カゴ落ちとは?防止対策と活用できるツールをECサイト担当者向けに徹底解説!
- ・カゴ落ちが多くて売上が伸び悩んでいる
- ・カゴ落ち対策をしたいけれど、何から始めれば良いかわからない
- ・カゴ落ち対策ツールの選び方や効果が知りたい
- カゴ落ちとはECサイトでカートに入れた商品を購入せずに離脱してしまうこと
- カゴ落ち率の計算方法と平均値
- カゴ落ちが発生する原因7点
- 購入プロセスごとのカゴ落ち防止のポイント
- 【フォーム入力前】カゴ落ち防止に効果的な対策6点
- 【フォーム入力時】カゴ落ち防止に効果的な機能4点
- 【離脱後】カートに商品を入れたまま離脱したユーザーにカゴ落ちメール配信
- カゴ落ち対策に活用できるツール3種
- カゴ落ち対策ツール導入の3ステップ
- カゴ落ちでよくある質問と回答
- ツール導入による効果的なカゴ落ち対策を検討しよう!
カゴ落ちとはECサイトでカートに入れた商品を購入せずに離脱してしまうこと
カゴ落ちとはECサイトでユーザーが商品をカートに入れた後で、購入手続きを完了せずに離脱してしまう現象です。カゴ落ちは「カート放棄」と呼ばれることもあります。購入意欲の高いユーザーがサイトに訪れたにもかかわらず、最終的な売上につながっていないため、カゴ落ちは大きな機会損失と言えます。
カゴ落ちがECサイトの売上に与える影響
- ・機会損失が発生する
- ・広告費や集客コストが無駄になる
- ・顧客獲得コストが増加する
- ・リピート購入の機会を逃す
- ・需要予測の精度が低下する
※ECサイトでそもそも商品がまったく売れていない、という場合はカゴ落ち以前に「商品の見せ方」に問題があるかもしれません。
以下の記事を参照されることをおすすめします。
» (外部サイト)ECサイトで商品が全く売れない原因と対策を元事業会社マーケターが解説
カゴ落ち率の計算方法と平均値
「カゴ落ち率」とはカートに商品を入れたユーザーのうち、実際に購入に至らなかった割合を示す指標です。カゴ落ち率は以下の計算式で求められます。
カゴ落ちが発生する原因7点
カゴ落ちが発生する主な原因は以下の7点です。
- ・送料や手数料が高い
- ・アカウント作成が求められる
- ・購入プロセスがわかりにくい
- ・支払い情報の安全性に対する懸念がある
- ・配送時間が長すぎる
- ・サイトのエラーやクラッシュが起きる
- ・決済手段の選択肢が限られている
送料や手数料が高い
アカウント作成が求められる
ユーザーが商品購入の際にアカウント作成を求められることも、ECサイトでカゴ落ちが起こる原因の一つです。ECサイトのアカウント作成には、個人情報の入力やパスワード設定などの手間が伴います。ユーザーが「商品を購入したいだけなのに余計な面倒が増える」と感じて購入を諦めることで、カゴ落ちが発生します。
ECサイトではアカウント作成を必須にせず、ゲスト購入を可能にすることもカゴ落ち対策として有効です。
購入プロセスがわかりにくい
- ・購入完了までのステップ数が多すぎる
- ・入力項目が多すぎる
- ・次のステップに進む方法がわかりにくい
- ・エラーメッセージの内容がわかりにくい
- ・戻るボタンがなく、前項目の確認がしにくい
支払い情報の安全性に対する懸念がある
支払い情報の安全性に対する懸念も、ECサイトでカゴ落ちが生じる原因の一つです。初めて利用するECサイトでは、クレジットカード情報などの個人情報を入力することに不安を感じるユーザーが多くいます。特に以下のようなECサイトは、ユーザーに不安を感じさせる傾向があります。
- ・会社情報や運営者情報が明記されていない
- ・URLが「http」で始まっており、SSL(https)対応をしていない
- ・デザインやレイアウトが古く、更新されていない印象を与える
- ・支払いページに見慣れない外部リンクやポップアップが表示される
- ・口コミやレビュー情報が極端に少ない
- ・問い合わせ先にメールアドレスしか記載されていない
- ・個人情報の取り扱いに関する明確なポリシーが表示されていない
配送時間が長すぎる
サイトのエラーやクラッシュが起きる
購入手続き中にECサイトでエラーが発生したり、サイトがクラッシュしたりするとユーザーは不安を感じ、購入を諦めてしまいます。特に決済処理中にエラーが生じると、ユーザーは「二重請求されるのではないか」「支払いだけ済んで商品が届かないのでは」という不安を感じます。
カートに戻れなかったり、入力内容が消えたりするようなECサイトの小さな不具合も、ユーザーにとっては大きなストレスです。数分かけて入力した情報がリセットされてしまい、ユーザーが購入意欲を失って離脱してしまうケースも多くあります。
ECサイトのトラブルによるカゴ落ちを防ぐためには、定期的なシステムメンテナンスやアクセス集中時の負荷対策が欠かせません。エラー発生時にはエラーメッセージをわかりやすく表示し、ユーザーが安心できる案内を出すこともECサイトの信頼維持につながります。
決済手段の選択肢が限られている
購入プロセスごとのカゴ落ち防止のポイント
ECサイトでのユーザーの購入プロセスを以下の3つの段階に分け、それぞれのカゴ落ち防止のポイントを解説します。
- ・フォーム入力前|購入意欲を維持させる
- ・フォーム入力時|購入手続きのストレスを減らす
- ・離脱後|購買欲を再喚起する
フォーム入力前|購入意欲を維持させる
フォーム入力時|購入手続きのストレスを減らす
購入フォームの入力時はユーザーが最も離脱しやすいポイントのため、カゴ落ち対策に特に力を入れる必要があります。購入フォーム入力時のカゴ落ち対策では、入力補助機能やステップ型フォームなどの導入によりユーザーの入力負担を軽減しましょう。
単に購入手続きを便利にするだけでなく、ユーザーに「安心して買える」というポジティブな印象を与えることがカゴ落ち対策のポイントです。購入フォーム入力の快適さは、リピーター獲得にもつながります。
離脱後|購買欲を再喚起する
【フォーム入力前】カゴ落ち防止に効果的な対策6点
フォーム入力前の段階でカゴ落ちを防ぐためには、以下の6つの対策が効果的です。
- ・パーソナライズによる訴求最適化
- ・AIレコメンドによる機会損失の防止
- ・インフルエンサー動画の活用
- ・商品ページで送料・在庫を明示
- ・限定クーポン・特典表示で購入意欲の促進
- ・ページ読み込み速度の改善
パーソナライズによる訴求最適化
- ・新規ユーザー向けの初回購入特典
- ・再訪ユーザー向けの限定クーポン
- ・会員向けのポイント還元情報
- ・閲覧履歴に基づく関連商品の提案
AIレコメンドによる機会損失の防止
AIレコメンドにはユーザーの興味に合った商品を提案することでサイト内での滞在時間を延ばし、購入につなげる効果があります。AIレコメンドの具体的な機能は以下のとおりです。
- ・閲覧履歴にもとづく関連商品の提案
- ・購入履歴にもとづくおすすめ商品の表示
- ・人気商品や新着商品の紹介
- ・他のユーザーが購入した商品の表示
インフルエンサー動画の活用
商品ページで送料・在庫を明示
ユーザーが購入時に知りたい情報を早い段階で提供し、意思決定を後押しすることも効果的なカゴ落ち対策の一つです。購入時のユーザーの不安を解消するために、以下の情報を商品ページに表示しましょう。
- ・送料の金額と無料になる条件
- ・在庫の有無と数量
- ・配送日数の目安
- ・返品・交換ポリシー
限定クーポン・特典表示で購入意欲の促進
- ・初回購入限定クーポン
- ・期間限定の割引クーポン
- ・送料無料の特典
- ・ポイント還元キャンペーン
ページ読み込み速度の改善
- ・画像の最適化と圧縮
- ・キャッシュの活用
- ・サーバーの強化
- ・不要なスクリプトの削除
- ・CDNの導入
【フォーム入力時】カゴ落ち防止に効果的な機能4点
フォーム入力時のカゴ落ち対策に効果的な、以下4点の機能を解説します。
- ・EFO(入力補助)でストレス軽減
- ・離脱防止ポップアップでリマインド
- ・ステップ型フォームで進捗を可視化
- ・外部決済サービスで手続きを短縮
EFO(入力補助)でストレス軽減
- ・郵便番号からの住所自動入力
- ・氏名からのフリガナ自動入力
- ・入力エラーのリアルタイム表示
- ・入力例の表示
- ・必須項目の明確化
離脱防止ポップアップでリマインド
ユーザーが購入フォームから離脱しようとする動きを検知し、ポップアップでリマインドすることもカゴ落ちを防ぐ効果的な方法です。具体的な離脱防止ポップアップの例は以下のとおりです。
- ・限定クーポンの提供
- ・送料無料の特典
- ・在庫僅少の通知
- ・購入のメリットの再提示
ステップ型フォームで進捗を可視化
ステップ型フォームは購入フォームの入力項目を複数のステップに分割して表示する機能です。ステップ型フォームには入力項目の多さによる圧迫感をなくし、ユーザーの心理的負担を軽減する効果があります。A/Bテストで、従来のフォームとステップ型フォームを比較したところ、コンバージョン率が10〜20%改善したという報告もあります。
» A/Bテストの基本とおすすめのA/Bテストツールを紹介!
ステップ型フォームの導入のポイントは、入力完了までの残りステップ数を明示し、現在の進捗状況を可視化することです。入力エラーを簡単に修正できる仕組みを取り入れれば、入力項目を一覧できないというステップ型フォームの弱点も補えます。
株式会社グラッドキューブが提供している「SiTest SMART フォーム」では1画面1項目のステップ型で、ユーザーに圧迫感を与えない購入フォームが構築できます。一般的なEFO施策実施済みのフォームと比較して、CVR10~20%改善した実績のあるツールです。
» ステップ型フォームで離脱率ゼロへ – SiTest SMART フォーム –
外部決済サービスで手続きを短縮
【離脱後】カートに商品を入れたまま離脱したユーザーにカゴ落ちメール配信
カゴ落ちメールの効果を高める方法を以下に分けて解説します。
- ・カゴ落ちメールの適切なタイミング
- ・カゴ落ちメールのパーソナライズ化
カゴ落ちメールの適切なタイミング
カゴ落ちメールのパーソナライズ化
- ・カートに入れた商品の画像を掲載する
- ・特典や割引を提供する
- ・購入のメリットを再提示する
カゴ落ち対策に活用できるツール3種
ECサイトのカゴ落ち対策を効率的に実施するためには、専用ツールの活用が効果的です。カゴ落ち対策に活用できる主なツールは以下の3種類です。
- ・カゴ落ちメール配信ツール
- ・決済フォーム改善ツール
- ・Web接客ツール
カゴ落ちメール配信ツール
- ・CART RECOVERY
- ・GENIEE ENGAGE
- ・Cuenote FC
決済フォーム改善ツール
決済フォーム改善ツールはECサイトの購入フォームの操作性を向上させるツールです。代表的な決済フォーム改善ツールは以下のとおりです。
- ・SiTest(サイテスト)/SiTest Engage(サイテスト エンゲージ)
- ・フォームアシスト
- ・EFO CUBE
- ・BOTCHAN Payment
Web接客ツール
- ・SiTest(サイテスト)/SiTest Engage(サイテスト エンゲージ)
- ・Sprocket
- ・Kaizen UX
カゴ落ち対策ツール導入の3ステップ
自社サイトにカゴ落ち対策ツールを導入する際は、以下の3つのステップで進めましょう。
- ・データ分析ツールでカゴ落ちの原因を特定する
- ・ツールを比較検討する
- ・導入後に効果検証をする
①データ分析ツールでカゴ落ちの原因を特定する
- ・離脱が多いページ
- ・フォームの入力完了率
- ・決済ページでの離脱率
- ・サイトの表示速度
- ・スマートフォンで閲覧した場合の操作性
②ツールを比較検討する
自社サイトのカゴ落ちの原因が特定できたら、次は対策に使用するツールを比較検討します。ツール選定の際は、以下の点を確認しましょう。
- ・料金体系(成果報酬型か月額固定型か)
- ・機能の充実度
- ・導入のしやすさ
- ・サポート体制
- ・他社の導入事例
③導入後に効果検証をする
- ・カゴ落ち率の変化
- ・コンバージョン率の改善
- ・平均注文金額の変化
- ・ユーザーの滞在時間の変化
- ・離脱率の変化
カゴ落ちでよくある質問と回答
カゴ落ち対策を進めるうえでよくある以下の質問に回答します。
- ・カゴ落ちメールは何回送るのが効果的?
- ・どのカゴ落ち対策を優先するべき?
- ・施策の効果はどのくらいの期間で判断する?
カゴ落ちメールは何回送るのが効果的?
どのカゴ落ち対策を優先するべき?
カゴ落ち対策の優先順位は自社サイトの課題によって異なります。まずはデータ分析を行い、自社サイトの具体的な課題を見極めましょう。購入フォーム入力時の離脱にはEFOツール、カート投入後にはカゴ落ちメール配信ツールなど、課題にあったツールを優先して導入してください。
施策の効果はどのくらいの期間で判断する?
ツール導入による効果的なカゴ落ち対策を検討しよう!
カゴ落ちは本来得られるはずの売上を失わせ、ECサイトに大きな影響を与えます。しかし、適切な対策を行えばカゴ落ち率を下げ、売上を伸ばすことが可能です。まずは自社サイトのどこで、なぜユーザーが離脱しているのかを把握し、課題に合ったツールを活用することがカゴ落ち対策の第一歩です。
「SiTest(サイテスト)/SiTest Engage(サイテスト エンゲージ)」は動画接客やパーソナライズ化を得意とし、カゴ落ち対策に効果的な機能を多数搭載しています。発行されるタグをサイトに設置するだけで簡単にSiTest/SiTest Engageの導入が可能です。カゴ落ち対策を検討中のECサイト管理者の方はぜひ導入をご検討ください。
ECサイトのカゴ落ち対策は、穴の空いたバケツを修復して「こぼれ落ちる売上」をしっかり受け止めるための重要な取り組みです。記事を参考に、自社サイトの売上向上に直結するカゴ落ち対策を検討してみてください。

記事執筆者
佐谷 建斗
株式会社グラッドキューブ
プロモーション統括本部 マーケティングDX 事業部
ゼネラルマネージャー
2017年にグラッドキューブに参画。SiTestをはじめとするSaaS事業のゼネラルマネージャーを歴任。主にBtoBにおける事業戦略などの上位レイヤーから、ユーザー行動解析・CRO・SEO/AIOでのマーケティング支援を得意としており、過去に担当した案件では Google Premier Partner Awards で「顧客成長部門」最優秀賞を2度受賞。直近の担当案件では「LLMO × 動画接客・AIアバター接客」によりCVR360%改善、ROAS1637%と事業成長へ貢献。
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