形態素解析と検索クエリについて考えてみよう
検索クエリとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンを使ったときに、検索窓に打ち込んだ語句(単語、複合語、文章)のことを指します。
クエリ(query)とは「質問」という意味で、検索条件などデータベースに対する要求(問い合わせ)を文字にしたものがクエリです。
検索クエリとキーワード
検索クエリとキーワードはどう違うかというと、Google AdWordsのヘルプでは下記のように解説されています。
まずは、検索語句と検索キーワードの違いを説明します。検索語句とは、Google 検索や検索ネットワークのサイトでユーザーが検索した語句やフレーズのことです。一方、キーワードとは、AdWords の広告主様が設定した語句やフレーズのことです。
Google AdWordsヘルプ:検索語句レポートについて
(検索語句=検索クエリ)
例えば広告主が「ノートパソコン 比較」というキーワードを設定している場合、ユーザーが「ノートパソコン オススメ 比較」というフレーズで検索すると、検索クエリが入稿したキーワードと「部分一致」します。
ユーザーの検索した語句が設定したキーワードに含まれているため広告が表示され、検索クエリとしてデータが取得されることとなります。
Google Adwordsではどの検索クエリで広告が表示されたか、またどの検索クエリで広告がクリックされたかを管理画面で確認することができます。
Google Adwordsでは上記のように定義されていますが、Google Search ConsoleではWebサイトのページが検索結果に表示された際の単語・語句を検索クエリとしています。
こちらのエントリでも解説していますのでぜひご一読ください。
ユーザーが検索エンジンで入力して検索する単語やフレーズが「検索クエリ」、サイト運用者や広告主が検索結果にWebサイトや広告を表示させるために、狙って設定する単語や語句が「キーワード」ということになります。
形態素解析って?
検索エンジンは複数の単語からなる検索ワードや文章が入力された場合、構成している単語についてAND検索を行っています。
英語であれば個々の単語は空白で分かれていますが、日本語の場合はそうでない場合があるので入力された文章を単語の一つ一つに分解せねばなりません。
「大阪人気グルメ」でGoogle検索しても、ヒットするページに検索クエリ「大阪人気グルメ」と完全に一致する文章はありません。
(ディスクリプションのボールド文字を確認すれば、どの語句が引き当てられてるかがわかります)
これは、形態素解析により、「大阪」「人気」「グルメ」という個別の単語にとして、それぞれのキーワードでのAND検索が行われているためです。
リスティング広告の検索クエリレポートを見ていて、1語のキーワードで入札しているはずなのに不自然な場所にスペースが入っていることありませんか?
例えば「神戸市」であれば「神戸」と「市」に分かれていたり、これは、検索エンジン側が認識した語句のまとまりになります。
映画『シン・ゴジラ』のツイートをYahoo!テキスト解析WebAPIで分析してみよう!
こちらのエントリでは、Twitterの投稿内容についてテキスト解析をしましたが、これにも形態素解析の技術が使われています。
最後に
形態素解析がSEO、SEMに役立つか、というと検索エンジンがどのように検索クエリを処理するか理解することで、例えば文章のようなキーワードであっても分解して本文中に上手くキーワードを入れ込むことができます。
不自然にならない文章を作成するうえで、是非参考にしてみてください。
-
お問い合わせ
SiTest の導入検討や
他社ツールとの違い・比較について
弊社のプロフェッショナルが
喜んでサポートいたします。 -
コンサルティング
ヒートマップの活用、ABテストの実施や
フォームの改善でお困りの方は、
弊社のプロフェッショナルが
コンサルティングいたします。
今すぐお気軽にご相談ください。
今すぐお気軽に
ご相談ください。
(平日 10:00~19:00)
今すぐお気軽に
ご相談ください。
0120-315-465
(平日 10:00~19:00)
グラッドキューブは
「ISMS認証」を取得しています。
認証範囲:
インターネットマーケティング支援事業、インターネットASPサービスの提供、コンテンツメディア事業
「ISMS認証」とは、財団法人・日本情報処理開発協会が定めた企業の情報情報セキュリティマネジメントシステムの評価制度です。