Google Analyticsからついに出た!人工知能による新機能「Analytics Assistant」を試してみた。
先日、モバイルアプリ版のGoogle Analyticsで、人工知能による改善提案が受けられるという機能がローンチされました。
Googleの人工知能といえば、傘下のDeepMind(ディープマインド)社による「アルファGo」の衝撃が記憶に新しいですが、今回のAssistant機能はいかほどのものなのか、早速試してみました。
参考URL:Explore important insights from your data — automatically
現時点でのアナウンスをまとめると下記となります。
・AndroidとiOSのモバイルアプリで利用可能なので、簡単に外出先から分析結果を把握することができる。
・今は英語圏のモバイルアプリのみだが、Google AnalyticsのWeb版についても他の言語へ拡大するために取組中である。
・人工知能がGoogle Analyticsの指標とディメンションの掛け合わせから重要な分析を見つけ出し、データにもとづき有用な提言や示唆をしてくれる。
・運用者のフィードバックに反応し、どう利用したかによって時間の経過とともに賢くなる。
試すための環境設定
英語圏のAndroid、iOS端末で使用可能とのことなので、それぞれのスマートフォン、タブレット言語設定を英語にすれば簡単に使用可能です。
早速、Androidタブレットで確認してみました。
日本語設定では
英語設定では
左側のメニューのトップにAssistantが追加されました。
ちなみに英語であればアメリカでもオーストラリアでも、国には関係なく同様に使えるようです。
テスト開始
早速内容を見てみると、たしかに逐一数値を確認せずとも目立った点を教えてくれます。
有料広告のキャンペーン「ビッグ」のパフォーマンスが悪いので、もっとつっこんで分析するならSegmentを作るように、とおすすめされました。
早速Segmentを作成します。
なにか画面上でフィードバックがあるのかと思いましたが、特にそれはなく、改善コメントはそのまま表示されたままです。
次にDesktopからの流入が平均値以上のパフォーマンスということなので、こちらもどういった内容か見てみます。
こちらでのAssistantからの提案としては、
・特設ランディングページを立ち上げる。
・流入を集めるためのリソースを集中する。
・リマーケティングを展開する。
というものでした。
至極まっとうな施策というか、ほとんど何も設定していないGoogle Analyticsでも的を外さず課題抽出と提案ができていることに感心してしまいました。
何も設定していない状態のGoogle Analyticsだと、ゴール設定をするよう示唆してくれたり、Google Search Consoleとリンクするように提案してくれたり、まず使い方について情報をくれる(チュートリアルビデオのリンクが表示される)のが印象的でした。
対話型、というわけではないですが、初心者の方にとってはヘルプアシスタント的な使い方もできるのではないでしょうか。
最後に
Desktop用の特設ランディングページを作る提案をされても、どのように作るのか、どうしたらパフォーマンスが上がるのか、までは現時点では教えてくれなさそうです。
更に深く、ページの内容や読み込まれ方を確認するにはヒートマップ解析・スクロール分析ツールなどとの連携が不可欠のように思われます。
以前のエントリー「アクセス解析・ヒートマップ解析・ABテストでできること、できないことを整理しよう。」でもお伝えしましたが、Google Analyticsですべて改善が完結するわけではないことを理解しつつ、現時点では課題抽出のヒントとして活用していくのが良いと思われます。
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