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ユーザーを動かす!LPヘッダー設計の基本と成功パターンを徹底解説

  • ・LPのヘッダーに何を載せればいいかわからない
  • ・サイトのデザインは良いはずなのに、コンバージョン率が上がらない
  • ・ユーザーの直帰率が高いのはヘッダーが原因かもしれない

LPのヘッダーはユーザーの第一印象と行動を左右する重要な要素です。しかし、LP設計を軽視した結果、ユーザーを混乱させ、機会損失を生んでいるケースが多く見られます。

この記事では成果につながるLPのヘッダーの設計ルールから、A/Bテストやヒートマップを用いた最適化方法まで解説します。記事を読めば、コンバージョン率を高めるLPのヘッダーを設計することが可能です。

LPのヘッダーの最も重要な役割はユーザーの行動導線を明確にすることです。情報を厳選したうえで効果的なCTAを配置し、LP全体の成果を最大化させましょう。

目次

LPにおけるヘッダーの役割は行動導線を作ること


LPのヘッダーの役割はユーザーをゴールへ導くための「行動導線」を作ることです。ユーザーは最初にLPのヘッダーを見て、自分に関係があるかを判断します。LPのヘッダーでユーザーの興味を引けなければ、すぐに離脱されてしまいます。ヘッダーはLPの成果を大きく左右する重要な要素です。

LPのヘッダーが重要な理由

LPのヘッダーが重要視される理由は、以下の5つです。

  • ・第一印象でユーザーの興味を引ける
  • ・即時離脱の防止になる
  • ・サイトの道しるべとなる
  • ・安心感と信頼性をアピールできる
  • ・機会損失の防止につながる

LPのヘッダーは単なる飾りではありません。ユーザーとの最初の接点として、LPのヘッダーはサイト全体の成果を大きく左右する力を持っています。

LPのヘッダーに含めるべき5つの重要要素


LPのヘッダーに含めるべき5つの要素は以下のとおりです。

  • ・会社やブランドのロゴ
  • ・魅力的なキャッチコピー(ヘッドライン)
  • ・効果的なCTAボタン
  • ・サポート表記・電話番号
  • ・実績・認証マークなど信頼性を示す要素

LPのヘッダーに必要な情報が揃っていると、ユーザーは迷わずにページを読み進められ、成果につながりやすくなります。

会社やブランドのロゴ


会社やブランドのロゴはユーザーに安心感と信頼性をアピールする役割を持ちます。ユーザーがLPを識別するための目印であり、ロゴはブランドの顔とも言える存在です。

会社やブランドのロゴは広告を経由してLPを訪れたユーザーに対し、期待通りのページであることを示す役割も果たしています。

一般的にロゴはユーザーの目に入りやすいLPのヘッダーの左側に配置します。LPのヘッダーでは、ユーザーの離脱を防ぐためにロゴのクリック動作を無効化する方法もあります。

魅力的なキャッチコピー(ヘッドライン)

コンバージョンを最大化したいLPでは、冒頭のファーストビューで「自分に関係がある」と伝えることが重要です。ユーザーはLPを訪れてからスクロールやクリックといった行動を起こすかどうかを、数秒以内に判断するためです。

曖昧で印象に残らないヘッドラインでは、ページの離脱率が高まり、どんなに優れたオファーやサービスでも目に留まらずに終わってしまいます。LPのヘッダーには、以下のような数値・実績・ベネフィットを織り交ぜた具体的な表現が効果的です。

  • ・導入企業1,000社以上
  • ・初回限定50%OFF
  • ・〇〇専門家が推奨する製品

ターゲットユーザーの課題や願望に直結する言葉をLPのヘッダーに使うことで、感情に訴えかけることも可能です。LPのヘッダーに掲載するキャッチコピーは、単なるタイトルではなく、ユーザーの行動を促す最初のきっかけとなります。LPの成果を大きく左右する部分だからこそ、ヘッダーは細部まで意図を込めて設計する必要があります。

効果的なCTAボタン


LPのヘッダーのCTAボタンはユーザーに具体的な行動を促すための重要な要素です。コンバージョン率を向上させるためには、LPのヘッダーのCTAボタンに以下の工夫をしましょう。

  • ・行動を促す言葉を記載する
  • ・得られる利益を明記する
  • ・緊急性や限定性をアピールする
  • ・クリックしたくなるデザインを採用する

ユーザーの心理を考えた言葉選びとクリックしたくなるデザインを組み合わせることで、CTAボタンの効果を最大化できます。

サポート表記・電話番号

サポート表記や電話番号をLPのヘッダーに記載すると、ユーザーに安心感を与え、企業の信頼性を高める効果があります。サポート表記や電話番号の記載によってLPの運営元が明確になり、ユーザーは「何かあればすぐに連絡できる」と感じるからです。

電話番号を記載すると、Webフォームでの入力が面倒な人や直接話して疑問を解消したい人からの問い合わせにも対応できます。

電話番号を載せる際は以下の工夫を加えるとユーザーにとって親切であり、問い合わせへのハードルを下げられます。

  • ・受付時間の併記
  • ・タップ発信の設定

LPのヘッダーへのサポート表記や電話番号の記載は問い合わせへの心理的な抵抗を減らし、機会損失を防ぐことにつながります。

実績・認証マークなど信頼性を示す要素


LPで成果を出すためには、ユーザーに「この企業(サービス)は信頼できる」と思わせることが欠かせません。LPのヘッダー部分には信頼性を裏付ける要素を配置するのが効果的です。信頼性を示す要素はまだ取引のない初訪問のユーザーにとって安心材料となり、心理的ハードルを下げる役割を果たします。

実際、コンバージョンを妨げる大きな要因の一つが「不安感」です。ユーザーは見知らぬ企業のサービスに対して慎重になる傾向があり、疑念を抱えたままでは申し込みや購入に踏み切れません。

LPのヘッダーには以下のような第三者評価や社会的証明がユーザーの不安を払拭するために有効です。

  • ・導入実績〇社
  • ・顧客満足度〇%
  • ・大手メディア掲載
  • ・プライバシーマーク取得済み

LPにおける信頼性の演出は、単なる飾りではなく、コンバージョン最適化のための本質的な設計要素です。

成果につながるLPのヘッダーの設計ルール7選


LPの成果を大きく左右するヘッダーの設計には以下の7つのルールがあります。

  • ・ヘッダーに載せる情報量を減らす
  • ・スマホ・PC両方で見やすいようにレスポンシブに対応する
  • ・読み込み速度を落とさない画像を使う
  • ・ユーザビリティを考慮したレイアウトをする
  • ・配色とコントラストを最適化する
  • ・ヘッダーの高さと余白を適切に設計する
  • ・ユーザーの目線を誘導する視覚設計をする

LPのヘッダーに載せる情報量を減らす

LPのヘッダーには情報を詰め込みすぎず、本当に必要な要素だけに絞ることが大切です。情報が多すぎると、サイトを訪れた人がどこを見ればよいか迷ってしまうからです。多すぎる情報は商品購入や問い合わせといった、本来の目的である行動を妨げる原因になることがあります。

LPの目的に直接関係のない以下の要素はヘッダーから取り除きましょう。

  • ・他のページへのリンク
  • ・SNSや別サイトへのリンク
  • ・複数の申し込みボタン
  • ・ヘッダー内のキャッチコピー
  • ・過度な飾り付け

ヘッダーの情報を減らすことで、ユーザーはLPの目的である行動に集中しやすくなります。

スマホ・PC両方で見やすいようにレスポンシブに対応する


LPのヘッダーはスマホとPCのどちらから見ても使いやすいように、レスポンシブ対応を行うことが重要です。現在、多くの人がスマホを使ってWebサイトを閲覧しています。PCの表示をそのままスマホで小さく表示するだけでは、LPのヘッダーの文字やボタンが小さすぎて見にくくなってしまいます。

見にくいLPのヘッダーはユーザーがすぐにページを閉じてしまう原因です。デバイスの画面サイズに合わせてLPのヘッダーを最適な表示に切り替えることで、ユーザーのストレスをなくし、離脱を防げます。

LPのヘッダーをスマホ・PC両方で見やすいようにするには、レスポンシブ対応で以下の調整を行うことがおすすめです。

  • ・メニューを「ハンバーガーメニュー」にまとめる
  • ・ボタンやリンクのサイズを大きくする
  • ・画像のサイズを自動で調整する
  • ・縦1列のシンプルなレイアウトに切り替える

デバイスに合わせてLPのヘッダーのデザインを最適化すれば、どんなユーザーにも快適な操作性を提供できます。LPのヘッダーを設計したあとはPCのブラウザ機能や実際のスマホを使い、どのように見えるかを必ず確認してください。
» 総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」(外部サイト)

読み込み速度を落とさない画像を使う

LPのヘッダーに使う画像はページの読み込み速度に影響を与えないよう、ファイルサイズをできるだけ小さくすることが大切です。ページの表示が遅いと、ユーザーは内容を見る前にLPから離脱してしまいます。

LPのヘッダーに設定する画像のファイルサイズを小さくするには以下の方法が有効です。

  • ・画像を圧縮する
  • ・ファイル形式を見直す
  • ・画像をリサイズする
  • ・遅延読み込みを使う

画像のファイルサイズを小さくする工夫を取り入れると、きれいな画像を使いながらもLPの表示速度を保てます。

ユーザビリティを考慮したレイアウトをする


LPのヘッダーの使いやすさを高めるには、ユーザーが直感的に操作できるレイアウトにすることが大切です。ユーザーはLP内で目的の情報がすぐに見つからないと、ストレスを感じてページから離れてしまう傾向があります。

LPのヘッダーを視線の動きや情報の関連性を考えたレイアウトにすると、ユーザーは迷わずに目的の行動を取れます。使いやすいLPのヘッダーのレイアウトを実現するために、以下のポイントを押さえましょう。

  • ・情報のグルーピング
  • ・CTAの配置

ナビゲーションメニューや連絡先などのLPに関係の深い情報は近くにまとめ、ユーザーが直感的に内容を理解できるようにしてください。ユーザーに一番見てほしい情報やクリックしてほしいCTAボタンは、最も目立つ場所に配置することが重要です。
» 総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」(外部サイト)

配色とコントラストを最適化する


LPのヘッダーは見やすく、目的の操作がしやすい配色にすることで、サイトの成果を大きく改善できます。適切な配色とコントラストが、LPのヘッダーの文字の読みやすさやCTAボタンの目立ちやすさに直接影響するからです。

色が多すぎたり、背景と文字が同化して見えにくかったりすると、ユーザーは必要な情報を見つけられずにLPを離れてしまいます。LPのヘッダーの配色を考える際は以下のポイントを意識しましょう。

  • ・使う色を3〜4色に絞る
  • ・CTAボタンにはアクセントカラーを使う
  • ・背景と文字のコントラストを明確にする
  • ・ターゲットに合った色を選ぶ

LPのヘッダーではブランドイメージを伝える色を基本にしつつ、誰にとっても見やすいか客観的なツールで確認することも大切です。配色を戦略的に設計すると、ユーザーが直感的に操作しやすいLPのヘッダーが完成します。

LPのヘッダーの高さと余白を適切に設計する

LPのヘッダーの高さと余白を適切に設計すると、ユーザーはLPを快適に閲覧でき、使いやすさが向上します。LPのヘッダーが高すぎると、見てもらいたい商品やサービスの情報が隠れてしまいます。一方で、LPのヘッダーの余白が足りないと窮屈な印象を与えたり、ボタンの押し間違いが起きたりする原因になるからです。
LPのヘッダーにおける高さと余白の設計では以下のポイントを意識してください。

項目 内容
ヘッダーの高さ パソコンは60〜100px、
スマホは50〜80pxを目安に調整する
内側の余白 ヘッダーの上下左右に余白を設けて、
窮屈な印象をなくす
要素間の余白 ロゴやCTAボタンの間に十分なスペースを確保し、
情報の見やすさと押しやすさを高める

LPを下にスクロールした際にヘッダーが細くなる「シュリンクヘッダー」の導入も効果的です。LPのヘッダーの高さと余白を工夫することでユーザーは情報を探しやすくなり、最終的な成果へとつながりやすくなります。

ユーザーの目線を誘導する視覚設計をする


ユーザーの視線の動きを計算してLPのヘッダーをデザインすると、見てほしい情報を自然に伝えられます。人はLPを見るとき、無意識に決まったパターンで視線を動かす傾向があります。視線の動きを利用してLPのヘッダーに情報を配置すれば、ユーザーはストレスを感じることなく内容を理解することが可能です。

LPのヘッダーでユーザーの視線を効果的に誘導するには、以下の方法がおすすめです。

  • ・Z型・F型の視線
  • ・重要な情報の配置
  • ・申し込みボタンの強調
  • ・余白の活用

Z型やF型といった視線の動きを意識し、重要な情報をLPのヘッダーの左上や目立つ場所に置いてください。CTAボタンなどLPのヘッダー内で特に注目させたい部分は、色や大きさで目立たせることが有効です。矢印やアイコン、人物写真の目線を使って見てほしい場所へ視線を導く手法もあります。

LPのヘッダーを最適化する2つの方法


LPのヘッダーを最適化する方法は主に以下の2つです。

  • ・A/BテストしてCVRの高いヘッダーを見つける
  • ・ヒートマップを活用したユーザー行動分析をする

LPのヘッダーの成果を最大化するにはデータに基づいた改善が欠かせません。

A/BテストしてCVRの高いLPのヘッダーを見つける

A/Bテストは複数のLPのヘッダーデザインを比較して、最もコンバージョン率が高いパターンを見つけ出すための方法です。LP運営者の推測ではなく、実際のユーザーの反応をデータで確かめることが、成果を出すための近道になります。A/Bテストを始める際は具体的な仮説を立てることが大切です。

A/Bテストをする要素は1つに絞りましょう。一度にLPのヘッダー内の複数の箇所を変更すると、どの変更が成果に結びついたのかがわからなくなってしまうからです。

以下のような要素を1つずつ変更してテストを進めます。

  • ・キャッチコピーの文言
  • ・CTAボタンの色や形、書かれている言葉
  • ・ナビゲーションメニューの項目や並び順
  • ・ヘッダーに使う画像の有無

LPのヘッダーのA/Bテストを行う際は解析ツールを使って正確なデータを計測してください。十分な期間とアクセス数を確保し、信頼できるデータに基づいて最適なLPのヘッダーを決定することが成功の鍵です。少ないアクセス数で判断すると、偶然の結果に左右される可能性があるため注意が必要です。

一度のA/Bテストで終わらせず、改善を繰り返すことでLPのヘッダーの性能を継続的に高められます。

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ヒートマップを活用したユーザー行動分析をする


ヒートマップを活用すると、ユーザーがLPのヘッダーをどのように見ているのか、直感的に分析できます。ヒートマップを使うことで、以下の要素が色で明確に示されるからです。

  • ・ユーザーのマウスの動き
  • ・クリックした場所
  • ・スクロールした範囲

ヒートマップツールでは以下の分析が可能です。

分析項目 内容
クリック分析 CTAボタンやナビゲーションが意図どおりにクリックされているか確認できます。
LPのヘッダーのリンクではない場所がクリックされている場合、
ユーザーがCTAボタンだと勘違いしている可能性が高いです。
熟読エリア分析 ユーザーの視線やマウスカーソルが
LPのヘッダーのどの部分に集まっているかを把握できます。
スクロール分析 ユーザーがLPをどこまで読んでいるかを確認し、
固定ヘッダーがきちんと見られているか判断できます。
デバイスごとの比較 PCとスマホでユーザーの行動に
どんな違いがあるかを比べることが可能です。

分析の結果から「ユーザーはここで迷っているのではないか」といった仮説を立てられます。ヒートマップ分析によって立てられた仮説は、より効果的なA/Bテストの改善案を考える際に役立ちます。

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参考になるLPのヘッダーおすすめ6選


参考になるLPのヘッダーとして、以下の6つの事例を紹介します。

  • ・leafee(家庭用セキュリティ・IoTサービス)
  • ・イケポ(企業向けアウトソースサービス)
  • ・ヤマトシロアリ研究所(害虫駆除サービス)
  • ・すまいValue(査定ポータル)
  • ・ダイハツ デザイン部(Daihatsu Design Division)
  • ・セルズアカデミー

優れたLPのヘッダーのデザインを参考にして、自社のLP改善に取り組みましょう。

leafee(家庭用セキュリティ・IoTサービス)

leafee」のLPのヘッダーは、基本的なレイアウトを守りつつ、ユーザーを迷わせない設計がされています。leafeeのLPのヘッダーに見られる主な特徴は以下の4つです。

  • ・基本的なレイアウト
  • ・固定ヘッダー
  • ・目立つCTAボタン
  • ・スマホ表示での固定CTA

LPのヘッダーの設計により、ユーザーが気軽に問い合わせや申し込みができる環境を作り出しています。

イケポ(企業向けアウトソースサービス)


企業向けアウトソースサービス「イケポ」のLPのヘッダーは、ユーザーの検討段階に合わせて行動を促すボタンを使い分けています。すぐに申し込みたい人と、まずは情報収集をしたい人、どちらのユーザーにも対応できる工夫が施されています。

イケポのLPのヘッダーの特徴は以下のとおりです。

  • ・シンプルな情報
  • ・2種類のボタン
  • ・目立つボタンの色
  • ・追従ヘッダー
  • ・スマホ表示の最適化

ユーザーの状況や使っている端末に合わせて細かく設計することが、成果につながるLPのヘッダーのポイントです。

ヤマトシロアリ研究所(害虫駆除サービス)

ヤマトシロアリ研究所」のLPのヘッダーは緊急性の高い悩みを抱えるユーザーを安心させ、行動へ導く工夫が見事です。シロアリ被害のような問題は一刻も早く専門家に相談したいという強いニーズがあるからです。

ヤマトシロアリ研究所のLPのヘッダーは以下の点が特に参考になります。

  • ・具体的な数字による信頼性の提示
  • ・心理的なハードルを下げる「無料相談」の表記
  • ・電話番号とWeb相談ボタンの常時表示
  • ・テキスト

ユーザーが持つ不安や緊急度合いを考慮したLPのヘッダーの設計は、問い合わせという成果に直結します。

すまいValue(査定ポータル)

すまいValue」のLPのヘッダーは、ユーザーを迷わせず査定依頼というゴールへまっすぐに導く設計が特徴的です。コンバージョンを最優先するLPのヘッダーとして、参考になる事例と言えます。

すまいValueのLPのヘッダーには以下の特徴が見られます。

  • ・ロゴのみ
  • ・行動を促すCTAボタン
  • ・ナビゲーションメニューの排除

情報をそぎ落としてユーザーのアクションを促すLPのヘッダー設計は、コンバージョン率の向上に大きく役立ちます。

ダイハツ デザイン部(Daihatsu Design Division)


ダイハツ デザイン部」のLPはブランドの世界観を伝え、訪問者をコンテンツに引き込むヘッダー設計が特徴的です。CTAボタンを置かず、情報をまとめることで、ダイハツ デザイン部としての洗練された雰囲気を作り出しています。

ダイハツ デザイン部のLPのヘッダーには以下の工夫が見られます。

  • ・ロゴを真ん中に置いてブランドを強調
  • ・スマホでハンバーガーメニューを採用
  • ・白背景に黒いロゴとアイコンのみのシンプルな構成
  • ・CTAボタンを置かずコンテンツに集中させる設計
  • ・LPのヘッダーの高さを抑えてメインビジュアルを最大化

ダイハツ デザイン部のLPのヘッダーは、ブランドのイメージをしっかり伝えたい場合に役立つ設計です。

セルズアカデミー

セルズアカデミー」のLPのヘッダーは情報を最小限に絞り、ユーザーを迷わせない設計が参考になります。LPのヘッダーに表示する要素をロゴと2つの行動を促すボタンのみに限定しているからです。

セルズアカデミーのLPのヘッダーは以下の工夫でコンバージョン率を高めています。

  • ・2種類のボタン
  • ・固定ヘッダー
  • ・共通のレイアウト

情報をそぎ落としたシンプルなLPのヘッダーはユーザーの行動を起こしやすくするうえで効果的です。

LPのヘッダーでやりがちな失敗5選


LPのヘッダーの改善では良かれと思った施策が逆効果になることがあります。主な失敗例は以下の5つです。

  • ・ヘッダーが大きすぎて重要な情報が見えない
  • ・情報量が多すぎて混乱を招く
  • ・CTAボタンが目立たない
  • ・スマホで見にくい
  • ・広告とヘッダーの内容が合っていない

失敗を避けることでユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョン率の向上につなげられます。

ヘッダーが大きすぎて重要な情報が見えない

LPのヘッダーが大きすぎると、ユーザーがページの内容を見る前に離脱してしまう原因になります。LPのヘッダーが大きすぎることで生じる問題は主に以下の3つです。

課題項目 内容
ファーストビューの占有 ファーストビューがヘッダーで埋まり、
キャッチコピーやCTAボタンが見えなくなります。
スクロールの手間 スクロールの手間はユーザーに強いストレスを与える要因です。
特に画面の小さいスマホでは、
スクロールしないと本題が見えなくなってしまいます。
ユーザー体験の低下 画面に圧迫感を与えることは、
ユーザー体験を著しく低下させる原因です。

ユーザーが快適にページを見られるよう、LPのヘッダーの高さは適切に設計することが大切です。

LPのヘッダーの情報量が多く混乱を招く


LPのヘッダーに情報を詰め込みすぎると、訪問したユーザーを混乱させ、サイトから離れる原因になります。選択肢が多すぎることで、ユーザーはどれを選べば良いか迷ってしまうからです。

LPのヘッダーで本当に伝えたいメッセージやクリックしてほしいボタンも、他の情報に埋もれてしまい、効果が薄れます。特にスマホのような小さな画面では、情報が密集してしまう点にも注意が必要です。

CTAボタンが目立たずクリック数が低い

CTAボタンが目立たないLPのヘッダーのデザインはクリック数の低下に直結します。ユーザーがボタンの存在に気づかなければ、せっかくのチャンスを逃してしまうからです。

以下のようなCTAボタンはクリックされにくい傾向があります。

  • ・デザインに埋もれている
  • ・サイズが小さい
  • ・押せるボタンだとわからない
  • ・文言が単純すぎる

LPを訪れた人は自分が次に何をすべきか、一目で判断したいと考えています。ユーザーが迷わず行動できるように目立つCTAボタンを設置し、何ができるのかが明確に伝わる言葉を選ぶことが大切です。

PCでは見やすいが、スマホでは見にくい


PC画面ではデザインが整っていても、スマホで見ると使いにくいLPのヘッダーになっているケースはよくあります。PC向けに作られたLPのヘッダーは、スマホで見た際に以下の問題を引き起こしがちです。

  • ・文字サイズが小さく読みづらい
  • ・ボタン・リンクの押し間違いが起こりやすい
  • ・横スクロールが発生する
  • ・ナビゲーションメニューが見つけづらい
  • ・画像のサイズや配置が崩れて表示される
  • ・ホバー操作に依存していてスマホでは機能しない

多くのユーザーがスマホからアクセスする現代において、スマホで見にくいLPのヘッダーはコンバージョンを逃す大きな原因です。LPのヘッダーを設計する際はスマホでの表示を入念に確認し、どんな端末からでも快適に利用できる状態にしておきましょう。

広告とLPのヘッダーの内容が合っていない

広告とLPのヘッダーの内容が一致していないと、ユーザーは不安や不信感を抱き、ページを開いた瞬間に離脱してしまいます。広告とLPのヘッダーの以下のようなズレはユーザーの離脱に直結しやすいので注意が必要です。

  • ・広告のキャッチコピーとLPのヘッダーの見出しが違う
  • ・広告とLPのデザインや色使いに統一感がない
  • ・広告にあった「限定割引」などの情報がLPのヘッダーでは見つからない
  • ・広告で伝えていた商品のメリットとLPで強調している内容が違う

広告とLPのヘッダーの内容にズレがあると、ユーザーは自分が期待していた情報がないと感じてしまいます。

LPのヘッダーに関するよくある質問


LPのヘッダーに関するよくある質問をまとめました。LPのヘッダーの改善を検討している方は参考にしてください。

LPのヘッダーのベストなサイズは?

LPのヘッダーに絶対的なベストサイズはありません。LPを見る人が使うPCやスマホなどの端末や、LPの目的によって最適なサイズは変わるからです。

一般的なLPのヘッダーのサイズの目安として、以下を参考に調整することがおすすめです。

  • ・PC:60〜100px程度
  • ・スマホ:50〜80px程度

特にPCではファーストビューの20〜25%以下にヘッダーを収めると、メインコンテンツを圧迫しません。

ロゴやCTAボタンなどのわかりやすさを確保しつつ、LPのヘッダーで最も伝えたい内容を隠さないバランスを見つけてください。A/Bテストやヒートマップ分析を活用して、自社に最適なLPのヘッダーのサイズを明確にしましょう。

当社が提供するSiTest(サイテスト)なら、A/Bテストやヒートマップ分析、LPO機能をワンツールで実施でき、最適なヘッダーデザインの検証がスムーズに行えます。今なら無料トライアルもご用意しておりますので、ぜひ一度お試しください。

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LPのヘッダーは常に固定表示すべき?


LPのヘッダーは必ずしも常に固定表示すべきとは限りません。LPの目的や内容の長さ、ターゲットとなるユーザーによって最適な方法は変わるため、状況に応じた判断が求められます。

LPのヘッダーの固定表示はユーザーがいつでもCTAボタンや電話番号にアクセスできる点がメリットです。しかし、特にスマホのような小さな画面では本文を読むスペースが狭くなり、見にくくなる欠点も存在します。

LPのヘッダーを固定した場合としない場合でA/Bテストを実施し、成果につながるパターンを採用する方法が最も確実です。

CTAボタンの最適な配置は?

CTAボタンはユーザーがいつでもクリックできるよう、LPのヘッダーの右側に配置することが効果的です。ユーザーはLPの左上から右下へと視線を動かす傾向があるためです。多くのLPではロゴが左側に置かれています。ロゴと対角線の位置にあたる右上にCTAボタンを置くと、自然に目に入りやすくなります。

LPの固定ヘッダー内にCTAボタン設置すれば、ユーザーが「欲しい」と思った瞬間にクリックすることが可能です。目立つデザインを採用し、コンテンツを邪魔しないことも意識しましょう。

CTAボタンは1つが良い?複数あってもいい?

LPに設置するCTAボタンは1つに絞ることをおすすめします。LPでユーザーに複数の選択肢を提示すると、何も選ばずにページを離れてしまう「決定麻痺」という現象が起きやすくなるからです。

LPの目的が「資料請求」や「商品購入」のように1つであれば、CTAボタンも1つに絞りましょう。ユーザーの行動をゴールに集中させ、成果につながりやすくなります。

ただし、以下の場合には複数のCTAボタンが有効です。

  • ・LPが長い場合
  • ・ユーザーの検討段階がさまざまである場合

複数のCTAボタンを設置する場合には以下のようにボタンの役割を明確に分け、デザインに強弱をつけることが重要です。

CTAの種類 内容
メインCTA メインCTAでは最も促したい行動へ誘導します。
CTAボタンは目立つ色やデザインに設定してください。
「無料トライアル」などがメインCTAの良い例です。
サブCTA メインCTAの次善策を促す場合にサブCTAを取り入れます。
背景が透明なボタンやテキストリンクにするケースが一般的です。
サブCTAに設定する内容として「資料請求」などが該当します。

ユーザーの熱量に合わせたCTAボタンを用意することで、機会損失を防ぐ工夫ができます。

ファーストビューに何を載せるべき?


LPのファーストビューには訪問したユーザーが「自分に関係がある」と一瞬で理解できる情報を載せましょう。ユーザーはLPを開いて最初の数秒で、自分にとって価値があるかどうかを判断するからです。短い時間で興味を引けないと、すぐにLPを閉じてしまいます。

LPのファーストビューには以下の要素を盛り込むことがおすすめです。

  • ・キャッチコピー
  • ・メインビジュアル(画像・動画)
  • ・CTAボタン
  • ・権威付けの要素
  • ・魅力的なオファー(特典)

» LPのファーストビューを作成する際のポイントや具体例を解説

ファーストビューとLPのヘッダーの境目はどう設計すればいい?

ファーストビューとLPのヘッダーの境目はLPの目的に合わせてデザインを変える必要があります。ファーストビューとLPのヘッダーの境目の見せ方によって、ユーザーに与える印象や使い勝手が大きく異なるからです。

LPの目的ごとの最適なデザインは以下のとおりです。

目的 ヘッダーの設定方法
世界観やブランドイメージを重視する場合 LPのヘッダーの背景を透明にして、
メインの画像と一体化させます。
メイン画像と一体化させることで、
LP全体で統一感のある印象を与えることが可能です。
お申し込みやお問い合わせを増やしたい場合 LPのヘッダーに背景色をつけて、
コンテンツとの境目をはっきりとさせます。
CTAボタンやナビゲーションメニューの位置を、
ユーザーが瞬時に理解できるようにするためです。

成果につなげるためにはLPの目的に合わせてファーストビューとヘッダーの境目を設計することが大切です。

LPのヘッダーの完成度で成約率は大きく変わる!


LPのヘッダーはユーザーが最初に目にする重要なエリアです。LPのヘッダーの完成度が高ければ、ユーザーに「続きを見てみたい」と感じさせることができ、ページ全体の離脱率を大きく下げることが可能です。

特に、LPのヘッダーにおけるCTAボタンの視認性やナビゲーションのわかりやすさ、スマホ対応など、細かな配慮が成果に直結します。逆に、情報を詰め込みすぎたり、広告と内容がずれていたりすると、ユーザーがLPから離脱してしまうリスクが高まります。

この記事で紹介した要素や設計ルール、改善のヒントを参考に、LPの目的やターゲットに最適化されたヘッダーを設計しましょう。細部にまでこだわったヘッダーは成果につながる“強力な導線”になります。

LPのヘッダー改善の成果をしっかり数値で検証したい方にはSiTest(サイテスト)がおすすめです。A/Bテストやヒートマップ、LPO機能を備えたオールインワンツールで、CVR改善を効率的に進められます。SiTestは無料トライアルから気軽に始めていただけます。

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