【Webマーケティング入門 #1】Webマーケティングとは?施策実施前に知っておくべき全体像と事前準備【動画解説あり】
WebマーケティングはWebマーケターやWeb広告運用者はもちろん、Webディレクター、Webデザイナー、ブロガー、YouTuberなど、Web関連の多くの職業に役立つ知識でありスキルです。
この記事では、Webマーケティング初心者の方やWeb関連の仕事に就職・転職を考えている方向けに、Webマーケティングの全体図について説明していきます。
目次
Webマーケティングについて
Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、Web上で商品・サービスが売れる仕組みを作ることです。
Webマーケティングの基本的な考え方は、「〇〇という施策をすれば売り上げが上がるのではないか?」などの仮説立てとその要因分析をWeb上で行うことです。
Webマーケティングの重要性
なぜWebマーケティングが重要なのか?
それはWebマーケティングは市場拡大の将来性があり、ビジネスの拡大・成長に繋がるからです。
例えば、ECの市場規模を見てみると、年々増加しておりDX化なども追い風となり盛り上がりを見せています。
その一方で、EC化率で見るとBtoC市場では8.08%、BtoB市場では33.5%しかありません。
EC業界においてもまだまだ伸びしろがあります。
上記のように、Webマーケティングの強化は、自社ビジネスを大きく成長させる重要な手段となります。
Webマーケティングの3つの基本施策
- ①集客(アクセス増加):質の高いアクセスを増やす
- ②接客(サイト最適化):見込み顧客を育成し成約へと導く
- ③再来訪(リピート率向上):顧客と関係を構築し継続を促す
①集客
実店舗・Webマーケティングに関わらず、まずはお客様を集める必要があります。
代表的な施策は、SEO(検索エンジン最適化)、SNS、インターネット広告などです。
この際、やみくもにアクセス数を増やすのではなく、売上に繋がる「質の高いアクセス」を集客できているかが重要です。
②接客
次にWeb上でもサイトに来たお客様を接客する必要があります。
代表的な施策は、LPO(ランディングページ最適化)、FEO(入力フォーム最適化)などです。
「見込み顧客を育成し、成約へと導く」ことが重要です。
Webマーケティングにおける接客の施策や方法の詳細は以下をご覧ください。
LPOとは?SEO、EFOとの違いや実践方法、コンバージョン率改善事例までまとめて解説!
③再来訪
最後に、一度来たお客様にリピートしてもらう必要があります。
代表的な施策は、メルマガ配信やリターゲティング広告などです。
「顧客と関係を構築し継続を促す」ことが重要です。
Webマーケティング戦略
戦略を立てるための方法
施策を行う前に事前準備が重要となります。
「どのようなお客様に、何を、どのように届けるのか」これを考えていくのが、Webマーケティングの基本戦略となります。
戦略を立てるために必要なことは「分析すること」です。
分析をしたうえで何をするかを決めないと、売上には繋がりません。
まずは分析を行い、現状把握をする必要があります。
この現状把握や事前分析に有効な方法が「フレームワークの活用」です。
分析に使う代表的な3つのフレームワーク
Webマーケティングのフレームワークには、外部要因の分析や内部要因の分析など、目的によって様々なフレームワークがあります。
ここでは、事前分析に有効な代表的なフレームワーク3つをご紹介します。
- ・PEST分析
- ・5フォース分析
- ・3C分析
PEST分析
PEST分析は外部要因の4つの単語の頭文字をとったものです。
自社を取り巻くマクロの環境要因に注目し、事業の戦略立案をする際に活用されます。
- ■Political(政治的要因):法律や条例や規制など政治行政のルールに関すること
- ■Economical(経済的要因):市場環境、経済成長や景気、物価、為替などの経済の動向に関すること
- ■Social(社会的要因):人口動態やライフスタイル、インフラなど需要の変化に関すること
- ■Technological(技術的要因):生産技術や開発技術、マーケティング技術などに関すること
PEST分析の詳細は以下をご覧ください。
【動画解説付き】PEST分析とは何か?書籍では語られないリアルな活用法!
5フォース分析
5フォース分析は5つの競争要因をまとめたものです。
競争環境を理解し、競争戦略の立案をする際に活用されます。
また、場所や時間に左右されやすいため、細かなバージョンアップが必要です。
- ■業界内競争:同業種がどの程度いて関係はどうか
- ■新規参入:現在競合ではない企業が参入する可能性
- ■代替品:業界が提供している商品以外にニーズを満たせるものはどの程度あるか
- ■売り手(調達先):原材料調達先はどの程度代替可能か
- ■買い手(顧客):顧客はどの程度スイッチしやすいか
3C分析
3C分析は3つの視点からマーケティング環境を分析するフレームワークです。
現状の課題発見や今後の戦略を練る時や、自社のビジネス環境を把握する際に活用できます。
- ■Customer(市場・顧客):規模、成長性、ニーズなど
- ■Corporation(自社):シェア、ブランドイメージ、技術力など
3C分析は単純でシンプルですが、全ての事業において重要なフレームワークです。
そのため、この記事では3C分析についてもう少し詳しく紹介します。
3C分析とは
Customer(市場・顧客)
市場分析
市場の規模や成長性を分析します。
市場の分析はインターネットを利用して簡単に確認できます。
市場の成長性は、キーワードプランナーやGoogleトレンドを利用して、キーワードのボリュームや検索頻度を把握します。
顧客分析
顧客の課題やニーズを分析します。
現状でお客様を抱えているのであれば、ヒヤリングするのが効率的です。
また、お客様を抱えていない場合はアンケートや街頭調査を活用します。
「市場・顧客」の分析方法としては、PEST分析や5フォース分析があります。
Competiter(競合)
競合分析
競合のシェア率や強み・弱みを自社と比較して分析します。
競合分析では、「自社がターゲットとしている顧客のニーズを同じ商品サービスで満たしている」直接競合だけでなく、「同じ形の商品・サービスでなくても、提供価値が同じ商品サービスを提供する」間接競合も把握します。
「競合」の分析方法としては、SWOT分析があります。
Corporation(自社)
自社分析
自社の強み・弱みや独自性を他社と比較して分析します。
自社と他社の違いを明確にして戦略を立てます。
「自社」の分析方法としては、SWOT分析があります。
3C分析で分かること
3C分析を行い、顧客が求めており、自社しか提供できない価値を発見します。
これは、事業のKSF(Key Success Facter:重要成功要因)になります。
3C分析について、更に詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
【スタートアップ必見】3C分析の手順やポイントとは?顧客・競合・自社の分析方法
まとめ
本記事ではWebマーケティングの全体図について解説しました。
Webマーケティングの基本的な考え方は、「〇〇という施策をすれば売り上げが上がるのではないか?」などの仮説立てとその要因分析をWeb上で行うことです。
また、Webマーケティング戦略を立てるには分析が重要です。
様々な分析手法がありますが、3C分析など戦略を決定する事前分析の目的は意思決定ではなく、KSFを導き出すことです。
そして、KSFを元にWeb上で実現したいゴールを設定し、具体的なWebマーケティング施策を決定していきます。
Webマーケティング初心者の方やWeb関連の仕事に就職・転職を考えている方のお役に立てれば幸いです。
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