スマートフォンからのインターネット接続が7割を超える。もうモバイル対応は必須。
インターネット広告運用をしている方なら基本的なことですが、広告配信をするにあたり、どのデバイスに配信するかという問題は重要なポイントです。
コストがかかる有料広告では成果創出の要因として、それぞれのユーザーのインサイトが不可欠。
ユーザーがどのようなシチュエーション、モチベーションで検索をしているのか、あるいはサイトを見ているのか、アプリを使っているのか・・・
PC、モバイル、タブレットの閲覧を一絡げで捉えてしまっている人はいないでしょう。
もちろん自然検索においても、SEO、あるいはユーザービリティの観点からモバイル対応は最重要。
Googleからの評価はもちろん、ユーザーからの評価(利便性)を意識する必要があります。
そんなユーザーのインターネット閲覧環境で、スマートフォンからのネット接続の割合が7割を超えたという調査が発表されました。
調査はMarketing Research Campが、2016年1月から12月までの月次の調査データをあらためて通年で分析し、『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査2016年度総集編』として公開したもの。
興味深いデータから2点をピックアップしてまとめてみます。
スマートフォンからのネット接続が伸長
デバイスごとのネット接続の割合が昨年一年でも大きく変化しています。
2016年1月の時点での利用率が
ノートPCで63.4%、スマートフォン59.1%(複数回答)だったものが
12月には
スマートフォン72.0%、ノートPCが57.8%と大きく逆転。
ヤフーが2月3日発表した2016年4~12月期(17年3月期第3四半期累計)の決算でもその成長の要因の一つにスマートフォン広告売上が挙げられており、でデバイス比率で50%を超え、ユニークブラウザの64.5%はスマートフォンからのアスセスとしています。
画像出展:ヤフー決算資料
いままでは「セカンドスクリーン」とされていたスマートフォンが、名実ともに「ファーストスクリーン」となったと言えるでしょう。
SNS利用率にも大きな変動
SNSで大きな変化といえばLINE利用率の増加です。
2016年の1月では47.3%だった利用率が、12月には61.9%と増加。
Facebook(34.8%)、Instagram(22.3%)、Twitter(38.7%)を上回っています。
もちろんそれぞれのサービスごとの媒体特性やユーザー属性の偏りは考慮すべきですが、LINEの国内ユーザー数は6,800万人(2016年01月時点)と日本の人口の半数に相当し、Facebookユーザーの約3倍、Twitterユーザーの約2倍の規模と圧倒的なリーチを誇ります。
かつては若年層がメインの利用者だったSNSでは、進学、就職などでユーザーが変動するたびにアクティブユーザーの離脱が起き、それが媒体の寿命と考察されたものもありましたが、社会人ユーザーが多く比較的利用者層が安定しているFacebook、匿名性が担保されユーザー属性に左右されないTwitter、日常的な情報共有ツールとしてのポジションを確立したLINEはユーザーの継続率も高く、今後もユーザーの利用率は堅調と思われます。
最後に
インターネット広告運用者の目線からみても、今回の統計はユーザー動向の裏付けとして非常に納得できるものでした。
この7割を超えるスマホユーザーに対し、SEOだけに拘泥することなくどのようなアプローチを試みていくかが2017年にフォーカスすべきポイントになるでしょう。
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