Google AnalyticsとGoogle AdWordsの数値にはなぜ差異があるのか? | SiTest (サイテスト) ブログ

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Google AnalyticsとGoogle AdWordsの数値にはなぜ差異があるのか?

広告運用に携わる担当者様であれば、数値の違いが気になったことはありませんか?
Google AdWordsのレポート数値とGoogle Analyticsと数値がちがうのはわかっているけど、何故かまでは知らない。
質問を受けたけどうまく説明が出来なかった、という方はぜひ読んでみてください。

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Google AnalyticsとGoogle AdWordsの違い

まず、流入数に対する定義と目標到達に対する定義に違いがあります。
AdWordsとAnalytics数値比較

Google Analyticsの場合、流入数はユーザーがサイトの閲覧を開始したユニークセッション数となりますので、

1.日付が変わった
2.30分以上経った
3.参照元が変わった
など
上記のケースを除いて30分以内の訪問であれば何度閲覧しなおしても1セッションとして計測されます。
例えば、戻るボタンで一旦サイトを離れ、他のサイトを回遊した後にまた戻るボタンなどで戻り、それが30分以内で再びそのサイトを閲覧していた場合、あくまで1セッションとカウントされます。

極端な例になりますが、ユーザーのセッションが切れていない間(基本的に1訪問につき30分以内)に、ある広告を10回クリックした場合、Google アナリティクスでの数値は1セッション、リスティング広告では10クリックとしてカウントされ、数値の上では9クリックの差が出ます。

更に、リスティング広告においてはGoogle AdWordsによって無効と判断されたクリックがレポートから排除されるため、後日クリック数が減っているということが起こり得ます。
Google Analyticsにおいては基本的にセッション数が減ることはありません。

他にも、Google Analyticsをオプトアウトしているユーザーが広告をクリックした場合にも、Google AdWordsでのクリックはカウントされますが、Google Analyticsではデータを取得しないブラウザからのセッションとなり、こちらにはセッション数としてカウントされませんので、数値に差異が起こる可能性があります。

目標・トランザクション・コンバージョンの定義

目標・トランザクション・コンバージョンのそれぞれの計測方法の違いについては、Google Analyticsのヘルプページを元に、下記の表にまとめました。
AdWords_Analytics

他にも、電話コンバージョンの設定をしているGoogle AdWordsアカウントの場合、コンバージョントラッキングでのみ計測が可能で、Google Analyticsでは未対応です。
電話番号表示オプションを使用する場合、また電話発信バナーからの通話お問い合わせなどコンバージョンとしてカウントするケースではGoogle AdWordsのみコンバージョンが計測され、Google Analytics目標では計測されません。

Google Analytics:「コンバージョン(目標の完了数)」と「トランザクション」の違い

Google Analyticsの「コンバージョン(目標の完了数)」と「トランザクション」の違いは何でしょうか。
通販サイトでの購買を例に上げると、目標を商品購入(サンクスページURLに到達)としたときに、「コンバージョン(目標の完了数)」は訪問者のセッションが持続している間は何度購入完了しても1カウントです。
一方「トランザクション」については購入完了した回数だけカウントされます。

実際の例で考えると、とあるネット通販ショップでお気に入りのキャラクターのフィギュアを購入(サンクスページまで到達)したユーザーがいたとします。
観賞用と保存用として、やはりもう一体買っておこう、と思い返したユーザーは、もう一度サイトで同じ商品を購入しました。
セッションが持続していた場合、このユーザーの購買行動はコンバージョン=1、トランザクション=2でカウントされることとなります。

Google AdWords:「コンバージョンに至ったクリック」と「コンバージョン」の違い

「コンバージョンに至ったクリック」は広告をクリックしてコンバージョンとなった場合に1件としてカウントされ、cookieの有効期間内であれば何度コンバージョンに至っても1件としかカウントされませんが、「コンバージョン」はコンバージョンに至った回数すべてがカウントされます。
※「コンバージョンに至ったクリック」は廃止が決定しています。
「コンバージョンに至ったクリック」から「コンバージョン」への移行について

こちらも事例を考えてみましょう。
ユーザーがGoogle AdWordsの広告を経由して進学塾への無料体験教室に申し込みをしたとします。同時に夏期講習の資料請求を行い、志望校模擬試験の予約も行なった場合。(このとき無料体験・資料請求・模擬試験予約のそれぞれのサンクスページでコンバージョン計測をしているとします)

この時にカウントされる数値は、コンバージョンに至ったクリック=1、コンバージョン=3(無料体験:1件、資料請求:1件、模擬試験予約:1件の計3件)が計測されます。

最後に

こういった指標の違いを理解したうえで、全ての数値に対して計測していくのではなく、ビジネスの目的や内容によって参照すべき数値を設定することをおすすめします。
BtoB、BtoC、物販、サービス提供など、自社の業態に合った成果測定は何か、まずはどの数値をピックアップして追っていくべきかを決定し改善に役立てていくことが重要です。