹形図でページやイベントの発生順序を表示します。
ユーザーのエクスプローラー
ユーザーに関する詳細な情報を確認することができます。ユーザーの属性情報や、セッションやイベントの履歴を確認することができます。
ユーザーのライフタイム
ユーザーの全体像を把握するための機能で、特定の期間内にアクティブなユーザーの数や、ユーザーがどのような段階を経てアプリやサイトを離脱したかなどを把握することができます
GA4 とLooker Studio(旧データポータル)の連携
GA4 とLooker Studio を連携することで、GA4 のデータをビジュアル化し、より効果的に分析することができます。
GA4 とデータポータルを連携するメリット
- ・無料で利用できる
- ・分かりやすい操作で自由にレポートを作れる
- ・他のデータソースもレポートに名乗せることができる。
まとめ
本記事では、 GA4 の各レポートについて解説しました。
UA から見た目上は大きく変わっていますが、今のうちに様々なレポートの内容を理解し、
それぞれの目的に応じた適切な分析を行えるようにしましょう。
なお、当社では現役のWebコンサルタント・Webアナリストによる「 GA4 設定・移行支援」サービスを提供しております。
「 GA4 の移行に不安がある」「他にどのような設定をすればいいか分からない」のようなお悩みがある方は、是非お気軽にご相談ください。
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