「Google認定資格 モバイルサイト(英語)」試験に挑戦してみた! | SiTest (サイテスト) ブログ

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「Google認定資格 モバイルサイト(英語)」試験に挑戦してみた!

Googleが、AdWords、Analyticsに続き、モバイルサイトの認定資格試験を開始しました。

https://www.google.com/partners/?hl=ja#p_mobilesitescertification

出題範囲には、モバイル ウェブサイトの作成、管理、測定、最適化に関する効果的な設定方法などが含まれ、基礎と応用の知識が試されます。現在のところ、英語でのみ受験していただけます。

ということで受験は英語のみなのですが、頑張って受験してみることにしました。

受験の結果と試験対策のアドバイス

受験に当たって、他のGoogle認定資格と同様、試験対策ガイドがあります。章のタイトルが日本語なので、日本語で学習できるのかな?と思ったら、これも英語でした…

ただ、すでにGoogleDevelopersなどのGoogleのドキュメントサイトで日本語化(なぜかこちらは章のタイトルのみ英語)されている内容と重複する部分が多かったです。(試験を受けた後に気づきました…)

全65問中の80%(52問)が正解で合格できるそうです。制限時間は90分。これは、自信のない英単語の意味を調べても十分な時間でした。

さて、受験の結果は

49問正解 75%

今回は残念な結果になってしまいました…。
学習ガイドの4章で取り扱っている、AMP、PWAなどの、まだ標準にはなっていない、先進的な技術の理解が甘かったようです。

これらに関する問題も、速度改善(2章)やUX(3章)と同じ位の分量が出ましたので、次回はしっかり対策します。

また、参考リンクで紹介されている内容も知っておかないと回答するのが難しい問題もあるので、しっかり見る必要があります。(参考ページにしか出ていない数字からの出題もありました。)

以下、リベンジのため勉強も兼ねて試験対策ガイドの内容を簡単にまとめてみます。正確性に対して保証はできませんが、ご参考まで。

なお、試験対策ガイド自体は英語ですが、内容の多くはGoogleが過去に発表してきたドキュメントをまとめたものであり、多くが日本語に翻訳されています。翻訳が存在する場合はそのリンクを掲載しました。

学習ガイドの内容まとめ―01モバイルサイトの重要性

What you’ll learn in this module
この章で学べること

・モバイルの普及によって、ユーザのモバイルサイトに対する要求が高くなった。
・モバイルサイトに置いては、スピードとUXが特に重要となる

1.1. Basics of mobile sites
モバイルサイトの基本

ユーザがモバイルサイトに期待すること
・目的のものを見つけやすいこと
・軽量であること
・直感的であること

ビジネスの中でモバイルサイト使う利点

・(アプリと違って)一度作れば色々なOSやデバイスで観られる
・更新が簡単
・低コストで開発できる
・モールなどに出店しなくてもいい
・解析が簡単

1.2.1 User expectations
ユーザがモバイルサイトに期待すること

・近年モバイルサイトが複雑になってきている
・そのせいで、モバイル経由で、買い物や申込みをする人は少ない
・多くのユーザが、モバイルサイトの遅さにストレスを感じている
・読み込みに時間がかかると75%のユーザは、離脱してしまう

1.2.2 Impact on conversions and interaction
(スピードの)コンバージョンとインタラクションへの影響

・モバイルサイトのスピードが上がると、コンバージョン率が増加する

1.2.3 Why UX matters
なぜUXが重要か?

・UXを改善すると顧客獲得のコストを下げることができる
・ボタンの位置や、文言などの僅かな改善がコンバージョン率に大きな影響を与える。(2倍になることもある)

1.3 Discoverability
見つけやすさ(検索されやすさ)

・検索の最適化(講座へのリンク)
https://developers.google.com/web/fundamentals/discovery-and-monetization/search-optimization/
・ソーシャルディスカバリー(講座へのリンク)
https://developers.google.com/web/fundamentals/discovery-and-monetization/social-discovery/

学習ガイドの内容まとめ―02モバイルサイトの処理速度を向上させる

モバイルサイトの処理速度を改善し、テストする方法について学びます。

What you’ll learn in this module
この章で学べること
・サイトのパフォーマスンスを上げるには、読み込むデータの最小化に尽きる。
・ブラウザがどうレンダリングを行うかを理解すれば、より効率的に作業できるしテストも必要
・速度改善にあたり、技術的なことを学ぶ

ページの最適化については、WebFundamental(日本語)に掲載されている情報が学習ガイドとほぼ同じなので、これを読めば大丈夫だと思います

2.1.1 Tools to get started
必要なツール

・Chrome開発者ツールの使い方
・モバイルユーザと同じ状況をPCで体験する方法
・ページのリクエストを分析する
・ビフォアアフターを確認する

2.1.2 Understanding low bandwidth and high latency
低帯域と低レイテンシに関する理解
以下のWebFundamentalsの内容と同じです
https://developers.google.com/web/fundamentals/performance/poor-connectivity/

2.1.3 Targets to focus on
目標とすべき数値

・読み込み時間→3秒以内
・ページあたりのリクエスト数→80〜100
・1ページの容量→1MB以下

クリティカルレンダリングパス(CRP)(日本語)

2.2 Critical rendering path
クリティカルレンダリングパス(CRP)
2.2.1 Constructing the document object model
DOMの構築
2.2.2 The render tree
レンダーツリーについて
2.2.3 The layout
レイアウトについて
2.2.4 Analyzing the entire CRP in dev tools
開発ツールですべてのクCRPを分析する
2.2.5 Optimizing the critical rendering path
CRPを最適化する

WebFundamentalの記事(日本語)に
2.2 Critical rendering path以下と同じ内容が掲載されています
https://developers.google.com/web/fundamentals/performance/critical-rendering-path/

2.3 Optimize content efficiency
コンテンツの効率の最適化
2.3.1 Eliminating unnecessary downloads
不要なダウンロードを回避する
2.3.2 Optimizing encoding and transfer size
エンコードと転送サイズの最適化
2.3.3 Image optimization
画像の最適化
2.3.4 Web font optimization
ウェブフォントの最適化
2.3.5 HTTP Caching
HTTPキャッシュ

WebFundamentalの記事(日本語)に
2.3 Optimize content efficiency以下と同じ内容が掲載されています。
https://developers.google.com/web/fundamentals/performance/optimizing-content-efficiency/

学習ガイドの内容まとめ―03効果的なモバイル UX を作成する

モバイルサイトのユーザー エクスペリエンスとデザイン原則について学びます。
3.1 UX principles
3.1.1 Assess your mobile site
モバイルサイトを評価する
・モバイルサイトには3つの形式がある
詳細(日本語)
https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/
・サイトはGoogleBotがアクセスしやすいようにする必要がある
詳細(日本語)
https://support.google.com/webmasters/answer/182072
・テストツールを提供するWebページの紹介
https://testmysite.thinkwithgoogle.com/
https://webpagetest.org/

3.1.2 Learn what makes a good mobile site
良いモバイルサイトの条件を学ぶ

3.2 Mobile site design best practices
モバイルサイトデザインのベストプラクティス
3.2.1 Homepage and site navigation
ホームページとサイトの操作性
3.2.2 Site search
サイト内検索
3.2.3 Commerce and conversions
コマースとコンバージョン
3.2.4 Form entry
フォーム入力
3.2.5 Usability and form factor
モバイルサイトの特性と使いやすさ

マルチスクリーン対応の記事(日本語)に
3.2 Mobile site design best practices以下と同じ内容が掲載されています。
https://www.google.co.jp/think/multiscreen/whitepaper-sitedesign.html

3.3 Testing and measuring success
3.3.1 A/B testing
・GoogleOptimizeの紹介
・ABテストの紹介
下記の記事と同一の部分を含みます(日本語)
https://support.google.com/360suite/optimize/answer/7012154?hl=ja&ref_topic=6314903

3.3.2 Measuring success with Google Analytics and metrics to focus on
Google Analyticsと評価指標で、達成度を測定する

デモアカウント
https://support.google.com/analytics/answer/6367342?hl=ja

学習ガイドの内容まとめ―04高度なウェブ テクノロジー

4.1 Introduction to accelerated mobile pages (AMP)

4.1.1 What is AMP
AMPとは何か
下記の記事と同一です(日本語)
https://www.ampproject.org/ja/learn/overview/
4.1.2 How AMP works
AMPが動作する仕組み
下記の記事と同一です(日本語)
https://www.ampproject.org/ja/learn/about-how/

4.2 Introduction to progressive web apps (PWAs)
4.2.1 Why build PWAs
PWAのメリット
・ホーム画面に置く価値がある(通常のアプリと比べて遜色ない)
・ネットワークの状態にかかわらず動作する
・顧客との接点を増やすことができる(プッシュ通知などを使えるので)
・コンバージョン率を改善できる

4.2.2 Introduction to the app shell architecture
・app shell architectureとは
・データをアプリの基盤(最低限必要なロジック)やUIから分離する設計
・UIや基盤(最低限必要なロジック)は最初の読み込みの時、service workerにキャッシュし、必要に応じてデータだけを更新する
app shell architectureに関しては下記の記事が詳しいです(日本語)
https://developers.google.com/web/fundamentals/architecture/app-shell

4.2.3 Introduction to service workers
service workersに関しては下記の記事が同一です(日本語)
https://developers.google.com/web/fundamentals/getting-started/primers/service-workers

4.3 User engagement and APIs
常にユーザに使ってもらうようにするには起動画面などを設定して、より自然な使いごこちにする必要がある。
web app manifestファイルを用いてそれらが設定できる
web manifestに関しては下記の記事が詳しいです(日本語)
https://developers.google.com/web/fundamentals/engage-and-retain/web-app-manifest?hl=ja
4.3.1 Intro to web push and notifications
プッシュ通知については、下記の記事が同一です(日本語)
https://developers.google.com/web/fundamentals/engage-and-retain/push-notifications?hl=ja
4.3.2 Payment integration
Payment request APIに関して以下の記事が詳しいです(日本語)
https://developers.google.com/web/updates/2016/07/payment-request?hl=ja

感想

まだ標準的ではないが、Googleが先陣を切って推し進めている技術についての問題がガンガン出てきており、それらに正解しないと合格水準に達しません。

なので、AdwordsやAnalyticsの試験同様Google社が自社のプロダクトの理解を試す試験としての側面もあります。

しかしそれを差し引いてもモバイルサイトの基本的な制作知識を確かめるのに、ちょうどいい試験だとおもいます。
早く日本語になるといいですね。