Watsonを使ったバーチャルアシスタント「マカナちゃん」とお話ししてみた。
「Watson」はIBMが開発している人工知能(IBMはWatsonをコグニティブコンピューティングと定義しています)ですが、その特長は非構造化データを分析して複雑な問いも理解し、解答(解決法)を提示してくれるところです。
その性能から、多くの企業でも導入が進んでおり、特にサポート・アシスタント業務ではかなりの実績があります。
新しいサービスに導入された際、早速試してみました。
Watsonの新しい就職先
Watsonがこのたび導入されることになったのが、JAL(日本航空株式会社)です。
JALが新たに導入したバーチャルアシスタントサービス「マカナちゃん」の”中の人”として、ハワイ旅行を検討している人や旅の悩みを相談したい人と対話し、適切な回答をしてくれます。
「マカナちゃん」とは
「マカナ」とはハワイ語でプレゼントの意味で、「マカナちゃん」はハワイ旅行の情報提供に特化したエキスパートシステムです。
、「IBM Watson」の自然言語の分類と対話技術を使って大量の情報を学習し、より精度の高い回答ができるようになっていきます。
サービス提供にあたり、コールセンターでの対応履歴やJALのもつ大量の旅行関連情報、JALと日本IBMの社員約1万人から集めた想定質問などを元に学習したそうです。
回答にはそれが適切であったかどうかをユーザーがフィードバックするためのアイコンがあり、チャットによる対話でさらに学習を続ける仕組みです。
早速話してみました。
ハワイで水族館にいくことができるのか、聞いてみたところ「アクアリウム」ではまだわからないものの「水族館」ではちゃんと知りたい情報を教えてくれました。
回答速度もかなり早く、ストレスを感じることはありません。
営業時間、入館料まで教えてくれて、情報量としては充分です。
レンタカーを借りて出かけたいけど、どうしたら良いのか教えてもらうことにしました。
レンタカーの質問に対してはバッチリの受け答えです。
しっかりしすぎているので、ちょっと意地悪な質問をしてみましたが、さすがに日立の樹については情報がないようです。
逆にマカナちゃんから質問を受けてしまいました。
問い合わせのユーザーがどの程度のモチベーションで、どのような旅を検討しているのかを理解して宿泊先を提案してきました。
なかなか営業上手です。
試してみて
基本的なハワイ旅行の情報や、想定問答による受け答えは万全です。
可愛らしいキャラクターも、楽しい旅のプランを相談しやすい感じで和ませてくれます。
私は今回はじめてWatsonを活用したチャットボットに触れましたが、サイトのFAQを探したり個別に検索するのに比べかなり簡単に情報収集が出来、ハワイにいく予定もないのについいろいろと相談してしまいました・・・
そして人工知能アシスタントの便利さと同時に、これからの検索ユーザーの情報収集の手段も変化していくのだろうと改めて感じます。
マカナちゃんはハワイ旅行のアシスタントという限定的な知識ですが、目的をはっきり持ったユーザーにとっては充分アシスタントとして有能と言えるでしょう。
マカナちゃんと対話できるのは2017年の1月10日までだったので、体験できなかった方もいるかもしれませんね。今後、サービスとして一般にローンチされるのを楽しみに待つこととしましょう。
SiTestでは、ディープラーニング(深層学習)アルゴリズムを採用した自動言語分類サービスを活用し、お客様からの質問に自動返信する機能を提供しております。
【PR】ディープラーニングアルゴリズムを採用し、お客様からの質問に自動返信する機能を追加
こちらも、ぜひ体験してみて下さい。
-
お問い合わせ
SiTest の導入検討や
他社ツールとの違い・比較について
弊社のプロフェッショナルが
喜んでサポートいたします。 -
コンサルティング
ヒートマップの活用、ABテストの実施や
フォームの改善でお困りの方は、
弊社のプロフェッショナルが
コンサルティングいたします。
今すぐお気軽にご相談ください。
今すぐお気軽に
ご相談ください。
(平日 10:00~19:00)
今すぐお気軽に
ご相談ください。
0120-315-465
(平日 10:00~19:00)
グラッドキューブは
「ISMS認証」を取得しています。
認証範囲:
インターネットマーケティング支援事業、インターネットASPサービスの提供、コンテンツメディア事業
「ISMS認証」とは、財団法人・日本情報処理開発協会が定めた企業の情報情報セキュリティマネジメントシステムの評価制度です。