マーケティングにつかえるウェブサイト向けの行動心理学 ｜ SiTest (サイテスト) ブログ

ユーザーの心理を理解することはマーケティングを実施する上で非常に重要です。
どのようなマーケティング施策を打ち出すべきか迷っているときや、改善のためにどうすべきか検討しているときには、行動心理学の効果を意識して利用するのがおすすめです。言葉の言い回しやユーザーが思わず反応してしまう見せ方など、マーケティングで使える行動心理学をご紹介いたします。

カクテルパーティ効果

自分に関係ある情報には、無意識に注意、関心が向くこと。

WEBサイトに訪れたユーザーに振り向いてもらうためには、サイトにユーザーが求めるコンテンツがあるということを示さなければなりません。
そこで、現在提供しているサービスに関して、より具体的に「誰向けであるか」を一目で分かるようにナビゲーションページを作成します。ユーザーは自分が対象になっているのだと受け取り、よりクリックをしてもらいやすくなります。

シャルパンティエ効果

大きさや重さの単位を変換することで錯覚が起こること。

シャルパンティエ効果はキャッチコピーによく使われる手法です。少し表記を変えるだけでユーザーに与えるインパクトは大きく変わります。

どちらも値段は変わらないのに、割引を重ねる方が安く感じるかと思います。これもシャルパンティエ効果を利用したコピーです。

バンドワゴン効果

多数に人気のあるもの、支持されているものに心が引かれてしまうこと。

人は、周囲の評判や流行によって安心や満足感を得たりすることがあります。周囲が「認めている」という実績を示すことによって、顧客は自分も信じて大丈夫だという安心感を抱き、商品の購入を検討してくれやすくなります。
ECサイトなどでよく見られるので、目にされたことも多いのではないでしょうか。

希少性の原理

数量や機会が限定されているものに心惹かれやすくなること。

期間限定や数量限定など、希少価値が高いとアピールする手法です。
例えば、エクスペディアの部屋検索には、検索結果のホテル情報と同時に「この料金の客室は残り1室」や「過去10時間に予約がありました」などが表示されているのも、希少性の原理をつかった手法といえます。
残りの部屋数とどのくらいの人がいつ予約したかを明確にすることで、ユーザーは早く決断しなければ予約が出来なくなってしまうといった心理に至りやすくなります。

色彩心理効果

色彩によって、ユーザーに無意識的な影響を与えるものです。

色彩が与える心理を理解しておけば、はじめの印象付けや、ターゲットに意図したメッセージを伝えやすくなります。

ストループ効果

同時に目に入る情報が干渉しあい、理解しづらくなるものです。

異なる情報を同時に受け取った場合、その情報を処理するまでに時間がかかります。例えば、赤という文字を青で書いた場合、インク色を理解するまでに時間がかかるわけです。
画像と文章をセットで使う時には、ユーザーを混乱させないためにもイメージを統一することが重要です。しかしながら、ホームページ上で強調したい部分がある場合は、この効果を用いて視線を留めるようなデザインにするといった使い方も可能です。

今回は、マーケティングで使える行動心理学についてご紹介しました。
他にもさまざまな心理学を用いた方法があり、それを知ることにより商品や画像コンテンツを効果的にアピールすることができます。
ウェブ上ではリアルでお客様と対面することはありませんが、私たちが相手にしているのはウェブページの先にいる人間です。心理学効果をうまく応用し、サイトや商品に興味を持ってくれるユーザーを増やしていきましょう。

【永久保存版】サイトの売上を上げる行動心理学28選！
http://liskul.com/wm_bpsychology28-3342

ウィキペディア　効果の一覧
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