【成功事例付き】LPOとは?実施するメリットと進め方、成功のポイントを解説!
- ・LPの成果がなかなか上がらない
- ・広告費はかさむ一方なのに、コンバージョンが増えない
- ・LPの改善方法がわからない
集客はできているけれど、LPからの申し込みが増えないと悩んでいませんか?LPからの申し込みを増やすには、LPOを積極的に進めることが大切です。しかし、具体的なLPOの進め方を知らないと、思うような成果を出せずコストと手間だけが増えてしまいます。
この記事ではLPOの基礎知識とメリット、具体的な手順、効率化するツールについて解説します。記事を読めば自社のLPの改善点がわかり、売上の向上が可能です。LPOとは、LPを改善してCVRを上げることです。LPOを成功させるにはA/Bテストを繰り返して、LPを改善し続けましょう。
目次
- LPOとはランディングページの最適化
- LPOとSEO・EFO・CROの違い
- LPOを実施する3つのメリット
- LPOの進め方とポイント
- よく実施されるLPO施策の例
- LPOを効率化するためのツール
- LPOを成功させるためのポイント
- LPOでコンバージョン率が向上した成功事例
- まとめ
LPOとはランディングページの最適化
LPOとはLP(ランディングページ)を改善して、ユーザーのCVR(コンバージョン率)を高める取り組みです。
広告運用において、LPの質は広告の成果に直結します。同じ広告でもLPのコンバージョン率が低いと、費用対効果は悪化してしまいます。
LPOの基礎知識として以下の内容を解説します。
- ■LPOの歴史
- ■LPの役割
- ■LPOがマーケティングで注目される理由
LPOの歴史
LPOはインターネット広告が一般的になるにつれて発展してきました。2000年代前半にA/Bテストツールが誕生し、データをもとにLPを改善していくLPOが注目され始めます。
Google Analyticsの普及により、LPOの精度が向上しました。2010年代に入るとスマートフォンの利用者が急増し、パソコンとは別にLPO対策が必須になりました。
近年では一人ひとりのユーザーに合わせて見せる情報を変える「パーソナライズ」の技術がLPOに使われています。AIを使ってデータを分析したり改善作業を自動化したりするツールも登場し、LPOはより高度で効率的な取り組みになりました。
LPの役割
LPの役割は、ユーザーに商品の購入や問い合わせといった特定の行動を取ってもらうことです。広告や検索結果など、LPは特定の場所からのユーザーを受け入れる専用の入り口です。LPはユーザーの注意を引きつけ、紹介したい商品やサービスの魅力を効果的に伝える必要があります。
しかし、LPの情報が多すぎるとユーザーは迷い、ページを離れる原因になります。目的のアクションへスムーズに導くための工夫がLPには欠かせません。LPにはマーケティング施策が計画通りに進んでいるかを確認する役割もあります。
LPOがマーケティングで注目される理由
LPOがマーケティングで注目される理由は、LPでコストや手間をかけて集めたユーザーのCVRを確実に上げたいからです。Web広告の世界は競争が激しく、ユーザーを集めるだけでは成果は出ません。LPのCVRを高めるためには、LPに来てくれたユーザーの期待に応える必要があります。
LPOによってLPの質を高めれば、ユーザーの満足度も向上します。アクセス解析ツールが進化して効率良くLPの改善が進められるようになったことも、LPOが注目されている理由です。
» 【最新版】おすすめLPOツール13選!導入メリットと選び方!
LPOとSEO・EFO・CROの違い
LPの成約率を改善する手法としてSEOやEFO、CROがあります。それぞれの違いを以下の表にまとめました。
項目 | LPO | SEO | EFO | CRO |
---|---|---|---|---|
主な目的 | LPのCVR向上 | 検索エンジンでの 上位表示とトラフィック増加 |
エントリーフォームの 入力完了率向上 |
Webサイト全体のCVR向上 |
対象範囲 | 特定のLPのみ | Webサイト全体 | エントリーフォーム | Webサイトやアプリなどの顧客体験全体 |
主な施策 | デザイン調整 キャッチコピー調整 CTAボタンの改善 A/Bテスト |
キーワード選定 コンテンツ作成 内部対策 被リンク獲得 |
入力項目の削減 リアルタイムエラー表示 入力支援機能の追加 |
ユーザー行動分析 A/Bテスト UI/UX改善 |
LPOとSEO 、EFO、CROの違いを以下の順番で詳しく解説します。
- ■LPOとSEOの違い
- ■LPOとEFOの違い
- ■LPOとCROの違い
LPOとSEOの違い
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略で、Webサイトが検索エンジンで上位表示されることを目指す施策です。LPOはLPの改善が主な目的ですが、SEOはWebサイト全体の改善に力を入れます。SEOの主な施策はキーワード選定やコンテンツの作成、被リンク獲得です。
SEOでサイトへのアクセスを増やし、LPOで訪れたユーザーを成果に結びつけるといった順序で改善に取り組みます。LPOとSEOは役割が違うため、両方の施策を理解して取り組むことが大切です。
LPOとEFOの違い
EFOとは「入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)」の略で、エントリーフォームを改善し、ユーザーの入力完了率を高める施策です。LPOによりエントリーフォームまでユーザーを導いて、EFOでユーザーが必要事項を入力するストレスを減らします。
EFOはコンバージョン率改善を目的としており、LPOの一部としてみなされる場合もあります。EFOではユーザーにストレスなくエントリーフォームを入力してもらうことが大切です。
LPOとCROの違い
CRO(コンバージョン率最適化)とは、Webサイト全体のCVR向上を目的とした施策です。CROではWebサイト全体の使いやすさを改善し、CVRを高めます。LPOはLPだけを改善しますが、CROではより広範囲に改善を進めます。
CROの主な施策は以下のとおりです。
- ・サイト内の移動しやすさを改善
- ・商品検索のしやすさを改善
- ・買い物かご機能の改善
- ・エントリーフォームのわかりやすさを改善
LPOを実施する3つのメリット
LPOを実施するメリットは以下のとおりです。
- ■CVRが向上する
- ■UXが向上する
- ■広告の費用対効果を改善できる
CVRが向上する
LPOに取り組めば効果的にユーザーの行動を促せるようになるため、CVRの向上につながります。ユーザーがページを見たときに「ほしい」と感じるLPを作ることがLPOでは大切です。LPOに取り組む際は、ユーザーが気になる情報を的確に届ける必要があります。
LPの見た目やボタンのわかりやすさも、LPOでは重要な要素です。LPの中にあるエントリーフォームを使いやすく改善すれば、ユーザーが迷わず商品を注文できます。LPのデザインを使いやすく改善すると商品購入や問い合わせに対する心理的ハードルが下がるため、CVRの向上が見込めます。
CVRを向上させるには、ユーザー目線でLPを改善することが重要です。
UXが向上する
LPOを行えばUX(ユーザーエクスペリエンス)が向上するため、ユーザーはストレスなく目的の情報にたどり着けます。ページの表示速度が上がりユーザーの離脱を防げる点も、LPOでUXを改善するメリットです。
LPOでUXを改善する方法は以下のとおりです。
- ・LPの表示速度を改善する
- ・LPをわかりやすいデザインにする
- ・LPに視覚的な要素を追加する
広告の費用対効果を改善できる
LPOによってLPを最適化すると、ページに訪れたユーザーが特定の行動を取りやすくなるため、広告の費用対効果が高まります。LPOを的確に行えば、少ない広告費で多くの成果が期待できます。無駄な広告を掲載するコストも、LPOによって削減可能です。
LPOを行うと広告の品質スコアが向上し、クリック単価が下がる可能性があります。LPOによって広告予算を有効に使えるため、利益率の向上も可能です。
LPOの進め方とポイント
LPOを進める手順は以下のとおりです。
- 1.目標の定義
- 2.KPI設定
- 3.調査・分析
- 4.仮説立案と優先順位付け
- 5.改善施策の実施とテストの実装
- 6.結果の検証
1.目標の定義
LPOを成功させるためには、達成したい目標を定義することが大切です。目標が定義されていないとLPを改善するポイントがわからず、LPOを効率的に進められません。LPOの目標を決める際は「SMARTの法則」の活用が有効です。
SMARTの法則とは、以下の単語の頭文字を取って名付けられています。
- ・Specific:具体的である
- ・Measurable:計測可能である
- ・Achievable:達成可能である
- ・Relevant:最終的な大目標との関連性がある
- ・Time-bound:期限が決まっている
SMARTの法則は達成可能な目標を設定するために使われるフレームワークです。SMARTの法則を使えば「今年は売上1,000万円達成に向けて新規顧客を30件獲得」などの具体的な目標を立てられます。
2.KPI設定
KPIとは目標を達成できたかどうかを測る具体的な数値目標です。KPIを設定すればLPOの目標達成までの道のりを数字で確認できるようになります。LPOでよく使われるKPIは以下のとおりです。
- ・CVR
- ・CTR(クリック率)
- ・直帰率
- ・離脱率
- ・フォーム送信完了率
- ・平均滞在時間
- ・スクロール到達率
KPIを設定すればデータにもとづいた客観的な判断ができるため、LPOを効果的に進められます。
3.調査・分析
LPOで成果を出すためには、LPの現状を正しく調査・分析することが大切です。LPOではLPの問題点や改善点を的確に把握する必要があります。LPの調査・分析を行う際に重要な要素は以下のとおりです。
- ・競合調査
- ・ページの読み込み速度
- ・ヒートマップ解析
競合調査
競合調査ではライバルとなる企業のLPを詳しく調べる必要があります。競合他社のLPのデザインやコピー、ターゲット層を調査すれば、自社のLPをより良くするためのヒントが見つかります。以下に当てはまる企業が競合調査の対象です。
- ・自社が出稿している広告キーワードに入札している企業
- ・自社サービスに関連性の高いビッグワードで検索して上位表示される企業
- ・比較サイトで自社サービスとともに紹介されている企業
競合調査では競合他社のLPのデザインやキャッチコピー、CTAボタンを分析して、自社のLPに生かせる部分を探します。入念に競合調査をしておけば、A/Bテストの設計もしやすくなります。
ページの読み込み速度
LPが表示される速度を調べて改善することもLPOでは大切です。LPの表示が遅いと、ユーザーはページから離脱するからです。Googleが公開しているWebサイトのガイドラインでも、ページの読み込み速度が重要視されています。
ページの読み込み速度を調査するには「Google PageSpeed Insights」の使用がおすすめです。Google PageSpeed Insightsでは、ページの読み込み速度向上のために改善すべき要素がわかります。
» Google PageSpeed Insights(外部サイト)
より詳しく知りたい方は以下のブログもご覧ください。
» 【プロが解説】コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?
» Google が考える最強のランディングページ
ヒートマップ解析
ヒートマップ解析とは、ユーザーがWebページ上でどのように行動しているか把握できる手法です。LPでよく見られている部分や離脱している部分がわかるため、改善点を発見しやすくなります。ヒートマップ解析を行うためには専用のツールが必要です。
SiTest(サイテスト)では5種類のヒートマップ解析機能と2種類の定量分析機能で、LP内のユーザー行動がわかります。SiTestを使えば複数の情報を一括で調査・分析できるため、効率良くLPOを進められます。
» ヒートマップとは?その種類とユーザー行動を分析してサイトを改善
4.仮説立案と優先順位付け
調査・分析の結果をもとにLPを改善するための具体的な仮説を立てます。LPO施策の仮説立案と優先順位付けについて、以下の順番で解説します。
- ・LPOに役立つフレームワーク
- ・優先順位付けのポイント
LPOに役立つフレームワーク
LPOで効果的な仮説を考える際に役立つフレームワークは以下のとおりです。
ステップ | 内容 | 活用できる手法・フレームワーク |
---|---|---|
自社サービスのマーケティング環境やユーザー像を分析する | 自社を取り巻く環境やユーザーの特徴を理解する | 3C分析 ペルソナ分析 カスタマージャーニーマップ |
コンバージョン改善のワークフローを明確にする | 現状分析・課題特定・施策立案・効果測定の流れを定める | SHIPメソッド |
精度の高い仮説を立案する | 施策の方向性を裏付ける根拠ある仮説を立てる | LIFTモデル ResearchXLモデル |
自社のユーザーを明確にするためにはペルソナ分析から始めましょう。フレームワークを活用すれば、LPでユーザーが商品やサービスを知ってから購入するまでの流れを順序立てて考えられます。
» LPOやCROに有用なフレームワークまとめ
優先順位付けのポイント
フレームワークを使って考え出した仮説に優先順位を付けて、最初に取り組むLPO施策を決めましょう。LPO施策の優先順位を付けるうえで重要なポイントは以下のとおりです。
- ・実施に必要な工数
- ・施策によって改善が見込める程度
- ・施策によって改善する可能性
優先順位の内容を定量的に評価するためのフレームワークとして「ICEスコア」や「PIEスコア」といった考え方もあります。ICEスコアやPIEスコアを活用すれば、LPO施策の内容をスコアリングして優先順位を決定できます。
5.改善施策の実施とテストの実装
LPOで効果がありそうな仮説を考えたら、実際にテストする段階に進みます。LPのデザインや文章を変更し、変更前と後で成果が変わるかどうかを確認しましょう。KPIを確認すれば、LPO施策の効果を正しく測定できます。
LPO施策を実施する際に注意すべきポイントを以下の順番で解説します。
- ・成果判断指標の計測設定
- ・テスト期間の設定方法
成果判断指標の計測設定
LPO施策のテスト結果を正しく測るには、正しい計測設定ができているかを確認しておくことが大切です。計測設定が間違っていると、LPO施策に効果があるのかどうかの正確な判断ができないからです。成果判断指標としては、CVRを設定しておくことをおすすめします。
成果指標はアクセス解析ツールやA/Bテストツールを使い、目標の成果が正しく計測されているか確認しておきましょう。
テスト期間の設定
LPO施策のテスト期間は、1〜2週間以上を目安にすることが一般的です。LPO施策のテスト期間が短いと、偶然の出来事に左右される可能性があります。LPO施策のテスト期間が長いと、改善するタイミングが遅れるため注意が必要です。
ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始にLPO施策のテストを行うと、通常と異なる結果が出る可能性があります。特別な期間がLPO施策のテストに与える影響も考慮し、テスト期間を設定することが大切です。テスト期間を適切な長さに設定すれば、LPO施策の効果を正しく判断できます。
» ABテストの最適な期間と期間を決める6つの要素
6.結果の検証
LPO施策のテストを実施した後は、結果をもとに検証作業を行います。LPO施策のテスト結果を検証すれば、次のアクションプランが決まります。テスト結果を検証する際、意識するべきポイントは以下のとおりです。
-
- 1.LPO施策の実施前と後で、どちらの評価が良かったか
- 2.なぜ指標が改善したか、悪化したか
- 3.次にどのような施策を実施するのか
結果の検証では、LPO施策の結果を丁寧に分析する必要があります。LPO施策は実行して終わりではなく、仮説検証を繰り返して改善していくことが大切です。LPO施策の結果を検証する方法としては、ヒートマップ解析が有効です。ヒートマップ解析を使えば、ユーザー行動の変化を一目で把握できます。
» 【ABテスト】有意差の考え方と結果の分析方法を解説!
よく実施されるLPO施策の例
よく実施されるLPO施策は以下のとおりです。
- ■A/Bテスト
- ■パーソナライズ
- ■EFO
- ■Web接客
A/Bテスト
A/BテストとはLPや広告などで2つの改善案を比較して、どちらが良い成果を出すかを検証するテストです。A/BテストではLPに訪れるユーザーをグループ分けして、異なるデザインや文章を表示します。最も反応が良い変更を確認できるため、A/Bテストでは効果的な改善策を選択可能です。
A/Bテストではボタンの色を変えたりキャッチコピーを変更したりして、各パターンの効果を測定します。CVRやCTRを測定して効果の高いパターンを採用すれば、A/Bテストの成果を最大化できます。A/Bテストで正しい結果を得るためには、十分なアクセス数とテスト期間が必要です。
» A/Bテストの基本とおすすめのA/Bテストツールを紹介!
パーソナライズ
LPOにおけるパーソナライズとは、LPを訪れた一人ひとりのユーザーに合わせて表示する情報やデザインを調整する施策です。LPでパーソナライズされた情報を提供すれば、ユーザーに目的の行動を取ってもらいやすくなります。
LPのパーソナライズを行うには以下の項目を調整する必要があります。
分類 | 内容 |
---|---|
属性情報 | ユーザーの年齢や住んでいる地域に合わせて、おすすめの商品やサービスを変えて表示します。 |
行動履歴 | ユーザーの検索履歴や検索キーワードなどのデータをもとに、関連性の高い広告を表示しましょう。 |
流入経路 | LPにアクセスしてきた経路をもとに表示するメッセージを最適化します。 流入経路が特定の広告からなのか検索エンジンからなのかによって、表示される情報を変えることが大切です。 |
使用デバイス | パソコンやスマホ、タブレットなど、ユーザーが使用している機器に合わせて最も見やすいようにコンテンツを表示させましょう。 |
訪問状況 | 初めてLPに訪れたユーザーなのか何度も訪れているユーザーなのかによって、表示する情報を変えます。表示させる情報として、特別なキャンペーンや割引をユーザーごとに出し分けることがおすすめです。 |
EFO
EFOとは、エントリーフォームを改善して申し込みや問い合わせを増やす施策です。エントリーフォームがわかりにくいと、商品に興味を持ったユーザーが途中で入力をやめてしまう恐れがあります。
基本的なEFOの施策には「リアルタイムエラー」などの入力支援機能の実装やフォーム項目の削除などがあります。
その他、EFOにおすすめの施策は以下のとおりです。
-
-
- ・項目を減らす
- ・必須か任意かを明示する
- ・入力ルールを明示する
- ・エラーを即時通知する
- ・郵便番号による住所の自動入力を実装する
- ・入力例を表示する
- ・ボタンを最適化する
- ・レスポンシブデザインに変更する
-
EFOによってエントリーフォームでのストレスを減らせば、ユーザーに最後まで情報を入力してもらえるためCVRが向上します。
» 入力フォームの完了率を改善する7つのポイント【EFO】
Web接客
Web接客とは、LPを訪れたユーザーに対して適切なタイミングで情報を提供するLPO施策です。LPでユーザーが疑問に思ったり次に何をすれば良いのか迷ったりしたときに、Web接客によって適切な手助けをします。適切にWeb接客をするとLPの離脱率が軽減され、 CVRの向上が可能です。
チャットボットを活用してユーザーのよくある質問に答えれば、Web接客の効果が高まります。画面上にポップアップを表示して、お得なクーポンや期間限定のキャンペーンに案内することもLPO施策として有効です。
LPOを効率化するためのツール
LPOを効率化するためにおすすめのツールは以下のとおりです。
- ■ヒートマップとユーザー行動解析ツール
- ■アクセス解析ツール
ヒートマップとユーザー行動解析ツール
ヒートマップとユーザー行動解析ツールは、LPに訪れたユーザーの行動を把握できるツールです。LPOを効率化するには、ヒートマップとユーザー行動解析ツールを活用する必要があります。
ヒートマップとユーザー行動解析ツールを使うメリットは以下のとおりです。
-
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- ・LPで改善すべきポイントがわかる
- ・LPの見られている範囲がわかる
- ・ユーザーが注目している部分がわかる
- ・ユーザーの行動履歴を動画形式で再生できる
- ・お問い合わせフォームで入力に時間がかかっている項目がわかる
-
ヒートマップやユーザー行動解析ツールはMicrosoft ClarityやMouseflow、Ptengineがあります。LPO施策を実施した結果、どのような効果があったのか確認する際にもヒートマップやユーザー行動解析ツールが役立ちます。
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールはLPに訪れたユーザーの情報を把握するために使います。アクセス解析ツールによってユーザーの基本情報や流入経路がわかるため、LPOに効果的な施策を考える際に役立ちます。無料で使えるアクセス解析ツールとしては、Google Analytics(GA4) が有名です。
» Google Analytics(外部サイト)
Google Analyticsを使えばユーザーの直帰率や離脱率、滞在時間などのデータも把握できます。アクセス解析ツールでユーザーのさまざまなデータを集めると、LPの問題点を発見しやすくなります。
LPOを成功させるためのポイント
LPOを成功させるためのポイントは以下のとおりです。
- ■A/Bテストを活用して継続的な改善をする
- ■明確なペルソナを設定する
- ■ユーザビリティを考慮したデザイン戦略を立てる
- ■LPOの継続的な改善サイクルを構築する
A/Bテストを活用して継続的な改善をする
A/Bテストを活用すればデータにもとづいてLPOを進められるため、効果的なCVRの改善につながります。LPOではA/Bテストを継続的に行い、少しずつLPを改善していくことが大切です。
A/Bテストを行う際は1度に複数の要素を変更するのではなく、1つの要素に絞ってLPO施策をテストしましょう。複数の要素を変更してLPO施策のテストをすると、どの変更が結果に影響したかわからないからです。変更する際はボタンやキャッチコピー、画像の配置を1つずつ決めてA/Bテストを行うことが有効です。
A/Bテストを繰り返せばLPの質が少しずつ高まり、継続すると最終的に大きな成果につながります。
明確なペルソナを設定する
ペルソナとは自社の商品やサービスを届けたい相手の具体的な人物像です。ペルソナを明確にしないと誰に何を届けたいのかが曖昧になるため、ユーザーに対する訴求が弱くなります。ペルソナは「広告の費用対効果に悩む中小企業の30代Web担当者」のように、人物像が想像できるように設定しましょう。
ペルソナを具体的に設定すれば、LPで相手に届ける言葉や情報が明確になります。
ユーザビリティを考慮したデザイン戦略を立てる
ユーザーが迷わないように快適なデザインのLPを用意すれば、 CVRを高められます。使いにくいデザインのLPだと、ユーザーはストレスを感じてすぐに離脱してしまいます。ユーザビリティを考慮したデザインのLPを作るポイントは以下のとおりです。
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- ・メニューやボタンの配置に気を配る
- ・レスポンシブデザインに対応する
- ・文字サイズや行間を意識する
- ・配色のコントラストを調整する
- ・CTAボタンを強調する
- ・ページの表示速度を速くする
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LPOの継続的な改善サイクルを構築する
LPOで成果を出し続けるには、継続的に改善していく仕組み作りが重要です。ユーザーの好みや市場のトレンドは常に変化するため、一度改善してもLPは最高の状態を維持できません。LPOでは定期的にLPの成果をチェックし、データにもとづいて改善点を探す必要があります。
LPOでは「分析→仮説立案→実行→検証」のサイクルを継続的に回し、LPを最適な状態に保つことが大切です。LPOの改善サイクルをチーム内で共有し、組織全体で取り組む体制を整えましょう。
LPOでコンバージョン率が向上した成功事例
LPOでCVRが向上した以下の事例を紹介します。
- ■株式会社 Sakaseru様の事例
- ■アヴァンス法務事務所様の事例
株式会社 Sakaseru様の事例
株式会社Sakaseru様は、オンラインでオーダーメイドの花を注文できるサービス「Sakaseru」を運営されている会社です。SiTestを活用してLPOを実施したところ、注文完了率が125%向上しました。
「Sakaseru」ではLPOを行う前、トップページの直帰率が課題となっていました。ヒートマップやSiTestのスクロールデータから、ファーストビュー以降の滞在時間が短いことが判明します。ファーストビューの次に設置するコンテンツを「オーダー事例」に変更したところ、注文完了率の改善に成功しました。
株式会社 Sakaseru様の成功事例の詳細は以下のリンクから確認できます。
» SiTestのヒートマップ解析とA/Bテストでサービスサイトの注文完了率が125%改善!
アヴァンス法務事務所様の事例
アヴァンス法務事務所様は過払い金請求や個人再生、自己破産などの借金問題の解決をサポートしています。アヴァンス法務事務所様は広告運用をしていく中で、LPの改善が課題となっていました。LPO施策の一環としてSiTestを使い、スマートフォンでのUI/UXを改善した結果、問い合わせ件数が向上しています。
SiTestのタッチアクションヒートマップでLP内を確認すると、ピンチアウト(拡大の動き)の動きが各所に見られました。SiTestのヒートマップ解析の結果をもとにLPのファーストビューの視認性を調整し、CVRが125%まで改善しています。
アヴァンス法務事務所様の成功事例の詳細は以下のリンクから確認できます。
» ヒートマップ×A/BテストでLPのコンバージョン数が125.1%向上
まとめ
LPOはLPを訪れたユーザーのCVRを高める重要な取り組みです。効果的なLPO施策を繰り返せば、Webサイト自体の使いやすさも向上します。広告を使って集客している場合でも、LPOによって費用対効果を高められます。
LPOで成果を出すためにはヒートマップやユーザー行動解析ツール、アクセス解析ツールでLPの現状を分析しましょう。LPOではA/Bテストを繰り返して、継続的にLPの質を高める必要があります。LPOの考え方や進め方を理解して、LPの成果向上を目指しましょう。
SiTestなら、ヒートマップの確認からA/Bテスト、LPOの改善までをひとつのツールで簡単に進められます。面倒な分析や検証もスムーズに行えるので、SiTestは施策の効果をすばやく高めたい方におすすめのツールです。
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