マイクロコピーを改善してウェブサイトのコンバージョンを向上させよう
ウェブサイトでのコンバージョンを高めるための施策は色々とあります。
ページ構成やデザインの見直しとなると、それなりにコストや労力がかかってしまいますが、もっと小さな改善でもコンバージョンを向上させることは可能です。
今回は、効果的な「マイクロコピー」の作り方を実例を見ながらご紹介していこうと思います。
コピーライティングにも色々ある
サイトに訪れたユーザーの興味を継続させるために、ページのタイトルやメインコピー、サービスや製品の紹介文などにはすでに力を注いでいる方が多いかと思います。
ユーザーに適切な情報を伝えるため、また SEO の効果を高めるためにも、そうした目立つ部分のライティングはとても重要です。
一方、「マイクロコピー」はその名の通り、ごく短いテキストを指すものですが、コンバージョンを左右する力を秘めています。
例えば、ボタンのラベルやフォーム入力欄のヒントテキスト、エラーメッセージやプレースホルダーテキストなどが挙げられます。
一見地味な要素なので、あまり注意を払われていないケースも多いですが、適切なマイクロコピーはユーザー体験を向上させることができます。
ユーザーの心配を和らげる
例として、facebook のアカウント登録画面を見てみましょう。
よくあるアカウント登録画面に見えますが、いくつか効果的なマイクロコピーが配置されています。
まず、最上部の見出しの下に「無料でご利用いただけます。」というテキストがあります。
最初に無料であることを伝えておくことで「もしかして有料のサービス?」という不安を取り除くことができそうです。
「facebook が無料なことをあらためて伝える必要があるの?」と思われるかもしれませんが、初めてサービスを利用する人が訪れる画面であること、老若男女が対象のサービスであることを考えると明記しておく価値はあるのではないでしょうか。
次に目にとまるのが、誕生日入力欄の右にある「生年月日を入力していただく理由」というリンクテキストです。
これをクリックすると次のようなポップアップが表示されます。
ユーザーにとって、目的も分からず個人情報の入力を求められるのは気持ちいいものではありません。
用途の説明や、公開範囲の設定が可能であることを伝え、入力に対する心配を軽減させています。
最後はアカウント作成ボタンの上にある SMS通知に関する説明文です。
どこかのサービスに登録したことで、設定した覚えのない通知や、購読したつもりのないメルマガが届き、うんざりした経験をみなさんお持ちではないでしょうか。
あらかじめ、いつでもオプトアウト可能なことを示しておくと、アカウント登録に際してのハードルを少し下げることができそうですね。
マイクロコピー作成のポイント
短いテキストだからといって、効果的なマイクロコピーを作るのはそれほど簡単なことではありません。
コンバージョンを高めるためには、ライティングの際に気をつけておくべきいくつかのポイントがあります。
ユーザー本意であること
システムの使いづらさカバーするためや、想定外の操作に対する免責としてマイクロコピーを使うのは理想的ではありません。
ユーザーの不安を取り除いたり、サービス利用へのワクワク感を醸成することを意識しましょう。
技術的な専門用語を避ける
特定の業界や企業でのみ通じる言葉は思いのほか多いです。
そうした言葉を紛れ込まさないよう、誰にでも分かる平易な言葉遣いを心がける必要があります。
一度、家族や友人などに見てもらうと問題点が見つかりやすいです。
分かりやすく、はっきりと
良かれと思い、つい冗長な説明文を書いてしまうことがあります。
簡潔な文章は理解をスムーズにし、読み飛ばされる可能性を減らします。
そう簡単ではありませんが、明瞭かつ簡潔な表現を考えましょう。
ABテストで成果を測定する
新しいマイクロコピーを考えても、それが実際に改善につながるかどうかは試してみないと分かりません。
実施前後でどれくらい効果に差があったのかを測定するには、ABテストが有効です。
古いコピーと新しいコピーのコンバージョンを比較することで、新しいものを採用すべきなのか、もしくはまた別の案を考えるべきなのかが判断できます。
また、いきなり全ての訪問者に新バージョンを試すわけではないので、リスクを抑えることにもつながります。
SiTest のABテストであれば、別のHTMLファイルを用意せずとも、管理画面上から簡単にマイクロコピーのテストが可能です。
HTMLやCSSの知識不要でABテストの設定ができますので、興味を持たれた方はぜひ無料トライアルをお試しください。
また、 SiTest のABテストの詳細や設定方法・事例などは下記の記事でご紹介していますので、こちらも合わせてお読みいただければと思います。
・ABテストで始める成約率改善への道
まとめ
今回は、マイクロコピーの改善でウェブサイトのコンバージョンを向上するためのポイントをご紹介させていただきました。
ウェブマーケティングに関わりだして日が浅い方は、サイト改善のファーストステップとして。経験豊富な方はコンバージョン向上へのさらなる一手として、マイクロコピーの改善を検討してみてはいかがでしょうか。
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