女子マーケッターと学ぶGoogleアナリティクス基礎講座その3「サイトの流入元を調べる方法」

第3回目を迎えた今回の Googleアナリティクス基礎講座は、サイトにどこから訪問があったかということを調べる方法を解説していきます。

まず、流入元を調べるには、「集客」レポートを見るとシンプルで分かりやすいです。
Googleアナリティクスの左にある項目欄から「集客」⇒「概要」の順でクリックしてください。

以下の円グラフでは主な流入元の割合が分かります。

チャネルとは、どこからアクセスしてきたかという流入経路のことです。
チャネルには、あらかじめ参照元が設定されています。
また実際に、どんなサイトからの流入かは下記の表を使って詳しく見る事ができます。

主な参照元は以下の４種類に分けられます。
・Organic Search
・Social
・Referral
・Direct

参照元を調べたいときは、集客レポートの中にある「すべてのトラフィック」⇒「参照元/メディア」の順でクリックしてください。

1.Organic Search　⇒　Google検索やYahoo検索などの検索

organicとは、検索エンジン経由で訪れた人です。
検索サイトで、キーワードを入力して検索を行い、
検索結果に表示された、広告以外のリンクをたどって来た、ということになります。

（例）「google / organic」＝「Google」を使って検索した人がサイトを訪れた、という意味になります。

google / organic　⇒　Google検索
yahoo / organic　⇒　Yahoo検索
search.smt.docomo / organic　⇒　docomo検索
auone / organic ⇒　au検索
rakuten ⇒　楽天検索
biglobe　⇒　BIGLOBE検索
goo.ne　⇒ goo検索
bing　⇒　Bing検索
ask　⇒　Ask検索

2.Social　⇒　FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア

Facebook
Twitter
Google+
Hatena Bookmark
FC2
Tumblr
など

3.Referral　⇒　Social以外のサイトからのリンク

例えば、Aさんのブログが、あなたのサイトを紹介する記事を書いて、リンクを貼ってくれたとします。
そのリンクをクリックして、あなたのサイトを人が訪れると、「ブログURL / referral」と表示されます。

4.Direct　⇒　特定の参照元サイトが無い場合のアクセス

別のWEBサイト以外から訪れた場合にDirectが表示されます。
ブックマークからの流入、URLを直接入力しての流入、さらにメルマガからの流入もDirectとしてカウントされます。

cpc

Googleアドワーズやyahooリスティングなど
有料で出稿している広告をクリックして、サイトを訪れた人です。

Paid Search

organicに対し、検索結果でも広告のほうをクリックしてアクセスされたときには、Paid Searchに分類されます。
ただし、自動的に分類されるのは、GoogleAdWords広告だけとなります。

参照元以外に分かること

同時にチャネルごとの直帰率、セッションといった「行動」、「コンバージョン」も把握することができます。

直帰率は、訪問した記事だけを見て、帰ってしまう割合です。
セッションは、俗に言うアクセス数のことです。
サイトに訪問したユーザーの延べ人数のことで、30分以内の再訪はカウントされません。
コンバージョンは、アフィリエイトリンクのクリック、お問い合わせ、資料請求、商品購入などの成約達成のことを指し、どういった経路を辿った場合にコンバージョンの目標成立とするのか、あらかじめ設定しておく必要があります。

「organic」や「referral」といった言葉が並んでいて難しそうに見えますが、それぞれ言葉の意味を知ることで、
訪問したユーザーがどこから来たのかが見えるようになります。
また流入元だけでなく、さらにどんなキーワードで検索されたのか、ユーザーの滞在時間はどうだったかなど、深く掘り下げていくことで、データから「人の動き」が見えてきます。
直帰率の数字だけでは分かりにくい、直帰している部分がどこなのか、SiTestのヒートマップ機能を活用して可視化すれば、さらにかんたんにサイト改善ができますので、ぜひご活用ください！

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