アクセス解析の重要指標「直帰率」「離脱率」を改善するためのポイント
ウェブサイトを運用していく上で、アクセス解析は大切です。
その中でもよく重要指標として登場する「直帰率」「離脱率」。
お問合せボタンがついているページや、EC サイトの注文ページなど、ユーザーアクションを促すページでの直帰率、離脱率が高い際には改善が必要になります。
改善対象となるページを洗い出す際の指標として、「直帰率」「離脱率」を確認していきましょう。
今回は、直帰が多いページの考えられる原因と改善するためのポイント、そしてに直帰率、離脱率の調べ方についてご紹介いたします。
直帰率・離脱率の違い
「直帰率」「離脱率」の違いはご存じでしょうか?
混同されやすい2つの指標ですがこれらは別物です。
●直帰率
直帰率とは、サイトに訪れた際の1ページのみを閲覧して、サイトから去ったユーザーの割合です。
この際、ページを閲覧した時間は一切関係ありません。
1秒でも、1時間でも1ページのみを閲覧後サイトを去ってしまうと直帰と記録されます。
●離脱率
離脱率とは、「そのページ来た人のうち、そのページを最後に去ったユーザーの割合」になります。
考えられる直帰の原因
ではまず、直帰されるページに考えられる原因を上げていきます。
・目的の情報がみつからない
=ユーザーが探している情報が目立っていない
・より詳しい情報へのリンクが見つからない
・申込や問合せの方法がみつからない
=目的の情報に誘導する要素に問題がある
・社名や問合せ先が明記されておらず、信用出来ない
改善ポイント
・目的の情報がみつからない
➡アクセスツールでよく検索されるキーワードを確認し、そのキーワードがすぐに見つかるようにデザインを変更する
・より詳しい情報へのリンクが見つからない
➡ユーザーの動線を意識してリンクだとわかるボタン設置など、コンテンツレイアウトを変える
・社名や問合せ先が明記されておらず、信用出来ない
➡詳細情報へのリンク、申込ページ、次のページへ、のリンクを分かりやすくするなどナビゲーションを見直す。
・社名や問合せ先が明記されておらず、信用出来ない
➡必ず社名や電話番号などお問合せ先は全てのページに入れる
特に、ユーザーアクションを促すページについては、上記の改善ポイントをクリアしているかユーザー視点から分析するのもひとつの手です。
検索結果の他サイトのページを見ながらコンテンツの文章を見直す
ページ内でユーザーに提供する情報やユーザーに求める行動を明確にする
直帰率を調べる方法
1 サイト全体の直帰率を調べる
Googleアナリティクスにログインし、左のメニューから「ユーザー」の中にある「概要」のページを開くと、下図のような画面が出てきます。
この数字が並んでいる部分でサイト全体の直帰率が見られます。
全体の直帰率を20~50%以下に抑えるのが一般的な目標です。
2 直帰率の高いページを確認する
続いて、左のメニューから「行動」の中にある「新規とリピーター」のページを開くと、
下記のようなページが表示されます。
「セカンダリディメンション」をクリックし、「ランディングページ」を選択します。
これで各ページの直帰率がわかります。
3 直帰率でソートする
「直帰率」をクリックすると、直帰率でソートされます。
上位にくるページから確認していきましょう。
4 検索エンジンから訪問したユーザーの直帰率を調べる場合
ページ最上部にある「すべてのユーザー」をクリックします。
新しいセグメントウィンドウが開くので、「すべてのユーザー」のチェックをはずし、「自然検索トラフィック」にチェックを入れ「適用」をクリックしてください。
検索エンジンからのユーザーのランディングページの直帰率が表示されます。
離脱率を調べる方法
1 サイト全体の離脱率を調べる
Googleアナリティクスにログインし、左のメニューから「行動」の中にある「サイトコンテンツ」をクリックし、下図のような画面が出てきます。
この数字が並んでいる部分でサイト全体の離脱率が見られます。
2 直帰率の高いページを確認する
続いて、左のメニューの「サイトコンテンツ」から「離脱ページ」をクリックします。
そして「セカンダリディメンション」をクリックし、「ランディングページ」を選択します。
これで各ページの離脱率がわかります。
3 離脱率を調べる
「上位の離脱ページ」が表示される。離脱数の多いものが重要なので、
これらの離脱率を調べましょう。
4 離脱率の高い順位にソートする
離脱率の高いページを確認するには、「離脱率」をクリックします。
すると、離脱率の高い順にソートされます。
離脱率が50%を超えている場合は、ページのインターフェイスに問題がある可能性があります。
さいごに
直帰率が高いときに考えられる原因とその改善ポイント、直帰率と離脱率を調べる方法についてご紹介いたしました。
直帰率・離脱率を、単に数値として確認して終わりにするのではなく、どうしてこのページは直帰率が高いのかを掘り下げたり、このページは離脱率が高いから動線やコンテンツを改善していきましょう。
また当社では Google アナリティクスによるアクセス解析サービスも提供しております。サイトの直帰率・離脱率を改善されたい方は、ぜひ以下ボタンから具体的なサービス内容をご確認ください。
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