Google AdWordsで価格表示オプションがスタート!クリック前の情報提供が更に激化
※2017年3月よりGoogle AdWordsの仕様変更があり、一部追記しています。(2017年3月3日)
先日ロンチされたメッセージ表示オプション続き、価格表示オプションもに日本語アカウントで設定が可能になりました。
日本のアカウントでも2016年7月には設定可能にはなっていたものの、今までは英語表示で日本円(JPY)設定が出来ず、正直使う機会がなかった価格表示オプション。ようやく日本円表示が可能になったので早速試してみました。
価格表示オプションとは
モバイル端末にのみ表示される広告表示オプションで、テキスト広告の下にカルーセルのように表示されます。
記載する表現はビジネスの内容によっても変わってきますが、サービスやアイテムごとの価格を情報として提供することが出来、表示欄をタップすることで直接ページ(ランディングページのリンクは任意に設定できる)に遷移することが可能です。
請求の仕組み
価格表示オプションがクリックされた場合には、通常のテキスト広告がクリックされた場合と同じ額が請求されます。
注意点
現時点では、価格表示オプションは掲載順位1位のモバイルテキスト広告にのみ表示されます。
また、他の様々な広告表示オプションとの併用が可能ですが、サイトリンク表示オプションのみ併用することが出来ません。
サイトリンクもサイト内の個別ページに直接誘導するのに非常に便利な機能でしたので、どちらを使うべきか悩むところです。
※2017年3月のGoogle AdWordsの仕様変更により現在ではテストとして他の広告表示オプションと併せて表示されるケースがあります。
Googleの方針としては共存させていくそうです。
また、モバイルのみ掲載されていた価格表示オプションは他のデバイスでも掲載される可能性があります。
参考:AdWordsヘルプ 価格表示オプションについて
日本でのフルローンチの予定は発表されていませんが、今後はデバイスを問わない広告表示オプションに変更されるとのことです。(2017年3月3日追記)
設定方法
広告表示オプションタブから価格表示オプションを選択します。
ほかの広告表示オプションと同様、赤い広告表示オプションボタンから設定します。
既存の設定がないので、新たに作成します。
言語設定で日本(Japanese)を選択し、訴求内容にあわせてタイプを選択します。
タイプごとの要件はAdWordsヘルプ「価格表示オプションの設定方法」に詳しく説明がありますのでご確認ください。
通過は日本のアカウントであればJPY(日本円)を選択し、
価格修飾子は必要に応じて使い分けます。
最低価格が設定されているようなサービスであれば「最低」を、逆に上限の設定があるようなサービスなら「最高」という修飾を価格の前につけることが出来ます。
入稿規定はヘッダー、広告文とも半角25文字(全角12文字)となっており、色々な価格を入稿してみましたが「¥9.2兆」が表示できる最高額でした。
ユニットには価格の単位を表示するためのものですが、表示なし、1時間、1日、1週間、1か月、1年と期間しか選択できません。
これはタイプを何で設定していてもすべて同じです。
また、1万円以上の価格表示については四捨五入されてしまうので注意が必要です。
19,800円で設定している商品などは結構多いと思いますが、これらは「¥2万」でざっくりと表示されてしまい、19,499円に設定すると「¥1.9万」と少ない金額で表示されてしまいます。
価格表示オプションは最低でも3つ、最大で8つまで追加することが可能で、それぞれ別のリンク先を設定できます。
設定が終了したらキャンペーン、あるいは広告グループにひも付けて完了です。
CTR向上に期待
今回日本語で表示が可能になった「価格表示オプション」はモバイルで1位表示を勝ち取らねばならないだけあって、視認性も高く非常に強力な広告表示オプションとなっています。
1位表示が条件となるため札単価が高騰することも十分考えられ、特に価格表示オプションを設定していない広告主にも影響が出る可能性もあります。
先行したアメリカでは本来の広告テキストの2倍以上、サイトリンク表示オプションよりも1.5倍以上のCTR向上があった事例もあり、
たしかにユーザーの検索行動に関連する広告が表示されて金額まで表示されていたら思わずタップしてしまうのもうなずけます。
最初に表示された金額がその後のユーザーの比較検討の基準になる事も考えられ、設定する商品・サービス・価格の表現をどうすると成果が得られるかを検証する必要があります。
四捨五入されてしまう表示の問題などもあり、表示のさせ方には工夫が必要です。
ユーザーの反応の良い設定見きわめるためテストを繰り返し最適化していきましょう。
自然検索では出来ない情報提供を
現在、Google AdWordsで設定できる広告表示オプションは
・サイトリンク表示オプション
・コールアウト表示オプション
・構造化スニペット表示オプション
・電話番号表示オプション
・メッセージ表示オプション
・住所表示オプション
・アフィリエイト住所表示オプション
・価格表示オプション
・アプリリンク表示オプション
・レビュー表示オプション
の9種類。
ぞれぞれ自然検索では出来ない大きな表示領域と、ユーザーに対して狙いを定めた訴求が可能です。
また、広告表示オプションの素晴らしいところは、それ自体に加算して広告費がかかる、ということのない料金設定と、逆にリスティング広告の単価を下げる(広告ランク向上に寄与する)、という好影響までが期待できるところです。
自然検索の表示結果だけでは訴求が物足りない、という場合には、Google AdWordsの広告表示オプションを思い出していただければと思います。
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