【これから始める】ネットショップ運営サービスはどう選ぶべき？

これからネットショップを開業しようとお考えの方や、趣味や副業などネットビジネスをやってみたいと言う方も多いのではないでしょうか
いちから通販サイトを立ち上げる知識も資金もない…という方に、専門的な知識がなくても手軽に始められることから「ネットショップ運営サービス」を利用される方が増えています。

１）楽天・Yahoo!ショッピングなど、大規模モール型ネットショップ
　モールに出店するのでデザインやシステムに制限がある場合も。
　出店費用・維持費は比較的高額になります。
　都会の一等地に店舗を構えるようなもので、その分集客力は期待できます！
　同じモールに競合店がひしめき合うので、商品力・価格でしのぎを削る覚悟も必要です。

２）独自ECサイト型ネットショップサービス
　独自ドメインで比較的少額から出店が可能で、ショッピングカートなど開設に必要なシステムが設定でき、モールと違ってデザインなども自由度が高いのが魅力です。
　ただし、集客のアイデアや手間ひまを惜しめばお客様に気づいてすらもらえず、閑古鳥が鳴くこととなります。

どちらがいいとは一概に言えるものではありませんし、両方とも活用されているケースも多いです。
現在ネットショップ開設をご検討中の皆様に、代表的なサービスについてご紹介したいと思います。

メイクショップ

年間流通総額No.1サービスです。
年間流通総額が一番ということはそれだけ1店あたりの売上高が高いということになります。
高機能なサービスとサポートを受けたいならまず検討すべきです。
初期費用：10,800円
月額使用料：0円～9,720円
サーバー費：不要
スマートフォン対応：プランあり

カラーミーショップ

導入店舗数No.1サービスと言われています。
ご利用になられているクライアント企業様も多く、やはり普及しているのだなという実感があります。
コストパフォーマンスと機能のバランスが良いのだと思われます。
・初期費用：3,240円
・月額使用料：900円～7800円
・サーバー費：不要
・スマートフォン対応：◯

ショップサーブ

通算流通総額No.1サービスなのだそうです。
通算流通金額が一位ということは、それだけ長く安定してサービスを継続している事になります。
初期費用：10,800円
月額使用料：4,930円～35,280円
サーバー費：不要
スマートフォン対応：プランあり

STORES JP

初期費用：無料
月額使用料：0円～980円
サーバー費：不要
スマートフォン対応：プランあり

BASE

初期費用：無料
月額使用料：無料
サーバー費：不要
スマートフォン対応：プランあり

サービスの特徴は様々ですので、ショップの規模や商品点数、ランニングコストなどから選ばれることと思います。
巨大モールに加盟出店するのでなければ、決してあきらめない気持ちで独自に集客してゆくことが大事です。
ネットショップを成功に導くためにはSEO、SNSでの拡散など無料で行えるものから、検索広告、ディスプレイ広告などの有料広告…できればソーシャル広告やアクセス解析などもしていきたいですね。

以前、せっかく開業したクライアント様のサイトがシステムの制約でタグ設置が出来なかった、というケースが有りましたので広告配信や効果測定の対応について、あらためて調べてみました。

メイクショップ
　Google AdWords：◯
　Yahoo!スポンサードサーチ：◯
　Yahoo!ディスプレイアドネットワーク：オンラインマニュアルに記載なし
　Facebook：オンラインマニュアルに記載なし
　Twitter：オンラインマニュアルに記載なし
　DSP：オンラインマニュアルに記載なし
　※クリテオと提携しておりデポジット無しで利用可能
　Google Analytics導入：◯
※サポート対象外のものについても”独自デザイン機能”より直接ページの編集が可能なので動作する可能性はあるとのこと。

カラーミーショップ
　Google AdWords：◯
　Yahoo!スポンサードサーチ：◯
　Yahoo!ディスプレイアドネットワーク：サポート対象外
　Facebook：サポート対象外
　Twitter：サポート対象外
　DSP：サポート対象外（一般的なjavascriptなどであれば設置は可能とのこと）
　Google Analytics導入：◯

ショップサーブ
　Google AdWords：◯
　Yahoo!スポンサードサーチ：◯
　Yahoo!ディスプレイアドネットワーク：◯
　Facebook：◯
　Twitter：プロモツイートは不可・セルフツイートは動作未確認
　DSP：
　クリテオ：◯
　マイクロアドBlade：◯
　スケールアウト：動作未確認
　ロジカド：◯
　Google Analytics導入：◯

STORES JP
　Google AdWords：非対応
　Yahoo!スポンサードサーチ：非対応
　Yahoo!ディスプレイアドネットワーク：非対応
　Facebook：非対応
　Twitter：非対応
　DSP：非対応
　Google Analytics導入：◯

BASE
　Google AdWords：◯
　Yahoo!スポンサードサーチ：◯
　Yahoo!ディスプレイアドネットワーク：BASE Apps（拡張機能）一覧に記載なし
　Facebook：BASE Apps（拡張機能）広告効果測定Appが該当
　Twitter：非対応
　DSP：非対応
　Google Analytics導入：◯

※全サービスで言えることですが、サポート対象外・非対応でも運営会社が推奨していないものの、設置してみると計測できるケースもあるそうなので、サービスお試し期間など使ってタグ設置をしてみるなど工夫してみてください。

広告配信の観点からいうと、ショップサーブの充実度が比較的高いですね。
また、メイクショップは標準でDSP（クリテオ）と提携しているなど、改めてハイエンドなサービスであることが伺えます。
そしてGoogle Analyticsにはいずれも対応していることからも、今やサイト運用・ネットショップ運営におけるアクセス解析は必須ということがお分かりいただけると思います。
商品を継続して販売し、ビジネスを拡大させるために、「集客」だけでなく「分析」という視点を忘れないようにしましょう。

広告配信を始めたタイミングで、何故かコンバージョンが計測できない…といった事が起きないよう、使用しているサービスと広告出稿したい媒体の適合を確認してみてください。